このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例記者会見(平成27年9月3日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成27年9月3日(木曜日) 11時30分~11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)平成27年度(26年度決算分)行政評価結果について
(2)「まちなかループバス」の運行開始について
(3)「男木~高松航路」利用に対する支援制度の開始について
(4)「臨時福祉給付金」の申請受付開始について

【市長定例記者会見】平成27年度(26年度決算分)行政評価結果について

【市長定例記者会見】「まちなかループバス」の運行開始について

【市長定例記者会見】「男木~高松航路」利用に対する支援制度の開始について

【市長定例記者会見】「臨時福祉給付金」の申請受付開始について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。

 まず1点目は、「平成27年度(26年度決算分)行政評価結果について」でございます。
 事務事業の改善に役立てる行政評価でございますが、その26年度決算分につきまして取りまとめましたので、お手元の資料の概要版に基づき御説明申しあげます。
 本市では、第5次高松市総合計画に定めます60の全施策を対象としまして、妥当性、有効性、効率性の3点から施策評価を行っております。
 施策の評価結果でございますが、総論的に見ていただきますと、各施策が目指す状態を指標化している成果の達成度につきまして、全体のうち、91.7%の施策が「目標以上に達成できた」それから「目標どおり達成できた」、「ある程度達成できた」との評価となっております。
 一方、成果の達成度が「あまり達成できなかった」という評価が、5施策ございます。
 また、各評価項目の合計得点であります総合評価を見てみますと、全体のうち、75%の施策が「得点64点以上」との評価となっています。
 一方で、「得点52.5点未満」の施策はありませんでしたが、「得点64点未満」の評価となっている15施策につきましては、評価向上に向けた更なる取組が必要であると思っております。
 次に、事務事業評価結果でございます。より細かな事業でございますが、概要版の裏面を御覧いただきたいと思います。
 こちらも、第5次高松市総合計画に基づき、昨年度実施した715事業を対象として、妥当性、有効性、効率性の3点から評価を行っております。
 事務事業の総合評価結果については、全体のうちの83.3%の事業が「71点以上」という高い評価となっております。
 また、評価結果を踏まえました「今後の方向性」につきまして、「改善継続」あるいは「縮小」となっている事務事業が66事業、9.3%でございます。これにつきましては、事務の見直しについて検討するなど、より積極的に事務事業の改革・改善等に取り組んでまいりたいと思います。
 今後の取組でございますが、これらの評価結果と、別途実施しております市民満足度調査結果も踏まえまして、市民ニーズの把握に十分努めながら、施策・事業の優先順位あるいは重点配分の決定、継続的な見直しに取り組みながら、現在、策定している第6次高松市総合計画(仮称)の施策に、より効果的に反映・実施できるよう努めてまいりたいと考えております。

 2点目は、「「まちなかループバス」の運行開始について」でございます。
 現在、丸亀町商店街が運行しております「まちバス」と、ことでんバスが運行しております「市民病院ループバス」並びに「県立中央病院線」の3路線を新たに統合しまして、10月1日から『まちなかループバス』として、生まれ変わることとなりました。
 この路線でございますが、商店街と総合病院、公共施設、JR・ことでんの主要駅をアクセスしまして、東周り・西周りの双方向循環で、40分間隔で運行したいと思っております。
 運行時間は午前7時から午後8時35分まで、運賃は大人150円、子ども80円の均一料金の予定でございます。
 また、ゴールドIruCaも利用できますので、70歳以上の方は、80円となります。フリー、シニア、スクールIruCaなどの利用により、電車から乗り継いだ場合は、バスが100円割引きとなるものでございます。
 運行開始は、10月1日(木曜日)からを予定しておりまして、現在、四国運輸局長へ運行認可申請中でございます。
 市民の皆様には、お買物や通院など、日常の移動手段として、この『まちなかループバス』を是非、御利用いただきたいと思っております。
 10月1日の運行開始当日には、運行開始のセレモニーを行う予定でございますので、取材等よろしくお願いしたいと存じます。

