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市長定例記者会見(平成27年6月12日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成27年6月12日(金曜日) 午前11時30分から午前11時52分まで
(場所)4階会議室

報告事項

(1)水防本部設置・運営訓練の実施について
(2)広報たかまつへのAR(拡張現実)技術の導入について
(3)第50回さぬき高松まつりの開催について
(4)高松メディアアート祭について
(5)「高松国際ピアノコンクール推進事業」の実施について
(6)高松市消防団応援自動販売機設置に関する協定書の締結について
(7)平成27年度第1回高松市総合教育会議の開催について

【市長定例記者会見】水防本部設置・運営訓練の実施について

【市長定例記者会見】広報たかまつへのAR(拡張現実)技術の導入について

【市長定例記者会見】第50回さぬき高松まつりの開催について

【市長定例記者会見】高松メディアアート祭について

【市長定例記者会見】「高松国際ピアノコンクール推進事業」の実施について

【市長定例記者会見】高松市消防団応援自動販売機設置に関する協定書の締結について

【市長定例記者会見】平成27年度第1回高松市総合教育会議の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 今日は、私の方から7点について、発表させていただきます。
 また、さぬき高松まつりの案内もございますので、オフィシャルTシャツを着させて発表させていただきます。
 まず、題材の前に、今月開会します市議会定例会におきまして、いわゆる骨格予算として編成しました、平成27年度当初予算の肉付け事業に係る補正予算を提出することとしております。
 本市は、本年度、ちょうど周辺6町との合併から10周年の記念すべき年を迎えます。これを契機として市民の皆様とともに、より市域の一体感の醸成を図っていくということで、合併記念式典を開催する経費を予算に計上するものです。
 私のマニフェストに掲げました事業等につきまして、例えば、「空家等対策の推進に関する特別措置法」が本年5月に施行され、本市におきましても、今後、適正管理に関する条例の制定を予定しております。これに先立ち、総合的な空家対策の一つとして、空家の改修費用などの一部を助成する予算等を計上します。
 コミュニティの関連では、施設の老朽度や耐震補強の必要性に応じた計画的な整備を実施するために、西植田コミュニティセンターの耐震補強・改修工事と、東植田コミュニティセンターの改築工事などを行う予定としております。
 また、高松丸亀町商店街振興組合が運行します、現行の「まちバス」のルート等を、主要交通結節拠点と公共施設等にアクセスする東西方向を循環するルートとして見直し、中心市街地におけます公共交通の利便性の向上を図るため、その運行経費等を補助する予算を考えております。
 さらに、コトデン瓦町ビル8階フロアにおきまして、市民サービスセンター、健康長寿、文化芸術、市民活動センターの各ゾーンのほか、図書ゾーンの5つのゾーンで、行政サービス機能の充実を始め、中心市街地の活性化やにぎわいづくりに資する各種事業を展開するということで、所要経費を計上することにしております。
 以上の内容を、6月の補正予算として議会に提出したいと考えています。
 具体的な補正予算の内容については、6月18日(木曜日)に、財政局から御説明申しあげることとしておりますので、よろしくお願いします。

 では、題材の1点目は、「水防本部設置・運営訓練の実施について」でございます。
 毎年、梅雨時期に実施しております水防本部設置・運営訓練につきまして、本年度は、来週6月15日(月曜日)の午前9時から、およそ2時間の予定で実施します。
 訓練としましては、災害発生時に速やかに本部を立ち上げまして、初動体制を確認しますほか、市民の生命・財産を最優先とする中で、情報伝達や対応方針を決定するなど、職員間の情報共有・連携を図りながら本部運営を行うことを目的に実施します。
 今回は私が全国市長会用務で社会保障審議会障害者部会に出席のために上京しております。そのため、危機管理監であります加藤副市長が全体の指揮をとることになります。災害はいつどのような状況で発生するか分かりませんので、今回の訓練では本部長である私が不在という想定で実施させていただきます。
 内容としましては、第1部では、まず職員の本部での役割や用務を共通理解するために、今までの事例を基にその対応や事務作業などを説明しながら確認していくものでございます。
 また、第2部では、より実践に近い形で行うために大型台風が接近していることを想定し、避難所の開設や土砂崩れの発生などの事案について訓練を行うことにしております。

