タイトル
屋島

牛若丸弁慶図

牛若丸弁慶図
資料データ
鶴沢深真筆 一幅
絹本著色
縦84.8 横49.8(cm)
江戸時代末期〜明治時代

 筆者の鶴沢深真(1834〜93)は,江戸末期から明治の絵師で,名を守保という。江戸時代狩野派の有力な絵師狩野探幽の弟子のひとり,鶴沢探山の後裔にあたり,御用絵師鶴沢探龍守照の子として京都に生まれる。父に狩野派を学び,宮中に伺候,明治に入ってからは,教部省・勧商局・商務局・博物局等に出仕した。
 本図は,弁慶が五条橋で太刀を強奪していたのを,牛若丸が懲らしめて家来としたという説話に取材している。画面に描かれた牛若丸は,白い着物を着て高下駄を履くといった稚児姿をしているが,実は衣の下に甲の腹巻を着けており,ただ者ではないことを示す。場面は,長刀を振りかぶった弁慶を,牛若丸が身をよじってかわそうとしている一瞬である。



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