高松の方言  【へ】の項


言葉内容

べいすけ(魚類)

あなご(海鰻)。語源不明。

べかこ

赤目(あかめ)。俗にいう「あかんべい」のこと。「べかんこう」のつづまり。

へぐ

(は)ぐ。そのなまりであろう。関東では「へがす」という。

へけらかす

見せびらかす。別に「ひけらかす」,「へけらす」などともいっているが,語源はよくわからない。

へこさか

反対。さかさまということだろうが,語源ははっきりしない。

へざしぶり

「久しぶり」のなまり。

へしゃげる

(つぶ)れる。「へしゃ」は「平(ひら)たく」,「げる」は「壊(こわ)れる」という意味。

へずり(植物)

はこべ。西讃では,「ひずり」といっている。この草は,大地をはうように生いしげる習性があるので,「へずり(辺摺り)」の名が起こったといわれている。

べた

どろ(泥土)。どろのねばりつく状態の「べたつく」のつづまり。

へたる

弱わる・疲れて動けない。「へたばる」のつづまり。

へち

(はし)・隅(すみ)。「縁(ふち)」のなまり。

へちゃこちゃ

あべこべ。「へっちゃこっちゃ」と発音する人もある。正常でないこと。「変な,こっちゃ」がつづまり,なまったものであろう。

べったり

不断(ふだん)に・絶え間なく・いつも。「延(の)べつ,やたら」の連接語がつづまったものだろうといわれている。

へってくらい

横着者・怠け者。「へつらい」をよりどころとしているというが,よくわからない。

へなげな

つまらない・ばからしい・なんでもない。「屁(へ)な,気(げ)な」,つまり,「屁のようなこと」といったものであろう。

へなごにゃ

反対・逆(さかさ)・あべこべ。「へちゃこちゃ(別掲)」と同義で,変なこっちゃということ。

へなぶる

軽蔑(けいべつ)する・ひやかす・冷評する。「へ」の接頭語には意味がなく,「なぶる」ということであろう。

べべんこ(動物)

子牛(こうし)。アイヌ語の「ベコ(子牛)」がなまって伝わったものであろう。

べろこ(魚類)

べら(遍羅)。「こ」は,接尾語である。

へらこい

ずるい。語源不明。一説には,「はらぐろい」のつづまりともいわれている。

へんちき

片意地・がんこ。「へんくつ」のなまり。

へんば

えこひいき・不公平・不平等。「へんぱ」のなまり。



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第29項
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