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市長定例記者会見(平成26年9月5日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成26年9月5日(金曜日) 11時30分~12時
(場所)4階会議室

報告事項

(1)平成26年度(25年度決算分)行政評価結果について
(2)平成25年度における市長マニフェストに関連する施策の進捗状況について
(3)高齢者公共交通運賃半額制度(ゴールドIruCa)の開始等について
(4)瀬戸内生活工芸祭2014の開催について
(5)「姉妹城・親善都市と交流都市の観光と物産展」の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきたいと存じます。
 まず、本日の題材に先立ちまして、9月の高松市議会定例会に提出予定の議案のうち、市長及び副市長の給料の特例に関する条例について、若干、御説明させていただきたいと存じます。

 御承知のように、昨年7月に執行されました参議院議員選挙におきまして、本市の開票事務において、重大なる不正事件が発生したところでございます。
 元職員を含みます3名の職員が、白票の水増しを行った、あるいは、選挙管理委員会事務局長以下の4名の職員が、本来、開けてはならない封印した保管用段ボール箱を開けて、その証拠隠蔽工作等を行ったという事案でございまして、民主主義の基盤をなします選挙制度の信頼を揺るがすような、極めて重大な不正事件が発生し、元職員を含めます6人が起訴され、去る9月2日に公判が行われたものでございます。
 この不正事件の事案が、ある程度はっきりしまして、その中で選挙事務という、直接的には私の所掌に属する事務ではございませんけれども、先程も言いましたように民主主義の基盤をなすような事務において、法令順守という基本的なことが全く守られずに、本市の幹部職員を含む職員が、そのような不正行為を行ったという事実を重く受け止めるものであり、また、それによって世間を大きく騒がせたことにつきまして、市のトップとしての責任を明らかにすべきであろうと思っております。
 また、事件の概要が、ほぼ明らかになりましたので、今後、二度とこのようなことが起きないような再発防止策、並びに市政への信頼回復に向けての取組、コンプライアンス体制の確立に対して、新たに決意を持って臨んでいくということもございまして、一つのけじめをつけさせていただくために、総合的に判断をして、私の給料を10月から3か月間、返上することを決めさせていただいたところでございます。
 それとともに、副市長につきましても、市長を補佐する立場あるいは、それに準ずるということでございまして、給料月額の3割を3か月間、減額することで、関係条例案を今回の議会に提出することにしたものでございます。
 よろしくお願いしたいと思います。
 それでは、題材に入らさせていただきます。

 まず、1点目は、「平成26年度(25年度決算分)行政評価結果について」でございます。
 本市では、限られた財源の下で、持続可能なまちづくりを進めるために、市政運営を総合的にとらえるマネジメントシステムとして、この行政評価の取組を行っているところでございます。
 21年度から段階的に導入してきておりますが、23年度に「高松市行政評価システム基本方針」に基づき、事務事業の改善等々を行ってきているものでございます。
 この度、平成25年度の決算分の行政評価結果が取りまとめられましたので、御報告させていただきたいと存じます。
 細部にわたりますので、お手元の資料を、後で詳しくは御覧いただきたいと存じますので、個々の具体的な内容については、省略させていただきたいと思います。
 まず、2ページを見ていただきたいと存じます。
 施策評価について記載しております。
 第5次高松市総合計画に定めます60の全施策につきまして、有効性、妥当性、効率性の3点から評価を行っております。
 評価結果ですが、資料の7ページになります。
 施策評価では、全体のうち93.4%の施策が、「目標以上に達成できた」、「目標どおり達成できた」、「ある程度達成できた」との評価となっているところでございます。
 次に、事務事業評価でございますけれども、資料の8ページになります。
 これも、第5次高松市総合計画に基づき、702ございますが、全事務事業を評価しております。
 評価結果ですが、資料の11ページ。総合評価では、事務事業全体のうちの84.0%の事務事業が、「得点71点以上」のS・A・B評価となっているところでございます。
 また、「得点71点未満」の事務事業が16.0%になっております。
 今後の取組でございますが、第5次高松市総合計画に掲げます目指すべき都市像を実現するために、これらの施策評価結果と、別途実施しております市民満足度調査結果、これを踏まえまして、本市を取り巻く社会情勢を勘案しながら、市民ニーズの把握に努め、施策・事業の優先順位、あるいは重点配分の決定、さらには継続的な見直しに取り組んでまいりたいと思っております。
 この行政評価結果の詳細につきましては、結果報告書並びにホームページでも掲載しておりますので、御覧いただきたいと存じます。

