情報セキュリティ基本方針（概要）

　
　高度情報通信社会を迎え、本市においては、効率的で効果的な市民のための市政を実現するため、情報通信技術を活用した多様な情報システムを構築しています。これらの情報システムの大部分では、個人、地域企業等に関する重要な情報を取り扱っているため、この取扱いに当たっては、最大限の安全性を確保する必要があります。
　これらの情報に関しては、現実に、政府や研究機関のホームページの改ざんや地方自治体における情報漏えい事件という問題が発生しており、これらが、本質的には、情報を管理する技術的な問題ではなく、人的な問題であることは、各種の報道においても明白です。これらを他山の石とし、我々は、情報セキュリティの確保について改めて強い意識を持ち、適切に対応していかなければなりません。
　この度、情報セキュリティに対する取組みを、本市の情報化推進に当たっての最重要課題として位置付け、全職員が情報の重要性について共通の認識を持ち、かつ、これを適切に取り扱うための基本指針として、平成15年7月に「高松市情報セキュリティ基本方針」を策定しました。
　この基本方針に基づき、情報セキュリティの確保について全職員で取り組んでおります。
　

　
　本市が所掌する情報資産に係る情報セキュリティ対策に関する事項を総合的・体系的・具体的に定めたものの総称が、高松市情報セキュリティに関する方針（以下「高松市情報セキュリティポリシー」といいます。）です。高松市情報セキュリティポリシーは、本市が所掌する情報資産に関する業務に携わるすべての職員及び外部委託事業者に、情報セキュリティ対策の浸透、普及及び定着をさせるためのものであり、安定的な規範であることが要請されます。その一方で、技術の進歩等情報セキュリティを取り巻く急速な状況の変化に柔軟に対応することも求められています。
　このようなことから、高松市情報セキュリティポリシーを、一定の普遍性を備えた部分（高松市情報セキュリティ基本方針）と情報資産を取り巻く状況の変化に依存する部分（高松市情報セキュリティ対策基準）の2階層に分けて策定することとしました。また、セキュリティ方針に基づき、情報システムごとの具体的な情報セキュリティ対策の実施手順として、高松市情報セキュリティ実施手順を策定することとしました（下表参照）。