壱 鬼が島とオオテ・女木丸山古墳
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![]() 鬼の燈台 |
![]() 女木島の春 ![]() 洞窟の内部 ![]() おにの館 ![]() 柱状節理 |
高松市の中心市街地の沖に浮かぶ女木島の通称。 頂上には延長約四百メートルの洞窟があり,桃太郎伝説に登場する鬼の棲家とされる。洞窟の中には,大広間,財宝の隠し場所等,様々な個所があり訪れる人の関心を集めている。 橋本仙太郎(1890〜1940)は研究を続けていた桃太郎伝説について,昭和7年に冊子を発表した。 それによれば,その昔備讃瀬戸の島々を根城にし,海上を荒らし回った海賊を征伐した,第七代天皇・孝霊天皇の第八皇子・稚武彦命(わかたけひこのみこと)が,桃太郎であるとされている。 なお,洞窟の出口上には,高松市の天然記念物に指定された柱状節理の奇観を見ることができる。 女木島は,多くの桜が咲くことでも知られ,また,洞窟のある山・鷲ヶ峰の山頂展望台は,瀬戸内海を三百六十度見渡せる高松市内屈指のビューポイントでもある。 また,女木港には「鬼が島おにの館」があって,全国各地の鬼に関する資料を展示している。そして防波堤に立つ鬼の燈台も見ものである。 |
![]() オオテ ![]() オオテと道 |
高松市女木町に築かれた防風のための石垣。 女木港周辺では,冬になると季節風は潮まじりの霧状の風となって吹き付ける。これを防ぐために,海岸沿いに高さ3〜4メートル,幅1メートル余りの石垣が各家毎・連続して築かれている。これを大手(オオテ)といい,女木島独特の景観をつくりだしている。 石垣に利用された石材には,女木島・鷲ケ峰に産する玄武岩の他,花崗岩等の石材もあり,その築造方法にも違いが認められるなど,造られた年代差もあるようである。このことからも当初から現在の姿となったのではなく,修築等を繰返し,現在の姿となったのであろう。 しかし,その石垣も近年の住宅の近代化,海浜工事等によりその姿を変えると思われる。そういったことから生きている石垣と言えよう。 |
![]() 女木丸山古墳・墳丘 ![]() 墳丘から屋島を見る |
女木島に所在した古墳時代中期の古墳。瀬戸内海を東西に見渡せる,見通しの良い場所に造られている。おそらく円墳であろう。 昭和39年(1964)の登山道建設に伴う緊急発掘調査では,墳丘の中心部より長さ2.8メートルの箱式石棺が発見され,その内部からは金製垂飾付耳飾(きんせいすいしょくつきみみかざり)一対が,鉄鎌等の鉄器とともに発見された。 金製垂飾付耳飾は県内唯一の出土例で,その起源が南部朝鮮半島と関係するとの指摘もあり,同古墳の主が瀬戸内海を越えて,朝鮮半島まで交流の輪を広げていた可能性が高い。 そのことからも,女木丸山古墳に葬られた人物は,海上交通に深く関わっていたと推定される。 丸山を円山と表記する場合もある。 |
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