高松の方言  【も】の項


言葉内容

もえる

増す・ふえる。「萌(も)える」こと。春の草木の芽ぐむさま,物ごとの増加にたとえたのではなかろうか。

もくれる

(おこ)る。「剥(む)くれる」のなまりであろう。東京では,「ふくれる」という。

もくれる

ささくれる。「捲(ま)くれる」のなまり。器物の先端が細く裂けたり曲ったりして,使えなくなった状態をいう。

もくり

「巻(ま)くり」のなまり。
例 「腕もくり」「裾(すそ)もくり」

もさぁっとする

気が利かない・あいそがない。「もっさりする」のなまりであろう。

もちゃそび

おもちゃ(玩具)。「持ち遊び」のなまり。

もって

ながら。
例 「話しもって,いこう(話ながら,行こう)。」

もっとい

元結(もとゆい)。そのなまり。「元結」は,日本髪に用いる,紙製蝋引(ろうび)きの紙ひもで,結髭のときに根元をかたく結びつけるもの。

もてん

耐えきれない・維持できない。「持てない」のなまり。

もば

漁師語の「藻場(もば)」。海草のあるところ,そこが,絶好の漁場ということ。海草そのものを,「もば」というところがある。

もぶす

(まみ)れさす。「まぶす」のなまり。
例 「粉(こ)をもぶす」。

もぶれつく

(もつ)れつく。そのなまりで,からみつく,まつわりつく,寄ってくる,つきまとう,などの意味に使われている。

もみない

うまくない・粗末(そまつ)な。「美味(うま)ない」のなまり。

もん

「者(もの)」のなまり。
例 「えらもん(偉者)」「よそもん(他所者)」

もんてくる

帰ってくる。「戻ってくる」のなまりであろう。



ボタン   ボタン   ボタン

それぞれにリンクを貼っています

第33項
イラスト