 2点目は、「広報たかまつへのAR(拡張現実)技術の導入について」でございます。
 本紙の重要な広報媒体であります「広報たかまつ」につきまして、市民により分かりやすく、興味を持っていただけるように、AR技術を活用して、紙媒体と映像媒体の融合を図った広報紙の発行を開始することとしました。
 AR技術につきましては、現実の情報に仮想情報を組み合わせることが可能となるため、各自治体等でもさまざまな形で導入事例がある訳でございますが、今回は、無償のARアプリを利用し、「広報たかまつ」にスマートフォンやタブレット端末をかざしていただくと、掲載している写真が関連する動画に入れ替わり、自動的に再生が開始されるものでございます。
 これにより、紙媒体と映像媒体の融合が可能となるものでございまして、活字離れと言われております若者に広報紙を見ていただく意味で、本市のPRにつながるのではないかと思っております。
 具体的な内容でございますが、6月15日発行の「広報たかまつ」から導入します。
 導入する記事は、当面、市内で行われる行事やイベントなどを案内します「まちの話題」としております。
 なお、6月15日号では、先月23日(土曜日)に岡山放送(OHK)で放送され、私が出演しました「ワンダフルたかまつ:老若男女の笑顔が輝く元気な高松」の内容を掲載した「特集記事」もございます。その記事の中でもARを導入しております。
 定例記者会見終了後、担当課がデモンストレーションを準備しておりますので、そちらの方で御覧いただければと存じます。

 3点目は、「第50回さぬき高松まつりの開催について」でございます。
 8月12日(火曜日)から14日(木曜日)まで、高松の夏の風物詩であります、「さぬき高松まつり」を、今回は第50回の記念の年を迎えますが、これを華やかに開催します。
 例年と同じく、12日(火曜日)から14日(木曜日)まで、中央公園においては、多彩なステージイベントを開催します。今年もオープニングに、「正調一合まいた」の輪踊りを開催するほか、13日(水曜日)には、でんぱ組.inc(でんぱぐみインク)のステージを予定しております。でんぱ組.incの古川 未鈴(ふるかわ みりん)さんは高松市出身でございまして、この日、出演者として来ていただきますので、観光大使への委嘱も併せて行うことを考えております。
 13日(水曜日)の夜は、花火大会どんどん高松でございます。今年、第50回を記念しまして、過去最大の12,000発の花火が夜空に輝く予定となっております。打ち上げ場所は、今年もサンポート高松北沖合海上で、観覧場所でありますサンポート高松からは、迫力ある花火が見られます。花火のテーマは、「麗しの高松 夢海廊(ゆめかいろう)」でございます。高松の景色・名所・歴史を、花火を通じて観覧いただけることになっております。今年は、従来1か所だった有料観覧席を3か所に増設しており、多く方が有料観覧席から見ていただけるようになっております。その有料観覧席に、7月中にふるさと納税をいただきました方で、先着10組20人の方に、ふるさと納税の返礼品の一つとして選択できるようにしております。
 なお、今年も海上における小型船舶での観覧は、お断りしておりますので、周知・御協力をよろしくお願いします。
 14日(木曜日)の最終日は、中央通りと中央公園メインステージで開催される総おどりとなります。「喜舞笑舞(きまい わらいまい)~50年の喜跡~」のテーマの下、今年は姉妹城都市であります彦根市、親善都市であります水戸市、交流都市であります金沢市から、おどり連やゆるきゃら等に参加いただき、にぎやかに開催してまいりたいと思っております。
 なお、中央通り並びに周辺の交通規制は、午後6時20分から9時までを予定しております。不便をおかけしますけれども、御協力をよろしくお願いします。
 さらに、高松琴平電気鉄道株式会社では、13日、14日に利用できる特別切符が発行されます。ことちゃん、ことみちゃんもさぬき高松まつりを盛り上げてくれます。
 最後ですが、さぬき高松まつり期間中における、小型無人機「ドローン」を含みます、無人飛行機の飛行・空撮の自粛も決めさせていただいております。御協力をよろしくお願いします。
 今年は、50回という記念すべき大会でございますので、楽しく安全に、さぬき高松まつりを大いに盛り上げてまいりたいと存じます。