 3点目は、「「男木~高松航路」利用に対する支援制度の開始について」であります。
 これも10月1日からでございますが、「男木~高松航路」の利用促進、離島振興などを目的としまして、この航路につきましても高齢者の運賃半額、それから島発の往復割引の拡大を開始します。
 まず、高齢者運賃半額につきましては、男木港、女木港と高松港の各乗船券販売窓口におきまして、ゴールドIruCaを提示していただきますと、通常運賃の半額で乗船券が購入できることになります。
 一例を挙げますと、高松港から女木港までの大人片道370円が190円となります。
 次に、島発の往復割引の拡大でございますけれども、男木港及び女木港の各乗船券販売窓口におきまして、往復乗船券を購入する場合に適用されます、島発往復割引の割引率を、現行は復路15%だけでございましたが、復路65%、往復換算しますと全体で約32%に引き上げるものでございます。
 これも一例を挙げますと、現行、女木港から高松港間の大人往復運賃が690円になっていますが、それをさらに割り引いて500円になるものでございます。
 両方の施策ともに、現行運賃との差額につきましては、市の施策によるものということで、市が全額補填するものでございます。年間1,000万円程度の財政負担を見込んでおります。
 この支援制度の目的でございます「男木~高松航路」の利用促進、離島の振興、また、高齢者割引等の拡大によります高齢者の「健康づくり」、さらにはIruCaカードの普及促進も図り、効果がでることを大いに期待しているところでございます。

 4点目は、「「臨時福祉給付金」の申請受付開始について」でございます。
 消費税が5%から8%に引上げられまして、それに伴う影響が大きい家庭への負担を少しでも軽減するために、「臨時福祉給付金」が支給されます。昨年度に引き続き、今年度も9月24日(木曜日)から、申請受付を開始するものでございます。
 対象者は、平成27年度の市民税均等割が課税されていない非課税の方で、課税者の扶養親族や生活保護の被保護者以外の方でございます。
 給付対象者と見込まれる方には、9月中旬から順次申請書などを、原則、世帯ごとに発送します。申請書に所定事項を記入・押印していただきまして、本人確認書類などのコピーなどとともに、返信専用封筒に入れ、必ず12月24日(木曜日)までに返送していただくよう、お願いしたいと思っております。
 それから、給付金の支給につきましては、この申請書の受付から約1か月を目処としまして、申請書で指定いただいた口座への振込で行う予定となっております。
 この受付開始に際しまして、既に7月27日(月曜日)にコールセンターを開設しておりますが、それ以外に相談窓口を新たに設置したいと思っております。
 市役所と山田支所を除いた6支所で、9月15日(火曜日)から相談窓口を設置し相談を受付たいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは、以上でございます。


