高松市公式訪問団　セント・ピーターズバーグ市及びエルバートン市　訪問（令和5年10月4日～10月10日）

　高松市とセント・ピーターズバーグ市は、1961年（昭和36年）に姉妹都市提携を締結し、令和3年度に提携60周年の年を迎えました。本来であれば、この年に公式訪問団を派遣し、60周年のお祝いをする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響による海外渡航制限などの理由により、延期しておりました。
　令和5年度においては、新型コロナウイルス感染症が、一定の収束を迎えたことから、共に姉妹都市提携60周年を祝うとともに、今後の交流の一層の充実につなげるため、延期していた公式訪問団を派遣しました。
　また、この機会に、合併前の旧牟礼町と、互いが「石の産地」ということから姉妹都市提携を結んでいた縁で、現在も牟礼地区と地域間交流を行っている、ジョージア州エルバートン市にも訪問し、両地域の更なる友好親善の促進を図ったものです。
　今回の訪問では、訪れた先々で、関係者の方々から、大変熱烈な歓迎をいただき、セント・ピーターズバーグ市との間では、市長表敬等を通じて、対面にて共に姉妹都市提携60周年を祝うとともに、交流事業の再開や継続などについて確認することができ、両市の友好親善の絆を、更に深めることができました。
　エルバートン市との間でも、市長等との会談を通じて、牟礼地区との地域間交流を、今後、更に発展させるための契機とすることができました。
　高松市公式訪問団メンバー：高松市長、高松市議会議長、創造都市推進局長、都市交流室長、都市交流室員（通訳）

　市議会議場にて挨拶を行うとともに、60周年を記念して本市が作成した動画（両市の概要やこれまでの交流内容等を紹介する動画）を上映し、セント・ピーターズバーグ市長及び市議会議長を始め、臨席されていた関係者の皆様とともに、これまでの両市の歩みを振り返り、共に60周年を祝いました。

　セント・ピーターズバーグ市のケン・ウェルチ市長と今後の両市の交流等について協議を行い、コロナ禍で中止している高校生親善研修生相互派遣事業について、来年度から再開する方向で申し合わせたほか、今後のセ市からの訪問団の来高についても働き掛けを行い、前向きに検討する旨の回答をいただきました。

　学長（ジェームズ・アナレリ学長）への表敬訪問において、卒業生の招へい英語教師としての高松一高への受入れを、今後とも継続することを確認したほか、日本語を学ぶ学生からの寸劇披露などのおもてなしを受けた後、学生たちとともに、皆で「一合まいた」を踊るなどの交流を行いました。

　本市と連携して障がい者アートリンク事業を実施したNPO法人「クリエイティブクレイ」を訪問し、利用者の方から、歌や楽器演奏のおもてなしを受け、絵画などのアート作品の制作過程や、完成した作品等を見学しました。

　送別会を兼ねた夕食会の席上で、ウェルチ市長と大西市長が、互いに野球のボールにサインをし、友好親善継続の証としてサインボールの交換を行いました。このサインボールは、アイパル香川に展示することとしています。

　エルバートン市長（ダニエル・グレイヴス市長）や、牟礼地区との交流を推進している「エルバートン姉妹都市委員会」会長等との会談を行い、これまでの交流内容を振り返りながら、今後の交流予定等について意見交換を行いました。

　旧牟礼町とエルバートン市との姉妹都市関係を記した銘板を視察するとともに、前回（H21年）の訪問時に記念植樹した樹木の現在の状況を視察しました。