ふりがな

ひらいしかみ2ごうふん 約1,400年前の石工の匠

遺跡名

平石上2号墳

所在地

高松市三谷町

時 代

 古墳時代後期

 説 明

 高松平野南端にそびえる日山,その東麓斜面に所在した。近くには,平石上1号・3号墳があり,ある程度のまとまりが認められる。2号墳は,上部が削られて畑地に埋没していたため,古墳があるとは思わなかった場所から発見された。
 横穴式石室を埋葬の主体部とする古墳であるが,石室は下半分しか残っていなかった。ところが,その石室は非常に特徴的だった。それは,地元産の日山右を板状にしたものを4枚床面に並べていたのである。日山石は柔らかく加工しやすいものであるが,わずか厚さ数cmに加工する技術は,約1,400年前の石工の技術の高さを雄弁に物語るものであろう。さらに,石室からは大量の須恵器とともに,装飾品である土玉や,鏃・馬具といった鉄製品も豊富に出土し,ある程度の有力者が葬られたこともわれわれに教えてくれている。

写真

図面

 

横穴式石室(古墳時代後期)  鉄製品・土玉(古墳時代後期)