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市長定例記者会見(平成27年12月22日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成27年12月22日(火曜日) 11時30分~12時7分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市合併10周年記念式典の開催について
(2)たかまつユニバーサルデザインアイデアコンテストの実施について
(3)個人番号カード受取窓口(事前予約制)の開設について
(4)栗林公園内の主要な眺望地点から望見される屋外広告物の撤去状況等について
(5)合併10周年記念2016年高松市成人式の開催について

【市長定例記者会見】高松市合併10周年記念式典の開催について

【市長定例記者会見】たかまつユニバーサルデザインアイデアコンテストの実施について

【市長定例記者会見】個人番号カード受取窓口(事前予約制)の開設について

【市長定例記者会見】栗林公園内の主要な眺望地点から望見される屋外広告物の撤去状況等について

【市長定例記者会見】合併10周年記念2016年高松市成人式の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。

 今年最後の記者会見でございますので、冒頭で、今年一年を振り返りましての所感を、お話しさせていただきたいと存じます。
 今年は平成17年度の近隣6町の合併からちょうど10年目という、本市にとりまして節目の年を迎えた年でございました。
 また、私自身にとりましても、春の高松市長選挙におきまして、再選を果たし、引き続き、高松市長として3期目の任期をスタートさせた節目の年でございまして、市民の皆様の負託に応えるために、職責の全うに努めるべく決意を新たにして政策を遂行してきた一年でございました。
 さて、国におきましては、9月に安部首相の再選を受けまして、「一億総活躍社会」を目指し、「強い経済」、「子育て支援」、「社会保障」といった、いわゆる「新三本の矢」が表明されました。今後、これら施策が具体的になって真の地方創生に資することを大いに期待したいと存じます。
 このような中、本市におきましては、10月に人口の減少の抑制と、人口減少に対応できる社会の構築を目指しまして、2060年の本市の人口目標を36万人程度と掲げました「たかまつ人口ビジョン」を策定しました。そして、それを実現させるべく、今後5か年の施策目標や具体的な施策を示しました、「たかまつ創生総合戦略」を策定し、高松ならではの地方創生の取組を開始したところでございます。
 また、今年度で本市の総合計画が終了しますので、来年度を始期とします、新しい総合計画であります「第6次高松市総合計画」の策定を進めますとともに、その実施計画であります「まちづくり戦略計画」や、また、広域連携の体制でございます「連携中枢都市圏ビジョン」の策定業務にも取り組んでいるところでございます。
 このほか、今年実施した事業を振り返ってみますと、まず、まちづくりの目標1の「心豊かな人と文化を育むまち」の分野では、4月の「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の一部改正を踏まえまして、市長と教育委員会で構成します「総合教育会議」を新たに設置しまして、本市における教育大綱並びに次期教育振興基本計画などについて協議を行っております。
 また、塩江地区の新たな統合小学校及び中学校の整備を終えまして、4月に開校式を行いました。
 さらに、男木地区の小・中学校の再開に伴いまして、校舎等整備工事に着手するなど、学校教育環境の整備にも努めてまいったところでございます。
 また、全国共同制作プロジェクトに参加しまして、「フィガロの結婚」のオペラを上演しましたほか、サンポート高松や中央商店街などで、様々な音楽ジャンルのコンサートや大道芸の公演等を実施するなど、まちかどに芸術のあふれる「アート・シティ高松」の推進、また中心市街地のにぎわいの創出を図ったところでございます。
