高松の方言  【や】の項


言  葉内       容

やいとび(年中行事)

二日灸(きゅう)。「灸日(やいとび)」。高松では,旧暦2月2日と,同じく8月2日に,灸をすえると,たいへん効能があるといわれ,江戸時代から明治の末頃まで,その風習が続いていた。

やがえ

転居・引っこし。「家替え」ということ。東京では,「宿替(やどがえ)」といっている。

やぎろしい

きたならしい。むさくるしく,清潔でないことをさしたものらしいが,語源ははっきりしない。

やけばた

火傷(やけど)。「焼け肌(やけはだ)」のなまりであろう。

やける

赤面(せきめん)する。恥しさやきまり悪さに,思わず顔を赤らめること,火照(ほて)らせることを,「炊ける」といったものらしい。

やこし

など。
例 「あれやこし(あれなど)。」

やしき(住居)

すまいの敷地(家,庭など)。これは全国共通語。高松では,どんな小さな民家でも,みんな,「おやしき」と呼んでいる。そこに,高松言葉の特徴があろうと思われる。

やってこます

やっつける・やりこめてやる。大阪の「やってこましたろ」,東京の「やっつけてやる」と同義。

やまめ

おとこやもめ。「やもめ」のなまり。正しくは,やもお(男)で,妻に別(生・死)れて,ひとり暮らしをしている男という意味。

やらこい

堅いの対語。「やわらかい」のなまり。

やりおる

やっている・している。「や(行)り」「居(お)る」の連語。

やんし

むやみ・やたら・無理。語源不明。



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第36項
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