 次に2点目は、「平成25年度における市長マニフェストに関連する施策の進捗状況について」でございます。
 私が、2期目の市長選挙に当たって掲げました「マニフェスト2011」、これの中で、「12の政策キーワード」の下に60の施策を設けております。
 その60の施策の達成度を評価するための成果目標として、120の成果目標を設定しております。
 それの進捗状況等を、調べたものでございます。
 平成25年度に目標値が設定されていないもの3項目、また、24年度までに事業が完了したもの3項目、これを除いた114項目につきまして、その進捗状況を示しております。見ていただきますと分かりますが、達成率100%以上のものが54項目で47.4%、80%以上100%未満のものが29項目で25.4%、80%未満のものが31項目で27.2%となっております。
 成果目標の達成率が80%以上となるものの合計は、全部で83項目、これで72.8%となっております。
 ただし、前年度に比べまして、目標達成ができていない項目が増えております。年度を経るにしたがって、目標が高くなりますので、その分、若干、進捗率が悪くなったものでございますけれども、今年度は、マニフェストの最終年、実質、最後の年になるわけでございます。どうにか、26年度中にきちんと成果を出すように、残りの期間、引き続き、その実現に向けた取組を、鋭意進めてまいりたいと考えているところでございます。
 また、この内容につきましても、先程の行政評価結果と同様に、ホームページ等でも公開しておりますので、そちらの方も見ていただきたいと思います。

 次の3点目は、「高齢者公共交通運賃半額制度(ゴールドIruCa)の開始等について」でございます。
 昨年9月に「高松市公共交通利用促進条例」を制定しましたが、その理念を踏まえた施策としまして、高齢者の移動の利便性を向上することで、外出機会の創出など、高齢者の生きがいや健康づくりにも資するとともに、公共交通の利用促進を図ろうと、この10月1日から、新たに公共交通の運賃を、70歳以上の市民について半額とするゴールドIruCa、「高齢者公共交通運賃半額制度」を開始するものでございます。
 この制度の対象者は、高松市に在住する70歳以上の方でございます。
 この「ゴールドIruCa」を利用することにより、IruCaシステムを導入しております公共交通、電車・路線バス・コミュニティバス等の運賃が半額になります。
 この「ゴールドIruCa」は通常のIruCaカードの金色版になります。
 購入手続でございますが、市内のことでん主要駅等で、購入申込書を記入の上、住所・氏名・年齢を証明できる書類、運転免許証や保険証等でございますが、これを提示いただいて、まず初回は2,000円、これは、預り金500円と利用可能額1,500円のチャージになります。この2,000円分を購入し、利用いただくことになっております。なお、本人でなくとも、御家族等が代理で購入することも可能でございます。
 このゴールドIruCaでございますが、発売日・更新日から6か月毎の更新期限になっております。その際には、同じく住所・氏名・年齢を証明できる書類の提示が必要になりますので、よろしくお願いしたいと思います。
 また、10月1日から、市内を運行するコミュニティバス等にも、IruCaシステムを新たに導入することにしております。
 これによりまして、ことでんの電車・路線バスなど、これまで使えていたものに加えまして、新たにコミュニティバス等におきましても、高齢者の運賃半額や電車とバスの乗継割引が適用可能となるものでございます。
 10月1日から、新たにIruCaが利用できる路線は5路線ございます。塩江町コミュニティバス、香川町コミュニティバス、国分寺町コミュニティバス、それから山田地区の乗合タクシー「どんぐり号」、高松西部地区の乗合タクシー「はくちょう号」、この5路線につきまして、新たにIruCaカードが利用できるようになるものでございます。
 今後、ポスター、パンフレットや各種広報媒体を活用しまして、周知・啓発に努めますほか、10月1日には、この制度開始のセレモニーを予定しております。
 皆様方には、PR等、よろしくお願いしたらと思います。