 次に、まちづくりの目標2の「人と環境にやさしい安全で住みよいまち」の分野では、常設の災害対策本部機能、また消防局機能、さらには上下水道局機能を集約しました高松市危機管理センター(仮称)を現庁舎の西側用地に整備するため、建設工事に着手したところでございます。
 また、近年、増加しております空家等に関する事案に対処するため、4月に総合窓口として、市民政策局にくらし安全安心課を設置しました。10月からは、「空家等の適切な管理及び活用の促進に関する条例」を施行しまして、空家の倒壊等、危険空家に関する事案等にも対応しながら、住みよいまちづくりに取り組んでおります。
 次に、まちづくりの目標3「健やかにいきいきと暮らせるまち」の分野では、高齢者の社会的孤立を防ぎます「高齢者見守り事業」や高齢者が気軽に集える場所を創出する「高齢者居場所づくり事業」などに取り組んでいるところでございます。
 また、今年度から、徘徊高齢者の早期発見・保護のため「電子メール配信システム」として、情報配信システムを整備しております。
 さらに、こども未来館の建設工事に着手をしまして、来年(28年)11月の開館を目指して建設工事中でございます。
 次に、まちづくりの目標4「人がにぎわい活力あふれるまち」の分野でございますが、公共交通の結節点として、中心市街地南部地域の「にぎわい」の創出機能を併せ持つ拠点施設であります「瓦町FLAG」の8階に、多様な行政サービス機能を備えた「市民交流プラザIKODE瓦町」を10月に開設しております。
 また、高松城跡・玉藻公園が今年開園60周年を迎えましたため、その記念式典や、昨年に引き続きまして、サンポート高松を舞台に「香川ウォーターフロントフェスティバル2015」を開催しております。
 さらに、中国の南昌市との友好都市提携が今年で25周年を迎えましたのを記念しまして、公式訪問団を南昌市へ派遣するとともに、南昌市の友好代表団を受け入れ、友好親善を図っております。
 このほか、イタリア、ミラノ万博への香川県特産品の出展にあわせまして、ヨーロッパでも人気の高い盆栽をプロモーションすることや、あるいは盆栽輸入事業者を訪問しましてトップセールスを実施し、海外で「高松盆栽」の認知度向上や販路拡大に努めたところでございます。
 また、7月には大島が、かねてより国へ強く要望してまいりました離島振興対策実施地域の指定を受けることができました。本市では、この指定によるメリットを最大に生かしながら、ハンセン病療養所の歴史の伝承はもとより、瀬戸内国際芸術祭を契機として生まれました島外の人々との交流の継続・拡大など、大島振興の一層の促進を図ってまいりたいと存じます。
 次に、まちづくりの目標5「道州制時代に中枢拠点性を担えるまち」の分野ですが、市内を巡回する3路線のバス路線を統合しまして、多くの目的地を結びます「まちなかループバス」の運行を10月から開始し、公共交通の利用促進を図ったところでございます。
 また、男木・高松航路につきまして、70歳以上の市民を対象にした「ゴールドIruCa」を利用することにより、普通旅客運賃を半額とする「高齢者公共交通運賃半額制度」を開始することによりまして、島発の往復割引を拡大しまして、航路の利用拡大に取り組んだところでございます。
 最後に、まちづくりの目標6でございます。「分権型社会にふさわしいまち」の分野ですが、先ほど、申しあげましたとおり、10月に「たかまつ人口ビジョン」と「たかまつ創生総合戦略」を策定しましたほか、第6次高松市総合計画の基本構想案を12月議会に提案をしまして、承認されたところでございます。
 本市を取り巻く社会経済情勢は、依然として厳しい状況であり、懸案となっている課題もいくつかありますけれども、総じて言いまして、各種施策・事業につきまして着実に推進できたのではないかと考えております。これから本格的な人口減少、少子・超高齢社会を迎える中で、2016年におきましても、第6次高松市総合計画を始め、たかまつ創生総合戦略に掲げます施策・事業を積極的かつ着実に推進をして、「活力にあふれ 創造性豊かな 瀬戸の都・高松」の実現に向けて、まちづくりを鋭意進めてまいりたいと存じております。

