歴史よろず庵   〜 平成14年11月掲載分

   本ページは平成14年11月15日発行の『広報たかまつ』に掲載したものです。


 

    奇妙なアメリカ文字〜ペリー来航のころの古文書〜

 『泰平のねむりをさますじょうきせんたった四はいで夜も寝られず』嘉永7(1853)年6月のペリー来航は、鎖国で安眠をむさぼる日本にとって大変な衝撃を与えました。
 今回の資料は、翌年のペリー再来のときにかかわる古文書です。といっても、江戸のさわぎの報を受けた大坂から、高松にその内容を伝達したときのものと思われます。遠く離れた高松でも、時代の変化に敏感にならざるを得なかったのでしょう。古文書には江戸からの急飛脚で知らせてきたとあります。正月の24日に江戸をたった情報は、2月3日には大坂に伝わり、同月11日高松に届いたものと思われます。情報ができるだけ早く国元に届くような仕組みになっていたようですが、現在とくらべると相当な時間がかかっています。
 また、この古文書には、ペリー来航の際に神社の石垣に刻んだと思われる、アルファベットらしきものを目撃した人がアメリカ文字として書きとめています。私たちから見れば当たり前に思えるアルファベットも、当時の人たちにとっては初めて見る奇妙なものだったことがうかがいしれます。
 この年の3月には日米和親条約が結ばれ、日本は開国へ大きく舵を切ることになります。

「古文書」(部分)

平成14年11月15日掲載


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