高松の方言  【き】の項


言葉内容

きしょくがわるい

いやな気持ちのこと。「気色(きしょく)が悪い」という意味。

ぎす(昆虫)

「キリギリス」をつづめたもの。関東では「ギッチョ」という。

ぎすい

強すぎる。「きつ(強)い」のなまり。
例 「ぎすい顔(きつい顔)」

きたな

いやな・気にいらぬ。「汚(きた)ない」ということ。だから,「いや」になり「気にいらぬ」というわけだろうといわれる。

ぎち

ひだり利(き)き。全国共通語の「左ぎっちょ」がつづまったものであろう。

きづつ

気立て。「気質(きしつ)」のなまり。

きどい

根気(こんき)がいる・気長い。「気遠(きどお)い」のなまり。

きなりぼうなり

愛想(あいそう)がない・木偶(でく)の坊。「木で造った人形(木偶)」のようだということ。東京では,「木念仁(ぼくねんじん)」と,不愛想な人を指す言葉がある。

きにょう

「昨日(きのう)」のなまり。別に「きんにょ」ともいう。

きびしょ

「急須(きゅうす)」のなまり。茶びんのこと。全国共通語。

きぶい

けわしい。「きびしい」のなまりという説があるが,はっきりしない。

きまい

来てください。督促(とくそく)的なふくみ言葉である。

きゃくそがわるい

不愉快で腹立たしい。大阪言葉の「けたくそがわるい」がなまったものらしい。東京では「胸くそがわるい」。

ぎょう

吐き気(はきけ)。関東では「げろげろ」。略して「げろ」ともいう。状態を形容した言葉で,讃岐言葉でもそれに近いもの。

きょうとがり

臆病者(おくびょうもの)。「きょうとい」ともいう。恐れることを「きょう」と音読みに発音したのではあるまいか。

きょうことさめ

びっくりする。はっきりした語源はわからないが,一説には,「驚事(きょうこと)」で,接尾語の「さめ」には意味がないといわれる。

ぎょくらん(植物)

木蘭(もくらん)。俗に木蓮(もくれん)ともいっている。大和本草には,玉蘭花とみえている。なお,高松では,白もくれんを「ぎょくらん」,紫もくれんを「もくれん」といっているところがある。

きよめ

むつき(おしめ)。「汚(よご)れ」に対して,「浄(きよ)め」と呼んだらしい。

きりぶさ(人体)

かかと。「踵(きびす)」から出たものであろう。

きりまし

手順(てじゅん)・手ぎわ・かいがいしく。「きり回し」のなまり。

きりもん(衣服)

衣類。「着るもの」のなまり。

きれたまなし

間断なく・ぞくぞくと・ひっきりなし。とぎれた間(ま)なしであろう。

きわり

(おの)。木割り。

ぎん

税金。税を略し,「金」を「ぎん」といったものであろう。

きんにょ

昨日(きのう)。そのなまり。



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第07項
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