 それでは、題材に入らさせていただきます。
 まず1点目は、「高松市合併10周年記念式典の開催について」でございます。
 来年2月7日(日曜日)に、サンポートホール高松大ホールにおきまして、「高松市合併10周年記念式典」を開催します。
 高松市は、平成17年9月に塩江町と、また、18年1月に牟礼町、庵治町、香川町、香南町、国分寺町の5町と合併し、今年度でちょうど10年を迎えますことから、この節目の年を多くの市民の方々とお祝いするとともに、未来に向けた活力あるまちづくりにつながる機会とするため、この記念式典を開催するものでございます。
 内容としまして、まず、「合併後10年のあゆみ」と題しました記念映像の上映を行いますほか、市内在住の小学生・中学生の皆さんから御応募いただいた「私の大好きな高松」絵画コンクールの表彰式、それから2015年度全日本合唱コンクール全国大会に出場した高松第一高等学校の合唱部による合唱などを行います。
 また、記念講演としまして、本市とゆかりの深い、女優として御活躍中の高畑 淳子(たかはた あつこ)さんに、これまでの人生体験等をもとにしたメッセージや本市での思い出などをお話いただく予定でございます。
 なお、今回の記念式典につきましては、観覧希望者400名を事前に募集をします。入場料は無料でございますが、会場の定員や当日の混雑緩和のため、予約制にさせていただいています。応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。本日(12月22日)から来月20日までの間、予約を受け付けしますので、周知方、よろしくお願いをします。

 2点目は、「たかまつユニバーサルデザインアイデアコンテストの実施について」でございます。
 本市におきましては、一人一人の多様性が尊重され、障がいの有無や年齢にかかわらず、誰もが快適に生活できる、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れたまちづくりを推進しております。
 この取組の一環としまして、ユニバーサルデザインに関するアイデアを募集し、市民の関心を高めて、ユニバーサルデザインの考え方について普及啓発を図るため、コンテストを実施します。
 応募対象者でございますが、小・中学生の部は、市内の小・中学校に在籍している児童・生徒の皆さん、一般の部では、市内に在住、または、通勤・通学している高校生以上の方になります。
 募集の内容は、例えば、誰もが使いやすい日用品や文房具のアイデア、あるいは建物や乗り物がもっと利用しやすくなるアイデア、さらには年齢や言語の違いなどにかかわらず、情報がさらに伝わりやすくなるアイデアなど、身近な暮らしの中にある製品や設備、施設、情報・サービスなどについて、ユニバーサルデザインの考え方を取り入れることで、誰もが使いやすく、暮らしを豊かにするアイデアを募集します。
 入賞作品は、市のホームページ等で公表し、入賞者には賞状・記念品を贈呈することとしております。
 募集期間は、1月4日(月曜日)から2月15日(月曜日)まででございます。多くの皆さんのアイデアの応募をお待ちしております。よろしくお願いします。

 3点目は、「個人番号カード受取窓口(事前予約制)の開設について」でございます。
 本年10月下旬から、マイナンバーの通知カードを市内各世帯へ順次お届けしたところでございます。個人番号カードの交付申請をされた方が個人番号カードを受け取るための窓口を新たに開設するものでございます。
 窓口の開設場所は、市役所13階の北東側、旧食堂側のところと、瓦町FLAG8階の市民サービスセンターの2か所でございます。
 開設日は、来年1月19日から4月上旬まで開設する予定としております。4月中旬以降につきましては、窓口の開設場所を変更する予定ですが、詳細につきましては、改めてお知らせをします。
 窓口の開設時間ですが、市役所の13階では、平日の午前8時30分から午後5時まで、瓦町FLAGの市民サービスセンターでは、毎月第3土曜日、日曜日を除く午前10時から午後6時30分までとなっております。
 また、個人番号カードの受取につきましては、必ず事前予約が必要になります。カードのお渡し準備ができた方には、予約方法を記載しました「交付通知書」を郵送でお送りします。その「交付通知書」に基づきまして、受取希望日時と場所を御予約いただきたいと存じます。予約受付は、高松市個人番号カードコールセンター(電話:0570-00-2282)、または専用ホームページで行うことにしております。
 予約ができましたら、予約した日時・場所に、必要書類を持ってお越しいただくようになりますが、受取には、やむを得ない理由がある場合を除き、必ず御本人でお越しいただきたいと思っております。
 また、個人番号カード受取窓口の開設のお知らせや必要書類などの詳細につきましては、広報たかまつ1月1日号で掲載を予定しております。こちらにつきましても、御確認をいただけたらと思います。また、周知等について、よろしくお願いしたいと思います。