 4点目は、「高松メディアアート祭について」でございます。
 本年12月18日(金曜日)から27日(日曜日)までになりますが、「高松メディアアート祭2015」を開催します。様々なメディアアート作品を展示するほか、メディアアート作品の公募を行いまして、コンペティションを実施する予定でございます。この度、このコンペティションの審査委員長に、京都造形芸術大学教授の宇川 直宏(うかわ なおひろ)氏が決定しました。
 宇川氏は、高松市出身のアーティストでございまして、グラフィックデザイナーとして、また、映像作家、現代美術家などとして多方面で活躍されており、2013年度、2014年度の文化庁メディア芸術祭の審査委員でもあります。
 6月27日(土曜日)に、審査委員長である宇川氏を出演者にお迎えして、中央商店街南部三町ドームにおいて、「第4回高松メディアアート会議 TECHNOLOGICAL SHOPPING STREET(テクノロジカル ショッピング ストリート)」を開催します。
 当日は、宇川氏自らが立ち上げた、ライブストリーミング「DOMMUNE(ドミューン)」において、トークとライブパフォーマンスを行うということです。メディアアート祭のプレ大会となるようなものですので、是非、多くの皆様に御参加いただきたいと思っております。

 5点目は、「高松国際ピアノコンクール推進事業の実施について」でございます。
 高松国際ピアノコンクールは、2006年から4年に1度開催しているところでございます。また、先日(6月3日)、組織委員会から記者発表がございましたが、国際音楽コンクール世界連盟への加盟が承認されたということでございまして、名実ともに日本の三大ピアノコンクール、国際音楽コンクールになったものでございます。
 この「高松国際ピアノコンクール」につきまして、推進事業を行っていくものでございます。このコンクールは、4年に1回開催されますので、その合間におきまして、市民の皆様に、ピアノコンクールに関連するいろいろな良い音楽を提供して、より盛り上げていこうという趣旨でございます。まずは、本年、第3回のコンクールでファイナリストとなったアンドレイ・シチコ氏をお迎えし、6月15日(月曜日)10時30分から屋島中学校において、また、13時30分から庵治中学校におきまして、学校訪問リサイタルを開催します。中学生が世界に挑戦する若きピアニストの生演奏に触れ、自己の成長に向けた「夢と目標」を育むことが期待されるものでございます。
 このほかにも、今年度、本コンクールのファイナリストや高松市出身のピアニスト等による学校訪問リサイタルと、優勝者とファイナリストの演奏会を予定しております。
 さらに、本コンクールの普及活動として、6月下旬には、昨年の第3回の本選を収録したDVDが、県内の小・中・高等学校に配布される予定となっております。
 リサイタルの詳細につきましては、資料を御覧いただきたいと思います。

 6点目は、「高松市消防団応援自動販売機設置に関する協定書の締結について」でございます。
 一昨年末に、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が成立したことを受けまして、本市におきましても、消防団員の確保や装備の改善等を行い、地域の総力を結集して、防災体制の構築に取り組んでいるところでございます。
 このような中、本市では、企業等と様々な支援協定を締結しておりますが、この度、高松市消防団応援自動販売機の設置につきまして、四国コカ・コーラボトリング株式会社様に御協力いただけることとなり、協定締結に至ったものでございます。
 具体的には、消防団屯所に設置する自動販売機に、消防団員の募集ポスター等を掲示するほか、売上金の一部を受け入れて、消防団の活動費として活用するものでございます。
 また、大規模災害時には、自動販売機内の在庫品を無償で提供していただけることとなっております。
 なお、県内の自治体において、消防団関係での自動販売機設置に関する協定を締結するのは、本市が初めてでございます。
 協定の調印式は、6月26日(金曜日)午後3時30分から、香南支所南側の高松市消防団香南分団1部屯所にて行うこととしております。
 取材の方よろしくお願いします。

