タイトル
屋島

源平合戦図屏風

源平合戦図屏風(右隻)
源平合戦図屏風(右隻)
資料データ
六曲屏風一双
上段/右隻・下段/左隻
筆者不詳
紙本金地著色
各隻/
縦71.2 横247.1(cm)
江戸時代前期

 源平合戦図屏風とは,『平家物語』中の戦記関係にもっぱら取材し,主に宇治川から一の谷,さらに屋島や壇の浦に及ぶ数々の戦闘場面を図絵化したものである。桃山時代以降,江戸時代後期に至るまで盛んに制作された。
 一双でまとまった構図をとる本図は,右隻に一の谷合戦を,左隻に屋島合戦を描き,両隻の画面は瀬戸内海によって結ばれている。数々の名場面は,右隻右上端の老馬を追う義経勢に始まって,左隻第三・四扇上部の牟礼・高松間の野山で眠る源氏軍におよび,その間には様々なエピソードが賑やかに展開する。
 決して大きいとは言えない本図であるが,金雲を巧みに配した結果,空間的な隔たりや時間的な移りゆきは見事に処理されて画面の転換が容易となり,数多くの内容を描き込むのに成功している。
 本図には,大量の人馬・船が登場するが,いずれも細部まで緻密に描かれており,落款・印章は無いものの,狩野派系絵師の作と推定される。



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