 4点目は、「栗林公園内の主要な眺望地点から望見される屋外広告物の撤去状況等について」でございます。
 本市では、平成21年12月の「高松市美しいまちづくり条例」の制定を契機としまして、23年3月には、景観施策の指針となります「美しいまちづくり基本計画」を策定するなど、良好な景観の形成に取り組んでいるところでございます。
 その中でも、景観形成に大きな影響を及ぼします屋外広告物について、規制や誘導内容を見直すために、26年4月に「高松市屋外広告物条例」の改正を行いますとともに、条例改正に先立ちまして、新たな基準に不適合となる既存不適格広告物に対しまして、改修・撤去等に要する経費の一部を助成する、全国的にも手厚い補助制度を25年9月に創設しまして、より良い景観の創出を図っているところでございます。
 特に、栗林公園内の主要な眺望地点から見えます屋外広告物につきましては、表示・設置を禁止することとしておりまして、条例改正前から表示・設置されていた屋外広告物の広告主に対しまして、積極的に補助制度を活用した撤去等を実施していただくよう働きかけてきたところでございます。
 対象となります屋外広告物は、広告主19名で広告物25件でございました。条例改正から1年8か月が経過した本年11月末時点で、そのうち13名・16件の広告物の撤去が完了しております。その他にも、3名・6件の屋外広告物につきましては、今年度中の撤去に向けた協議が進んでいるところでございます。
 補助制度につきましては、早期に撤去等を行っていただけますよう、条例改正から10年間の経過措置期間内で段階的に補助率を設定しているところでございます。栗林公園内の主要な眺望地点から望見される屋外広告物など、特別な区域では、現在、補助率100%、限度額200万円となっております。ただし、来年度からは、補助率3分の2、限度額は133万3千円となります。4月以降は、補助率、限度額も下がりますので、できるだけ今年度内に撤去等をお願いしたいということでございます。御協力をよろしくお願いしたいと存じます。
 ほとんどの広告主の方に御協力をいただいておりますことに対しまして、感謝を申しあげたいと存じます。

