タイトル
屋島

那須与一図

那須与一図
資料データ
浮田一恵筆 一幅
絹本著色
縦98.4 横35.5(cm)
江戸時代後期

 浮田一恵(1795〜1859)は,江戸後期の絵師。名は可為。豊臣を称し,一恵斎・昔男精舎などと号した。田中訥言(当時沈滞していた大和絵の復興に努力。復古大和絵派の祖)に師事した。勤王討幕の志士として活動し,安政の大獄の際に捕らえられ,出獄後間もなく没した。
 本図は,屋島合戦ハイライトのひとつ「扇の的」を描く。
 屋島での激しい戦いも,日暮れの訪れとともにその一日が終わろうとしていたとき,平氏は小船を一艘沖より差し出してきた。見ると,美しい女人が扇を立て,手招きをしている。これは「射よ」ということなのだろうと,義経は弓の名人那須与一に射落とすこと命じた。若い与一は両軍が見守る中,この大役に決死の覚悟で矢を放ち,見事扇は海に散って,両軍の喝采を浴びたのであった(「那須与一」『平家物語』第11巻)。



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