 7点目は、「平成27年度第1回高松市総合教育会議について」でございます。
 「地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律」が本年4月1日から施行されまして、すべての地方公共団体に総合教育会議が設置されることになりました。
 この総合教育会議の設置により、地方公共団体の長と教育委員会は、相互の連携を図りながら、地域の教育のあるべき姿や課題などを共有し、教育施策などを推進していくこととなります。
 本市におきましても、この第1回の総合教育会議を、6月16日(火曜日)の午前11時から開催します。
 今回の会議では、この会議の運営要綱について、また、今回の法改正により各地方公共団体ごとに策定が義務付けられております、教育の振興に関する施策の大綱について、どのようなものにするか協議する予定でございます。
 なお、総合教育会議は、私と教育委員長を始めとする教育委員によって構成されまして、原則公開で行われます。
 今後におきましても、この総合教育会議を通じまして、教育委員会と、密接に連携を図りながら、今日の様々な教育課題に対し、迅速かつ的確に対応してまいりたいと思っております。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 日本年金機構から年金加入者の個人情報が流出したとみられる事件があったが、高松市で来年1月からマイナンバー制度が実施されるのに向けて、この事件の受け止めとデータの流出防止の対策についてどう強化していくのか。
【市 長】
 日本年金機構から大量の個人データが流出したことについては、誠に遺憾であると思っている。
 本市での対応は、外部ネットワークへの出入口を一箇所として、ファイヤーウォールなどにより、外部からの攻撃や情報流出を防ぐほか、許可していない機器の接続禁止などにより、物理的な情報の持ち出しも防いでいるところである。今のところ本市での事例はないが、今回、日本年金機構において、そのようなデータ流出があったということなので、マイナンバー制度の導入等に当たっては、特に、ウイルス対策の強化などを徹底したいと思っている。
 この問題については、一昨日の全国市長会の総会において、政府に対し「今回の流出事案の実態把握や問題検証により、徹底的に原因究明を行い、緊急に再発防止策を講じるほか、社会保障・税番号制度については、個人情報保護に関して万全の措置を講じていることを国民に対して丁寧に説明するとともに、本年10月からの個人番号付番・通知、来年1月からの個人カード交付を予定どおり確実に実施すること」を求める緊急決議を採択している。
 国に要請をしながら、本市における対策もしっかりやっていきたいと考えている。

【記 者】
 本日、観光庁が外国人旅行者を誘客するために、全国で7つの観光ルートを選んで、支援することが決まった。その中で、四国も選ばれ、高松市の栗林公園も含まれており、今後、支援を受けるということで、高松市への外国人観光客が増えることが予想されるが、具体的な考えは。
【市 長】
 今回7つのルートが選ばれたということで、私も先ほどそのことを聞いたのだが、7つのうちの一つに「せとうち・海の道」が選ばれており、瀬戸内海の海の道を、外国人にうける観光ルートとしていこうということで、これは、まさに、我々が求めていたものである。ちょうど、来年3月からは、第3回の瀬戸内国際芸術祭が始まるが、これは、海の復権をテーマとしたものであり、この瀬戸内海の海の道が観光ルートの7つの中の一つに選ばれたということは、瀬戸内国際芸術祭のPRなどと相まって、どんどんアピールしていきたい。外国の人たちにどんどん来てもらいたいと思っているので、それについては、高松市も全面的に協力したいと思っている。
 それから、もう一つ、スピリチュアルな島として、四国遍路が選ばれている。これについても、もちろん四国遍路の世界遺産登録を目指す動きもあるので、そういうものに高松市としてもいろいろ協力をしながら、四国全体の観光振興を盛り上げたいと思っている。