 最後、5点目は、「合併10周年記念2016年高松市成人式の開催について」でございます。
 来年1月10日(日曜日)午後1時から、サンポートホール高松 大ホールをメイン会場に、2016年の成人式を開催します。
 今回の対象者は、平成7年4月2日から平成8年4月1日までに生まれた方で、約3,900名が対象です。そのうち、65%の約2,500名の方が参加する予定と見込んでおります。
 今回のテーマは、「大航海時代~私たちの物語」でございます。このテーマは、成人式を企画・運営している、新成人中心の運営スタッフの皆さんが考案したものでございます。
 「幾多の困難を乗り越えて、挑戦する気持ちを持ち続けてほしい。また、就職や進学で離れても、いずれはふるさと、母港(マザーポート)である高松に戻ってきてほしい。」という2つのメッセージが込められているものでございます。
 式典では、高松商業高等学校書道部によります書道パフォーマンスに始まり、メッセージとしての新成人への一言インタビュー、あるいはお祝いメッセージとして高校時代の恩師や先輩等からの映像をスクリーンで放映する予定となっております。
 また、成人式当日に「ペットボトルキャップ回収運動」を運営スタッフが中心となり実施する予定となっておりますほか、今年度初の試みとしまして、商店街とのコラボレーション企画「新成人歓迎するDAY(でー)」を実施します。これは、案内状に同封されている成人式パンフレットを高松中央商店街の対象店舗で提示すると、様々な特典が受けられるものでございます。
 さらに、会場では、新成人を対象にマイナンバー制度の周知広報キャンペーンを実施します。当日は、私と「マイナンバー担当1日副市長」をお願いします、マイナンバー制度マスコットキャラクターの「マイナちゃん」が、会場入口付近でパンフレットを配布し、マイナンバー制度の概要や個人番号カードの周知啓発に努めることとしております。
 以上が、成人式の主な内容でございます。取材方、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 マイナンバーに関してだが、通知カードの送付は100%完了したのか。そのうち、戻ってきたのが何%ぐらいあるのか。戻ってきたものへの対応はどうするのか。
 また、マイナンバー関連書類をどう管理するのか。さらに、高松市独自のサービスは検討しているのかどうか伺いたい。
【市 長】
 まず、通知カードの送付だが、日本郵便株式会社によると、例外的な事情のある数件を除いて、既に完了していると伺っている。
 また、通知カードの返戻件数だが、本市からの送付件数約192,000件のうち、約15,000件、率にして約7.7%が戻ってきている。
 これら戻ってきた通知カードについては、確実な引渡しに向けた準備作業を、鋭意、行っているところで、引渡し準備が完了した通知カードについては、市外転出者等を除き、原則、「市役所で通知カードをお預かりしているので、受取のため来庁していただきたい」という旨のお知らせを、順次、転送が可能な普通郵便で郵送をしている。
 また、市内での転居者については、改めて転居先あてに、通知カードを簡易書留で郵送しているところであり、これらの送付作業は、年末までには終了する予定になっている。
 次に、個人情報の管理だが、いわゆる「マイナンバー制度」導入後も導入前と変わることなく、市民課のみならず、各部局が、それぞれの業務に関する個人情報を引き続き厳重に管理することになっている。その上で、個人番号及び個人情報を合わせて「特定個人情報」と言うが、この特定個人情報の利用範囲を、いわゆる「番号法」によって限定するなど、より厳格な保護措置を定めているところである。
 このため、今月1日に、「高松市特定個人情報等の安全管理に関する基本方針」及び「高松市特定個人情報等取扱要領」を制定して、特定個人情報の管理方法について厳密に定め、これらについて、職員向けの説明会などを通じて周知徹底を行っている。来年1月からの特定個人情報の管理・取扱い開始に向けて万全を期したい。
 また、先ほど申しあげたとおり、この度、新たに個人番号カードの受取窓口を開設することとなった。この受取窓口では、事前予約制を採用しており、原則、職員が在席する時間帯に限って、当日交付分の個人番号カードのみを保管することとしている。夜間・休日等は、施錠可能なキャビネットに厳重に保管をすることで、個人情報の漏えいの未然防止等に万全を期したい。
 次に、本市独自のサービスについてだが、本市においては、個人番号カードを使うことで、コンビニエンスストアにおいて住民票の写しや印鑑登録・税関係の証明書などが取得できるサービスを、来年2月中を目途に開始する予定である。
 このほか、個人番号カードは、搭載されているICチップの空き領域を使って、地方自治体が独自のサービスを提供できるなど、幅広い利活用のポテンシャルもあることから、本市においても、今後、個人番号カードの普及促進を図るために、更なる独自サービスについても検討したいと思っている。

【記 者】
 水族館に関してだが、先日の市議会でも答弁していたけれど、検討するという話は、いつまでに、どのように具体的な検討をするのか。また、現在、他の自治体でも計画が進んでいるが、他の自治体で仮に具体的なものが決まったとしても、高松市として進める方針は変わらないのかどうか伺いたい。
【市 長】
 水族館設置については、市議会でも答弁したが、今後、検討するということだが、ただ、検討するに当たっても、事業主体や立地場所、さらに規模や経営に係るコストなどさまざまな観点について、慎重な検討が必要かと思っている。
 そのために、国で制度化された官民連携事業、地域プラットフォーム形成支援制度という事業であるが、これに則って調査を進めていこうと、現在、国土交通省と調整をしているところである。
 いつまでにということは、はっきりしていないが、目途としては、本市が来年度、策定を予定しているMICE振興戦略(仮称)との整合性を図りながらになろうかと考えており、来年度末までには一定の結論が得られたらと思っている。
 それから、他の市町の水族館計画との関連性についてだが、もちろん近隣にいろいろな水族館、いろいろな種類があるかと思うが、そのようなものができると、もちろん立地等について影響があるので、その都度状況を見ながら判断したいと思っている。