記者との質疑応答要旨

【記 者】
 ミラノ万博へ盆栽トップセールスに行った感想と今後の施策への反映について伺いたい。
【市 長】
 昨日の夜、帰ってきたが、8月27日から昨日までイタリアを訪問して来た。
 目的としては、ミラノで開催されている食の博覧会「ミラノ万博」での香川県の催事に合わせて、香川の「食」と「特産品」を売り出す、特に高松の特産品である「盆栽」のPRを行うことが1つである。
 合わせて、創造都市、音楽の創造都市ネットワーク、ユネスコのネットワークに入っているボローニャ市について、市長、副市長と会って、創造都市のまちづくり等について、色々な話を伺いながら意見交換をしてきた。
 また、本市の芸術士のいる保育所事業などでモデルとしている、世界的に有名な幼児教育のモデルであるレッジョエミリア市の教育センターを訪問して、その教育の理念等について学んできたところである。
 主たる目的であった「ミラノ万博」でのPRであるが、まずミラノ万博自体のにぎわいが本当に想像以上であった。会期中に約2,000万人と見込んでいるようだが、万博会場全体に人があふれているような感じであった。私自身も万博にたくさん行っているわけじゃないが、イメージとして、小学校の頃に行った「大阪万博」ぐらいのにぎわいがあるなという感じで受け止めたところである。
 そういう中で、特に「日本館」が一番の人気だそうで、私が、香川県のオープニングの日であった29日の土曜日は、「日本館」の昼間の待ち時間が4時間くらいであり、非常に人気であった。しかも、「日本館」の正面には「五葉松」の大きな盆栽仕立ての松が飾ってあったし、来賓用入口を入ると、これは香川県産とのことだが、松の綺麗な盆栽が飾っていた。そういう意味で「日本館」全体が「盆栽」をアピールしてもらっているような状況で、「和食」、「日本の食」と「盆栽」などが人気があり、非常に嬉しかった。
 オープニングセレモニーでは、浜田知事、辻村県議会議長と共に私が、「香川と高松の魅力」ということで、「食」「自然」「技」などについてプレゼンテーションを行った。
 合わせて、盆栽ライブショーが行われたわけであるが、香川県高松市の松田さんが盆栽職人として、盆栽の手入れの仕方をステージ上で繰り広げられ、これがイタリアの方の興味を引いていたようで、非常に人気であった。
 その後、イタリアのクレスピボンサイ社という、ミラノ郊外の、イタリアでは最大、ヨーロッパでも有数の盆栽を扱う業者に訪問して、日本の盆栽の販売等について、PRと共に意見交換を行ってきた。
 クレスピボンサイ社は、私も初めて訪れたわけだが、博物館のようなものも兼ねており、盆栽や日本庭園もあった。それに合わせて、盆栽の販売をしているというところで、その規模の大きさと水準の高さに非常にびっくりした。EU諸国に、盆栽の愛好家などがいて、その方たちと取引があるので、ぜひ「高松盆栽」についても、大いに取引の拡大をしてもらいたいということで、セールスを行ってきたところである。
 もちろん、毎年のように日本に来ているので、今度10月にも社長や会長が日本に来るということで、その機会にぜひ高松にも寄ってもらいたいということもお願いして、盆栽についてのトップセールスを行ってきた。
 その後、ボローニャ市、これはユネスコの音楽の分野での創造都市ネットワークに加盟している都市である。ボローニャ市は、1088年に創立されたヨーロッパで最古のボローニャ大学がある町として有名な学生の町です。街並みは中世の建物だらけで、本当に厳めしい中世の雰囲気だが、市民は若い人が非常に多い。そこで音楽など、もちろんクラシックが主体ではあるが、クラシックだけでない現代音楽やジャズが盛んに行われて、音楽による活気のあるまちづくりが行われているという説明も受けた。
 高松の創造都市の取組である国際ピアノコンクールであるとか、あるいは瀬戸内国際芸術祭のような取組も紹介しながら、意見交換を行った。そういう意味でボローニャ市の取組は非常に参考になった。
 合わせて、ボローニャ市のすぐ近くのレッジョエミリア市では、「レッジョチルドレン協会」というものが中心となって、長い間、幼児教育について先進的な施策を続けているが、そこのローリス・マラグッチセンターという幼児教育の中心となっていた人の名前を付けた教育センターも訪問してきた。そこではレッジョエミリア市の幼児教育の基本的なやり方、考え方をパネル展示であるとか、教材自体を展示してもらい、幼児教育について色々学んできたところである。
 本市においては、このレッジョエミリア市の教育の一環である、芸術を用いた幼児教育ということで、芸術士を保育所や幼稚園に派遣をし、それにならって幼児教育の類似を図っているところであるが、やはり本場のレッジョエミリア市では、きちんとした教育論と芸術的感性が総合的に合わさって、初めて良い幼児教育になるという話も聞かせてもらい、そういう意味では勉強になった。
 このように、まず、ミラノでの「盆栽」のトップセールスでは本当に短い間ではあったけれども、かなりの手ごたえもあったし、反応も予想以上であった。ヨーロッパの盆栽人気も、単に日本だけで感じているのではなくて、本当に人気があるなというのを肌で感じたので、今後ともこういうプロモーションやPR活動を続けたいと思っているし、ボローニャ市やレッジョエミリア市などの、本当に先進的な施策等を行っている海外のまちづくりについて、直接、学べたのは非常に良かったと思っている。
 今後とも、視察等の機会を利用して、海外のまちづくりの優れた事例を、できるだけ本市の施策などにも反映できるよう努めたいと思っている。

