高松市長・南昌市長からのメッセージ

　本市と南昌市との友好都市提携は、平成2年9月28日に南昌市で、また同年11月7日に高松市において、それぞれの代表団が訪問し、議定書に調印して結ばれました。
　本市においては、当時、米国セント・ピーターズバーグ市、仏国トゥール市に次いで、歴史的な関係も深い中華人民共和国との都市提携の声が高まり、北京の中国日本友好協会から推薦を受けた4つの都市の視察を踏まえ、高松市議会、高松市姉妹都市委員会などの御意見を伺う中で、江西省の省都である南昌市との友好都市提携が実現しました。
　南昌市は、本市同様、江西省の省都として、省の政治・経済・文化の中心都市であるとともに、豊かな歴史と、川と湖に囲まれた緑あふれる美しい都市です。近年、江西省の政治・経済集積地区として南昌市紅谷灘区の開発に取り組んでおり、「花園都市」を合言葉に、環境を重視した美しく活力ある街へと、大いなる飛躍・発展を遂げています。
　本市では南昌市との友好都市提携以来15年間、友好代表団や市民訪問団の相互交流を始め、ホームステイによる小・中学生の相互交流、大学間学術交流や市民団体の文化交流など、民間主体の草の根交流が、関係者の御尽力により活発に続けられてまいりました。また、現在、南昌市からの農業研修生が県下で約100人に上るなど、経済技術交流への進展もみせています。
　こうした活発な交流経緯を踏まえ、このたび、両市友好都市提携15周年を記念し、これからの21世紀を担う子どもたちの交流作品を中心とした「友好の架け橋展」を開催する運びとなりました。
　この交流展を通して、多くの市民の方々が、南昌市の街を知り、南昌市の人々に想いをはせ、これからの両市友好親善活動に御理解、御参画をいただきましたら、主催者としてこれ以上の喜びはございません。
　今後とも、両市が、一衣帯水の隣国の都市として末永い親善交流を継続し、両市民の相互交流と相互理解が一層深まりますことを、心から祈念しております。

平成17年10月31日
高松市長　　増田　昌三

高松市・南昌市友好都市提携15周年記念「友好の架け橋展」の開催にあたって

　木々が紅葉し金木犀が香る、天高くさわやかな、この十月の好時節に、本年南昌市と高松市が友好都市提携15周年を迎えるに当たり、南昌市人民政府と南昌市の460万市民を代表し、心からお祝いを申しあげます。
　この15年間に、高松市並びに高松市議会、各種市民団体や多くの市民の方々の御協力と御尽力により、両市の友好交流事業は、文化、教育、スポーツ、経済ほか様々な分野で多くの成果を挙げてまいりました。
　この15年間、南昌市と高松市は、友好代表団や市民親善使節団の相互訪問や、日本語教師、行政・企業・農業研修生などの派遣事業を通して、市民の相互理解を深めるとともに、友情の絆を育んでまいりました。
　特に、高松市中学生友好親善使節団が、毎年南昌市を訪問し、本市の中学生との友好交流活動を行っておりますことは、両市の青少年の相互理解と友情を深め、友好親善の発展の堅固な基盤となっているものでございます。
　このたび、「友好の架け橋展」開催に当たり、本市の小・中学生の書画の作品紹介や、南昌市からの留学生による文化紹介の機会を得て、貴市の多くの市民の方々に、中国南昌市を御理解いただき、両市のさらなる友好親善を進める良い契機になったことと存じます。
ここに「友好の架け橋展」の御成功を心より祈念申しあげます。
　今後とも、南昌市と高松市の両市民の支援と協力の下、両市の友好親善はますます発展し、輝かしい成果を収めることと確信しております。両市民の友情の樹が末永く繁ることを願い、お祝いの言葉といたします。

　南昌市人民政府
　　　市長　李　豆羅
　2005年10月20日