高松の方言  【さ】の項


言  葉内       容

さぁけど

そうですが。「さぁ(そうだ)けど(けれども)」であろう。大阪の「そやけど」によくにている。

さいけ(農事)

田植え。接頭語の「さ」は「挿苗(さなえ)」のつづまり,「いけ」は「活(い)け」で,植えるという意味。

ざいご

田舎(いなか)。「在郷(ざいごう)」のなまりであろう。

さいさい

たびたび。「再々」の意。

さいな

そうですね。「さい」は「さよう」,「な」は「ですな」のつづまり。

さかいき

坊主頭(ぼうずあたま)に剃(そ)ること。昔の「月代(さかやき)」のなまり。現在使われることはない。

さかし

(さか)さ・さかしま。東京では,さかさまといっている。

さきのおとつい

一昨々日(いっさくさくじつ)。三日前の日。「先の一昨日(おととい)」のなまりである。

ささぎ(野菜類)

ささぎ(大角豆)。そのなまり。

ささない

「させない」のなまり。
例 「こちらの,いうとおりに,ささない。」

さしはま

雨下駄(あまげた)。替え歯(ば)のできるげたで,「差しは(箝)め」がなまったものであろう。なお大阪では「高げた」,東京では「足駄(あしだ)」という。

さっかわ

げたのつまかわ。「先革(さきかわ)」のなまり。

さっきゃく

気さくな・さっぱりした・いやみのない・ほがらかな。語源はわからない。

さどい

すばしこい。「敏(さと)い」のなまり。

さのぼり(農家の行事)

田植えの終わったあとの内祝い。「さ」は「挿苗(さなえ)」,「のぼり」は「植えあがり」のこと。手伝ってもらった人たちを自宅に招いて,祝宴を開く。高松地方のならわし。

さばらい(農村行事)

田植え後の農作祈願祭。田植えの終わったあと,夏越(なご)しから半夏生(はんげしょう)までの間に,氏神の神前でおこなう「挿苗祓(さばらい)」の神事。

ざまくな

見苦しい・乱雑な。「ざまく(態苦)」,見苦しいさまをいうらしい。



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第11項
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