 次の4点目は、「「瀬戸内生活工芸祭2014」の開催について」でございます。
 「瀬戸内生活工芸祭2014」につきましては、既に8月25日付けで資料提供しておりますが、改めて、私から説明させていただきます。
 「瀬戸内生活工芸祭2014」ですが、海と島と街を巡る工芸祭という位置づけでございます。
 会場は、玉藻公園と女木島を会場に開催されます。
 前回は、同じ工芸祭を2年前、平成24年11月に開催しておりまして、今回、2回目の開催になります。
 まず、玉藻公園会場でございますが、9月20日(土曜日)と21日(日曜日)の2日間、61人の出展者による作品の展示販売を行う「野外クラフトフェア」や、香川県の食が楽しめます「せとうちマルシェ」、また、木工デザイナーで、この工芸祭の総合ディレクターでもあります三谷 龍二(みたに・りゅうじ)さんをはじめとする選考委員の方々による「トークイベント」などが予定されております。
 また、女木島会場では、9月13日(土曜日)から23日(火曜日・祝日)までの11日間、6人の作家による作品の展示と販売を行います「島の家の6つのギャラリー」や、期間中、4店舗が入れ替わりコーヒーや軽食を販売します「おいしいリレー」などの催しを開催します。
 なお、玉藻公園は、開催日であります9月20日・21日の両日は、園内無料開放となっております。ただ、「野外クラフトフェア」を行うエリアは有料とのことでございます。
 詳細につきましては、配布いたしております資料を御覧いただきたいと思います。

 5点目は、「「姉妹城・親善都市と交流都市の観光と物産展」の開催について」でございます。
 本市と歴史的に深いつながりがございます姉妹城都市の彦根市、親善都市の水戸市と、本市の3市が、昭和49年度から毎年持回りで、この「観光と物産展」を開催しております。
 今年は、本市での開催の順番でございまして、9月20日(土曜日)から23日(火曜日・祝日)までの4日間、高松丸亀町壱番街ドーム広場におきまして、彦根市・水戸市に加えまして、今回、特別参加の秋田県由利本荘市、栃木県下野市、石川県金沢市、石川県かほく市を合わせました交流都市7市の観光と物産展を開催するものでございます。
 それぞれの持つ美しく豊かな自然や文化と観光を広く紹介宣伝しながら、郷土の優れた特産品を一堂に集め、観光客の誘致、物産等の販路拡大及び開拓を図り、7市の文化と経済の交流を促進して、一層の親善と友好を深めようという都市交流イベントでございます。
 初日の20日(土曜日)には、午前9時40分から高松丸亀町壱番街ドーム広場におきまして、開催式典を行います。その後、午前10時からテープカットを行う予定でございます。
 開催式典では、特別ゲストとして、彦根市から御当地キャラクターで有名な「ひこにゃん」、また、水戸市からは「みとちゃん」、かほく市からは「にゃんたろう」、下野市からは「かんぴくん」の、それぞれゆるキャラを招待しているところでございます。
 また、高松市からは、にぎわい大使として任命させていただいております「ときたま」と「ひょこたん」が登場し、式典に華を添えることになっております。
 この観光と物産展は、今月9月20日(土曜日)からスタートしますが、22日(月曜日)までは午前10時から午後6時まで、最終日の23日(火曜日・祝日)は午後4時までの開催となっているものでございます。
 各都市で非常に有名ないろんな食材や物産品が展示販売されますので、楽しみにしていただきたいと思います。
 また、開催期間中の21日(日曜日)には、美術館通りで「第7回カーフリーデー高松」が開催されますが、このアンケートに御協力いただきますと、出展都市から記念品をプレゼントすることにもなっておりますので、そちらのイベントとも合わせて、お楽しみいただきたいと思っております。
 この観光と物産展の周知につきましては、「広報たかまつ」やホームページへの掲載、あるいは新聞折り込みの広告等を活用して、広くPRし、大勢の皆様方の御来場を期待したいと思っております。
 皆様方にも、よろしくお願いしたいと存じます。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 昨年の参議院議員選挙における不正開票事件の初公判で、1人が罪状認否を留保したが、残り5人が概ね起訴内容を認めた。改めて市長の所感を伺いたい。
【市 長】
 選挙の不正事件について、去る9月2日に初公判が行われたわけである。その中で、一部留保された職員はいたが、ほぼ、概ね事実関係について、認めるような形であったと報告を受けたところである。
 先ほども言ったが、民主主義の根幹をなす選挙制度の執行事務において、このような重大な不正事件が発生したことについて、改めて、市民、あるいは関係者の皆様方、また国民の皆様方に、お詫びを申し上げたい。大変な御迷惑を掛けたことについて、お詫びを申しあげたい。
 事件の公判については、推移を見守るしかないと思っている。市としても、その再発防止策について、選挙管理委員会で、第三者委員会等を中心に検討してもらっているが、それとともに、基本的な職員の法令遵守の意識の改革、それから、コンプライアンス体制の確立、あるいは市政全般にわる信頼の回復に向けての取組、これを一生懸命やっていかなければならないという決意を新たにしたところである。

