新しい総合計画の策定について

　本市では、昭和48年に「高松市総合計画」を策定して以来、5次にわたる改定を経て、平成28年度からは「第6次高松市総合計画」に基づき、目指すべき都市像である「活力にあふれ　創造性豊かな　瀬戸の都・高松」と6つのまちづくりの目標の実現に向け、各種施策、事業を推進しているところです。
　この第6次総合計画の策定から6年余りが経過し、この間においても、人口減少、少子・超高齢社会の進行が、社会経済活動の縮小や活力ある地域社会の維持に大きな影響を与えています。
　また、拡散した市街地の都市機能の維持、空き家の増加による住環境の悪化、担い手不足による地域コミュニティや産業の衰退など、様々な分野で弊害が生じており、次期計画においても人口規模の維持が大きな政策目標となります。
　一方で、度重なる自然災害の発生、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などを背景に、先が見通せない社会情勢の中、人々の暮らしはこれまで以上に不安定なものになっています。
　取り分け、新型コロナウイルス感染症は、未だ収束の見通しが立っておらず、市民生活や地域経済などの幅広い分野に影響を与えており、人々の安全・安心な社会への関心を高め、ライフスタイルや価値観を大きく変容させています。
　また、高度情報化社会の急速な進展によるデジタル技術を活用したまちづくりの重要性の高まりや脱炭素・グリーンインフラに対する人々の意識の変化、産業構造や働き方の多様化など、行政を取り巻く環境は、これまでにないスピードで変化しています。
　このような複雑化・高度化する地域課題、行政課題に的確に対応し、市民一人一人が自分らしく、心豊かな暮らしを実感でき、また、将来世代にも責任の持てる持続可能なまちづくりを着実に推進するため、新たな目標と発展の方向性を定め、新しいまちづくりと市政運営の基本方針として、総合計画を策定するものです。

令和4年6月28日に総合計画策定に関するキックオフ会議を開催し、「高松市総合計画策定方針」に基づいた策定作業がスタートしました。