【記 者】
 今日の午前中、市議会の総務消防常任委員会で、高松市の将来的な人口ビジョンの素案が出ていたが、その中で目指すべき将来の人口として、2060年に約36万人を目指すと。国立社会保障・人口問題研究所が出している推定値だと28万人、それを36万人を確保するというが、そういうふうに人口の減り方をある程度ゆるやかに抑えていくために、今、策定中のたかまつ創生総合戦略(仮称)との兼ね合いも出てくると思うが、人口減少を抑制する戦略と人口減少社会に対応する戦略の二つの柱を打ち出し、どういった取組をしていくのか伺いたい。
【市 長】
 今日、人口ビジョンの素案について発表させてもらい、今、話があったように、設定すべきとされている2060年の人口目標を、国立社会保障・人口問題研究所の推計で、中位推計で今の42万人が28万人になるということだが、そうではなくて平成42年に合計特殊出生率が1.86まで回復する。それから2040年に人口の置き換え水準が2.07に回復するということを前提に、人口を推定して、2060年に約36万人を、人口ビジョンにおける目標にした。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計が28万人なので、それを36万人にするためには、今言ったような出生率がある程度回復しなければならない。したがって、その出生率を回復するために、一つは、人口減少を抑制する戦略として、子どもを生み、育てやすいまちづくりを行っていきながら出生率が回復することを目指していく。もう一つは、いわゆる社会増を図るということで、市外から市内に転入してもらうために、若者から選ばれるようなまちづくりや、高齢者が安心して暮らせるようなまちづくりを行っていかなければならない。それを二つの施策として、ある程度体系立てて組み立てながら、地方創生の総合戦略に位置付けて、それを基にして、この人口ビジョンの目標値を達成したいと思っている。
 たかまつ創生総合戦略(仮称)では、先ほど言ったように人口減少を抑制する戦略、出生率の回復を図るような戦略と、人口減少社会に対応する戦略、人口がある程度減って高齢化がどんどん進んだとしても、市民が生きがいを持って幸せに暮らせられるような戦略を作っていく。そういう魅力あるまちづくりを行えば、社会増なども増えるだろうということで、この二つの戦略、出生率を回復するための戦略と、魅力あるまちづくりで社会増を増やす等の戦略を柱として行っていきたいと思っている。その具体的な、施策の中身、事務事業等については、今度新しく策定するたかまつ創生総合戦略の中に位置付けたいと思っている。基本的なテーマは、これまでの人口減少、少子・超高齢社会に対応して、きちんと魅力あるまちづくりをしますということを掲げている。例えば、一つはコンパクト・エコシティの推進であり、あるいはコミュニティの再生、それから創造都市の推進、地域包括ケアの推進であり、高齢者等が安心して住めるまちづくり、それと先ほど言った出生率の回復のための子ども子育て施策の充実、この辺りをきちんと柱立ててさらに施策を行い、効果的なものにした上で展開をして、この人口ビジョンを達成できるように行いたいと思っている。

【記 者】
 周辺の市・町なども同じように人口ビジョンを策定しているが、他市・町から見た時に、高松市が若者に選ばれるまちなど、色々な施策を行っていく中で、人口を吸い上げられてしまって、他市・町の人口が減ってしまうのではないかという不安も出ている。それについてはどう考えているのか。
【市 長】 
 社会増減について、県内県外を分けて考えているわけではなくて、できれば香川県全体が、各市・町が競い合ったりすることによって、魅力的なものとなって、県外からの転入が増えるような形で考えていければと思っている。
 ただ、それはお互いに競い合いながら、より魅力的なものにしていくことによって、県全体として、県は県で人口ビジョンの目標を掲げているので、それにうまく合う形で、社会増減が均衡するように持っていけたらと願っている。我々としては、高松市として、こういう考え方で行っていきたい。

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