【記 者】
 実際の開票事務で、記録用カメラの設置などの対策がとられた結果、開票作業についてはトラブル等はなかった。これについての市長の感想を伺いたい。
【市 長】
 先般の事件が起こって、職員が起訴された後、すぐに香川県知事選挙が行われたということで、県知事選挙の執行事務において、適正かつ円滑に事務執行を行うことが、何よりもまして大きな課題であったわけである。第三者委員会から、コンプライアンス担当職員の配置であるとか、記録カメラの設置等について、提言をもらい、それを実施をしながら、この選挙の開票事務に当たったわけだが、かなりの緊張感があったようであるが、概ね順調に、大きなトラブルもなく開票事務を終えられたということで、私としても安堵したというのが正直な気持ちである。
 これを一つの基礎として、今後、選挙事務等において、疑いを抱かれることのないように、二度とこのようなことが起こらないような形での事務改善等々の徹底を、選挙管理委員会に求めたいと思っている。

【記 者】
 香川県知事選挙だが、浜田知事が再選された。
 県都・高松市として、今回の結果をどのように受け止め、2期目の浜田県政とどのような関係を築きたいのか。
【市 長】
 香川県100万弱の県民のうち、42万人が高松市民ということで、4割以上を擁する県都として、県と如何に連携をしながら、この地域全体の発展を図っていくのかは、非常に大事なことである。
 そういう意味で、浜田知事が、再選を果たして、これまで4年間に築いてきた信頼関係が、そのまま継続して生かしていけるということは、非常にありがたいなということでうれしく思っているところである。
 特に、浜田知事も、選挙戦等で掲げていましたけれども、何と言っても人口減少対策、少子化対策、超高齢化への対策、対応策が待ったなしの大きな課題であるので、そのような課題等について、香川県とも十分連絡調整を図り、相談しながら、香川県と本市が手を取り合って、より一層効果の出るような施策が展開できるように、知事とのトップ会談の場など、あらゆる機会を通じて、いろいろ話し合いをしながら進めていきたいと思っている。

【記 者】
 3か月の給与の減額は、総合的にということだったが、過去の事例などと比較して、根拠はどこにあるのか。また、これによって、市職員のコンプライアンスの意識を変えるきっかけになると思っているのか。
【市 長】
 他の地方公共団体での、いろいろな事案に対するトップの処分、減給なり、処分の在り方などの事例をいろいろ勘案し、また、本市における過去の事例もあるので、そういうものを勘案した上で、総合的に判断させてもらったということである。
 処分自体がそういうきっかけになるとかどうこうなるとは思わないけれど、それだけ重大なものであると、私自身は捉えて、それなりの処分を自ら講ずることにした。
 市の職員の意識改革なり、コンプライアンス体制の確立に向けて、自分自身、精一杯行っていきたいという決意も込めて、このような形にさせてもらった。

【記 者】。
 昨年8月に内部告発があり、9月には選挙管理委員会の調査があった。これについて、不正が見抜けなかったことについて、改めて伺いたい。
【市 長】
 昨年の参議院議員選挙の開票事務が終わった後、内部通報制度に基づく、匿名での通報があって、それの事実関係について、公正職務推進委員会で聴取を行ったわけである。そこで、関係職員にそれぞれ聴取を行った結果、特に矛盾点等はなかったので、不正はなかったという結論にしたわけであるが、その調査結果については、致しかたがなかったのかと思っているが、今、結果から見ると、非常に不十分な調査であったと反省している。もう少しきちんと徹底的に行うべきではなかったかという想いも持っている。
 また、特定候補者の票がゼロだったことに対して、これは、不自然であり、不可解であるということで、本来あるはずの票がゼロ票になるということは、なんらかの形でミス等が起こったのではないか、それらのことについて検証してほしいと、選挙管理委員会へ私の方から投げかけて、選挙管理委員会で検証したわけである。
 ただ、実際、検証の中心となった選挙管理委員会の事務局長自体が、この不正事件の当事者であったことで、このことについては、全く信頼ができないような調査が行われたということであり、誠に遺憾に思っているところである。

