タイトル
屋島

玖理伽羅谷合戦

玖理伽羅谷合戦
資料データ
勝川春亭筆
大判錦絵三枚続
縦39.2 横76.8(cm)
江戸時代
寛政10年(1798)〜
文化元年(1804)

 勝川春亭(1770〜1820)は,江戸後期の浮世絵師。勝川春英の門人で,松高斎・柳々斎他の号を持つ。美人風俗画・役者芝居絵・武者絵など各種を描いて錦絵界に名を知られたが,大成したとは言えない。
 本図は,木曾義仲率いる源氏勢と,平氏勢との戦いの名場面のひとつ,「倶梨伽羅落」(『平家物語』第7巻・『源平盛衰記』第29巻)を描いている。「倶梨伽羅落」とは,寿永2年(1183)5月,義仲の一計により,深くて急な越中倶梨伽羅が谷(現,富山県)近くで日が暮れるのを待って,平氏の大軍を襲ったというもの。逃げ惑う平氏勢は暗くて周りがよく見えないため,皆諸共に谷へ追い落とされて,見事源氏は大勝をあげたのであった。
 本図は,重なり合って岸壁を落ちていく平氏の軍勢,落ちてきた人々にとどめをさす巴御前と手塚光盛,そしてそれらを見守る大将木曾義仲の一行という構成となっている。



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