【記 者】
 水族館に関連して、市議会での答弁では高松市内全域で検討していきたいということだったが、屋島で作るということはないのか。
【市 長】
 その辺も含めて、立地場所はまだ白紙なので、市内全域でいろいろな検討は進めたいと思っている。

【記 者】
 冒頭でも言っていたが、市長選挙を受けて感じていることを改めて伺いたいが、無投票当選の時と比べて、今回、3期目、これまでと違う思いを持ちながら、この1年間やってきたところはあるのか。
【市 長】
 3期目に当って、私自身、初めて投票が行われた選挙ということで、マニフェスト2015を出させてもらい、それを市民の皆さんに訴えながら、選挙戦を戦って、おかげさまで、暖かい市民の皆様の御支援を得て当選することができたわけであるが、やはり、その間に、市民の皆様から、直接、御批判等を含めた御意見などをいろいろもらったところである。したがって、3期目のマニフェストを遂行するに当っても、そう言う御意見なども、頭の中に置きながら、できるだけ市民の皆さんのとの対話をより大事にしながら進めて行かなければいけないなという気持ちでやってきた。
 来年は、新しい総合計画ができるので、それに則って、きちんと市民の皆さんの御意見を踏まえながら進めたいと思っている。

【記 者】
 先週、市の幹部を対象にしてイクボス研修があったが、それを受けての市長の感想と今後、市政にどのようにイクボス研修を生かしていくのか。また、男性職員の育児休業の取得が1人であるということだが、そういうことに関する数値的なものがあれば伺いたい。
【市 長】
 これから人口減少社会の中で、働き方というものを変えていかなければ、特に、女性に社会的な進出をきちんと位置付けないことには、市役所という組織も含めて、組織というものがなかなか活発に活動できないという状況はあると思う。そういう中で、やはり、女性職員を含めた若手職員が生き生きとして、ワークライフバランスを取って仕事ができるようにするためには、生活上のことについて、組織として上司などがきちんと把握をしながら、お互いが納得づくで仕事を進めていくことが非常に大事だと思っている。
 その一環として、イクボス研修を行ったわけで、育児休業を取得するというワークショップを通して、私も上司役をやって、すぐに「おめでとう」という言葉が言えなかったのだが、私自身は、やはり、それが非常に大事だということを聞いて、ちょっとしたやりとりなどをやることによって、組織の雰囲気が変わり、男性職員でも育児休業が取りやすくなる、あるいは超過勤務などをできるだけ減らすことによって、少しでも女性の負担が軽くなっていく。そういうことによって、真の男女共同参画社会ができるわけだし、これからの人口減少等の時代において、働き方改革につなげていかなければならないという思いを強くした。
 また、男性職員の育児休業取得対象職員が年間100人ぐらいいるが、出産に当たって、そのうちの男性職員が育児休業を取るのが1人か2人ということなので、これを少しでも、できれば二桁ぐらいに増やしていければと思っている。そういうのがシンボル的なものとなって、市役所の組織全体の働き方改革みたいなものに少しでもつながっていけたらと思う。そのためには、私を中心とした幹部職員が、こういうふうにするんだということを示していかなければならないと思っており、その必要性を感じた。一方で、それを具体的にやっていくためにはどうしなければならないか、その難しさについても、感じているところである。
 仕事が非常に繁雑で多くなっていることは確かなので、そういう中で、いかに働き方改革をしていくのか、その難しさというのを感じた。

【記 者】
 政府では育児休業取得率を2020年に13%にするとの目標を立てており、高松市では2・3%といったところだと思うが、5年後に高松市役所内で実現させる可能性はあるのか。
【市 長】
 一番大事なのは、仕事を削っていかなければだめだと思う。今の仕事量のままやっているのでは、人が足りない状況であり、非常勤嘱託職員などを多く雇って対応しているような状況である。そういう中で、育児休業の取得や労働時間の短縮、超過勤務の縮減などをやっていくためには、仕事そのもの、仕事のやり方ももちろんだが、そのものを見直していかないといけないと思っている。ただし、それは、言うのは簡単だが、現実的にはなかなか難しいと思っている。

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