【記 者】
 3日(水曜日)に開かれた高松市総合都市交通計画推進協議会で、今年度、路線バス等の再編の実施計画をまとめるとの方針が示されたが、それについて、フィーダーバス等を通じて、市長の考えるまちづくりのビジョン、意気込みを伺いたい。
【市 長】
 人口減少・超高齢社会を迎えて、コンパクトなまちづくりを行っていかなければならないということで、多核連携型コンパクト・エコシティ構想を推進している。その推進計画も策定しており、その中の一つの要素として、公共交通の充実が、非常に重要なキーポイントになると、私どもは思っている。そういう中で、電車のことでんの南北軸あたりを中心としながら、複線化や新駅設置を検討して、利便性を高くするとともに、新駅からのフィーダー交通の基幹交通、それとコミュニティバスやデマンドタクシーなど、地域の足としての公共交通をうまく再編して繋ぎ合わせることによって、高齢者などが出歩きやすいまちづくり、あるいは人口が減っても高齢者が多くなっても移動が可能で、利便性の高い、活力のあるまちづくりにつなげていきたい。
 ただ、そのためには、前から言っているが、どうしてもすぐどこかに行くとなると、とりあえずは車が便利だから、車に乗って公共交通を利用しない。公共交通を利用しないと、どんどん収支が悪くなって、便数の削減や路線の廃止などにつながって、悪循環を起していたのが今までの公共交通である。それを好循環にしなければならないということで、高松市公共交通利用促進条例を制定し、電車とバスの乗継割引、これを20円から100円に拡充したり、あるいは70歳以上の高齢者に対しては、公共交通が全て半額になるゴールドIruCaを発行するなどの促進策を取ってきており、そのような利便性があるような公共交通体系、フィーダー交通を含めた、あるいはコミュニティや地域の交通を含めた公共交通体系の再構築と利用促進策、そういうものを組み合わせながら、より実質的なコンパクトで非常に利便性の高い、公共交通を軸としたまちづくりを進めていきたいと思っている。

【記 者】
 数年かけて、いろいろ布石を打ってきたわけだが、今年は、かなり肝入りの事業になるのか。
【市 長】
 少しでも進めていけたらと思っている。ただ、目標とすべきものがそういうものなんだよということを、多くに市民の皆さんに知ってもらい、できるだけ利用促進につなげていきたい、そういうことが大事かと思っており、ちょうど第6次高松市総合計画などの策定において、市民との対話集会があるので、そういう中で、公共交通の重要性、充実の必要性を訴えたいと思っている。

【記 者】
 先週、日本創成会議が東京圏の高齢者の移住促進を積極的に進めなさいという趣旨の提言を出し、その中で、高松市も圏域として、候補に入っていたが、その提言に対する受け止めは。
【市 長】
 今回の提言は、大都市圏において、これからも高齢者がどんどん増えていくと、施設の整備などが全然追いつかない、土地の価格が高いために財政的に難しい、あるいは世話をするマンパワーがなかなか確保できないなど、このまま放っておいては大都市圏に高齢者があふれかねないということと、大都市圏において高齢者がそれだけになるということは、それを世話するために若者のマンパワーが、地方圏から大都市圏にどんどん移ってしまって、一極集中を起しかねないという危惧がある訳で、それをどうにか解消するために、高齢者の地方移住、地方は高齢者のピークがだんだん過ぎ去ろうとしており、日本創成会議が想定していたのは25年後だが、2040年頃には、高齢者も数が減っていく状況も考えられることから、そういう中で、一定の指標で、余裕があると見なされたところについて、移住を働き掛けようということで提言したのだと思う。
 それ自体の問題意識としては、私は必要だと思うし、それを表に出してしっかりと国民に知らせた上で、何らかの対策は必要だということでは、理解できるものである。ただ、それが、すぐに高齢者の移住に結びつく、理屈上はそうした方が良いのかもしれないが、手段とか方法論、その辺についてはなかなか難しいと思っている。我々として、例えば高松市においても、これから地方版総合戦略を策定していく中で、人口減少の抑制策としてUIJターンなどを積極的に働き掛け、中心は若者のUIJターンだが、例えば、高齢者、すでに団塊の世代も高齢者になったわけで、そういう団塊の世代で元気な人たちのUIJターンなども積極的に進めたいと思っており、そういうのが、今回発表した高齢者の移住政策などとうまくかみ合わせた形で展開がしていければ、一番良いのではないか。
 政府では、日本版CCRC構想などもあるようなので、そういうものも、高松でもいろいろ検討しながら、進めていけたらと思っており、今回の提言は、一つの問題提起として受け止めている。

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