【記 者】
 昨年8月の内部調査で、当時の選挙管理委員会の事務局長が、ヒアリングの対象ではなかった。これについては、どう思っているのか。
【市 長】
 選挙管理委員会というのは、そういう不正とかをチェックしながら、選挙の事務を正しく執行していくための機関である。しかも、直接的には、開票事務の得票計算とか、そういうことには、選挙管理委員会の事務局長はかかわっていなかったので、事情聴取の対象とはしなかったということである
 そこについては、今思えばだが、その時点においては、致しかたなかったのではないかと判断している。

【記 者】
 初公判の冒頭陳述の中で、関係者以外にも知っていた職員がいたということだが、その職員に対しては、今後、どのように対処するのか。
【市 長】
 公判の中で、事実関係等が明らかにされるかもわからないし、公判との関係で、慎重に、いろいろ事実関係の確認等を行っていかなければならないが、その辺の事実関係をきちんと確認をした上で、その職員の職責、それから事実の流れ、そういうものを踏まえて、処分について慎重に検討していきたいと考えている。

【記 者】
 内部通報制度で、誰がということは分からないと思うが、開票事務に不正があったことを知っていて、なおかつ、通報できたというと、すごく限られた人になってくると思うのだが、もし分かった場合に、処分は加味されるのか。
【市 長】
 内部通報制度というのは、通報した人の保護的なものもあるわけで、事実関係として、通報したかどうかは、処分とかとは、直接的に関係ないと思う。それの事実関係として、不正行為がどのように行われたのか、また、気づいた人がいたとしても、その人の職責として、正すべきなり、あるいは、何らかの行為を起こすべき職責にあったのかどうなのか、その辺をきちんと判断して、処分を検討することになると思う。

【記 者】
 公判中の職員の処分については。
【市 長】
 それは、事実関係がある程度明らかになり、確認ができしだい行っていきたいと思っているが、公判が継続中なので、その辺は慎重に対応していかなければならないと思っている。

【記 者】
 こういった、事実を隠ぺいしようという体質が、市役所全体にあったのではないかという批判に対して、どう考えているのか。
【市 長】
 今回は、選挙事務について行われた事例であるが、やはり職員のコンプライアンス意識の欠如とか、あるいは見て見ぬふりをするような風土みたいなものが、組織的にあったのではないかということが考えられるので、その辺については、コンプライアンス体制の確立、また、信頼回復へ向けての取組の中で、より具体的に検討して、より改善できるような方向を見出したいと考えている。

【記 者】
 それは具体的にどういう取組なのか。
【市 長】
 今、各局において、こういう不祥事等をなくす、ゼロにするためにはどういう取組が必要なのかというのを、それぞれ具体に検討しているし、この前、発足した20代、30代の職員による「コンプライアンス推進チーム」で、まずは、全職員にアンケート調査などを行って、現在の職員の意識調査から行って、どのように改善していったら良いのかなどの提言をもらうことになっており、そういうのを通じて、少しずつ、改善を図っていきたいと思っている。

【記 者】
 2月に高松地方検察庁が、投票用紙を押収したということは知っていたのか。また、知っていたのなら、誰から報告があったのか。
【市 長】
 具体的に、何月何日にどうこうというのは知らないが、高松地方検察庁の取り調べはずっと続いていたので、そういう中で、投票用紙について、高松地方検察庁が調べているという話は聞いていた。
 報告というか、いろいろなルートを通じて、事実関係というのは、知らされてはいた。

【記 者】
 それについて、特に10月で選挙管理委員会の開票事務調査が終わってから、何も調査をしなかったのか。
【市 長】
 高松地方検察庁の捜査が始まった後は、その調査に基本的に協力する形で行っていたので、それに支障があるような動きというのは、こちらからは控えていた。

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