タイトル
屋島

牟礼高松図

牟礼高松図
資料データ
土佐光祐筆 一幅
絹本著色
縦39.8 横55.0(cm)
江戸時代中期

 筆者の土佐光祐(1675〜1710)は,江戸中期の絵師。初め光高という。土佐家を再興して,桃山時代から江戸時代初期にかけて,土佐派が失っていた宮廷絵師所領の地位を復活させた土佐光起の孫にあたる。元禄9年(1696)12月に,正六位下に叙せられ,左近衛将監に任ぜられた。この官位にある時に,光高から光祐へと改名している。光祐は36歳と短命であったためか,現存作品は少ない。
 本図は,屋島合戦を目前にした義経が,牟礼の海岸から高松の方を眺めたという義経伝説のひとつに題材をとっている。義経は,「平氏の軍勢は一体どのくらいであろうか」とでもいうような思案顔である。描線は土佐家の家風を守った筆致で,緻密かつ丁寧な彩色が施されている。



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