高松の方言  【て】の項


言葉内容

てがう

からかう・あやす。

でがする

長もちする。「で」は「保つ」。東京では,「でがある」という。
例 「食べで」「燃やしで」

でこ

「木偶(でく)」のなまり。「でく」は,人形浄るりに使用する「人形の頭(かしら)」をいう。讃岐や淡路では,人形浄るりを「でこ芝居」といっている。

てこじょにおえん

手におえない・処置に困る。「梃子(てこ)でも動かない」ということ。「てこ」は,こうかん(槓杵)のこと。物を動かす棒状の金具である。

ですい

(いずみ)。出水(ですい)の意。ふつうに読めば出水も,いず(出)み(水)である。

てだこ

ちょっとした悪戯(いたずら)・じょうだん。「手出し」のなまりではないかといわれている。「てらこ」ともいう。

てだっていく

「連れ立って行く」のなまり。

てったい

「手伝い」のなまり。「手伝う」の場合は,「てつなう」という。

てのごい

「手拭(てぬぐ)い」のなまり。

てぶり

なにも持たない。「手振り」のこと。全国共通語の「手ぶら」は,この「手振り」の俗語。関東では,「空っ手(からって)」といっている。

でぼちん(人体)

ひたいの突き出している人。東京では「おでこ」という。

てまえ

先日・先頃。「あとには」ともいう。今日を基準とした場合,昨日も一昨日(おととい)も,先一昨日(さきおととい)も,さらに,それ以前も,「手前になる」といった考え方から,生まれた言葉であろう。「跡(あと)には」は,過去を示したものと思われる。東京では,「先(せん)立って」という。

でもの(病気)

腫物(はれもの)。「出物(でもの)」,つまり,皮膚の表面に出てくるという意味。一説には,全国共通語の「出来物(できもの)」の,「き」が省かれたものともいわれている。

てんが(農具)

「手鍬(てぐわ)」のなまり。

てんぐん

想像動物,「天狗(てんぐ)」のなまり。

てんご

子どもの悪戯(いたずら)。一説に,「手業(てごう)」「手わざ」のなまりではないかといわれているが,はっきりしない。

てんこつ

山の頂(いただき)。「巓骨(てんこつ)」「天兀(てんこつ)」の意味だろうという説もあるが,よくわからない。

てんでに

各自に。「てんでん」のなまり。

てんまる(玩具)

「手まり」のなまり。てんまりは全国共通語。



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第19項
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