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市長定例記者会見(平成25年12月3日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成25年12月3日(火曜日) 13時00分~13時19分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)小学3年生向けのユニバーサルデザイン啓発パンフレットについて
(2)公共交通機関相互(電車⇔バス)の乗り継ぎ運賃割引の拡大について
(3)高松市文化芸術振興条例の制定について
(4)歴史資料館第64回企画展「知の巨人 藤澤東がい展~没後百五十年記念~」の開催について

市長説明

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 本日は、私の方から4点について、発表させていただきます。

 まず1点目は、「小学3年生向けのユニバーサルデザイン啓発パンフレットについて」でございます。
 本市では、今年5月に、誰もが安心して快適に生活することのできる、ユニバーサルデザイン社会の実現を目指しまして、様々な主体が協働して取り組むことができるように、その考え方や方向性について明らかにしました「高松市ユニバーサルデザイン基本指針」を策定しております。
 この基本指針では、特に次世代を担う子どもたちが、お互いの個性や違いに気づき、様々な多様性を理解する心を醸成するために、児童生徒がユニバーサルデザインについて学び、考えることのできる環境整備を進めることを位置づけております。
 それに基づきまして、この度、小学3年生を対象にした、ユニバーサルデザインについての考え方を学ぶための副読本にもなる啓発パンフレットを作成しました。
 パンフレットの内容ですが、高松市に住む子どもたちのもとに届いた1通の手紙から始まり、相手との手紙のやり取りを通して、ユニバーサルデザインに関する基本的な知識から、身近にあるユニバーサルデザイン、相手への思いやりを大切にする心のユニバーサルデザインなどを学んでいく、ストーリー仕立ての内容になっております。
 市内の各小学校に配布し、授業等で活用してもらう予定でございます。今後も毎年、小学3年生を対象に、パンフレットを配布し、小学生の頃から、ユニバーサルデザインを学んでいただき、相手を思いやり、助け合う心の育成にもつなげていきたいと思っております。

 次に、2点目は、「公共交通機関相互(電車⇔バス)の乗り継ぎ運賃割引の拡大について」でございます。
 これにつきましては、先般、12月議会の議案として補正予算の中で発表しましたが、再度、私の方から、発表させていただきたいと存じます。
 本市では、「公共交通利用促進条例」を9月議会で制定しまして、9月27日に公布・施行しております。これを契機としまして、利用促進施策の更なる充実を図ろうとするもので、公共交通機関相互(電車⇔バス)の乗り継ぎにつきまして、これまで、IruCaカードの利用者に対しては、ことでんが、20円を割り引く制度を実施していますが、それを市の負担で80円拡大し、100円を割り引く制度にするものでございます。
 資料を御覧いただければ分かりますが、バスで直接、郊外部から都心地域へ向かった場合に、1ページ中ほどの表に示しておりますように、例えば、塩江支所から瓦町まで、現在、路線バスでは720円かかりますが、仏生山駅で電車に乗り換えた場合は、これまでは20円を割引しても750円でしたが、割引を拡大することにより670円で利用できるようになるものでございます。
 また、中心市街地においては、鉄道からバスに乗り継ぎますと、通常の初乗りが150円程度でございますので、100円が割引かれますと50円以内で利用可能となるものでございます。
 裏面2ページを御覧いただきますと、定期IruCaを利用した場合は、当日の鉄道利用の有無に関係なく、全てのバス利用の運賃が割引となります。
 例えば、現在、サンメッセ~太田駅間のバス運賃は100円が定額ですが、IruCaを利用した場合は90円、さらに乗り継ぎ割引で70円になっていますが、今回の制度により、運賃が0円になります。それから、例えば、太田駅から瓦町まで、定期を利用し電車に乗り、瓦町駅から五番町バス停までバスに乗りますと、現在、20円割引で130円必要ですが、それに更に80円が割り引かれて、50円になりますので、サンメッセからバスを乗り継いで、電車に乗り、バスに乗ると、電車の定期券を持っていれば、その日のバス運賃の負担は、50円になるということでございます。
 また、例えば、街中では、丸亀町商店街振興組合が主体となり、まちバスを運行していますが、まちバスの料金は100円ですので、IruCa割引で90円、しかも乗り継ぎ割引が20円ありますので、70円、今回の制度が導入されると定期IruCaを持っている人は0円、まちバスがタダで乗れるということになります。
 今後、予算につきまして、12月議会での承認が得られましたら、必要な手続きを進めるとともに、交通事業者と連携を図りながら、十分な周知・PRに努め、来年3月1日から制度を開始したいと思っております。

 次の、3点目は、「高松市文化芸術振興条例の制定について」でございます。
 これも、12月議会の議案で説明しておりますが、再度、私の方から説明させていただきたいと存じます。
 本市では、昨年4月に、創造都市推進局を設置しまして、この創造都市という新たな視点も加え、本市の文化芸術振興に関し、基本的な事項を定めた「高松市文化芸術振興条例」の制定に向けた取組を進めてきたところでございます。
 条例の制定に当たりましては、高松市文化芸術振興条例検討委員会におきまして、昨年の6月から合計8回にわたる会議を重ねながら、市民アンケート調査の実施や文化芸術に関するフォーラムを開催するなど、市民の皆様から広く意見を伺いながら、本年6月に条例の基本的な考え方について報告を取りまとめていただいた後、パブリックコメント等の所定の手続きを行ってきたところでございます。
 この条例は、本市の文化芸術の振興に関し、基本理念を定め、市の責務並びに市民、学校及び団体の役割をそれぞれ定めることによりまして、市民が生き生きと心豊かに暮らせる魅力ある高松の実現につなげてまいりたいものでございます。
 この条例の中に位置づけておりますが、条例が制定された際には、文化芸術の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための文化芸術振興計画を定め、これを公表することとしております。さらに、高松市文化芸術振興審議会を条例で位置づけ、そこから、いろいろな意見を聴くこととしております。
 合わせまして、この条例の内容を広く市民の皆様に周知しながら、本市の文化芸術に関する施策や方向性について、理解を深めていただくために、来年2月にシンポジウムの開催も予定しております。
 シンポジウムの内容につきましては、後日、改めて資料提供をさせていただきたいと存じます。

 4点目は、「歴史資料館第64回企画展「知の巨人 藤澤東がい展~没後百五十年記念~」の開催について」でございます。
 高松市歴史資料館では、第64回企画展「知の巨人 藤澤東がい展~没後百五十年記念~」を、11月9日から開催しております。
 藤澤東がいは、現在の塩江町安原に生まれ、文政8(1825)年に、漢学塾である泊園(はくえん)書院を大坂に開いた方で、荻生徂徠の古文辞学を受け継ぎ、中国思想だけでなく、歴史や文学にわたる広い知識をもち、幕末における漢学の振興と漢詩文の普及に貢献した人でございます。
 本年は、この藤澤東がいの没後150年にあたることから、それを記念して企画展を開催しているもので、展示品の中では、特に、大坂に在住する藤澤東がいから、地元(現在の古高松)の富豪・揚家(あげけ)へ宛てた書簡の一部などが、初めて一般公開されております。
 展示期間は、12月23日(月曜日)まででございます。
 また、最終日の12月23日(月曜日)の午後1時30分からは、国際啄木(たくぼく)学会会員の田山 泰三(たやま・たいぞう)氏に、「啄木に泣かれた藤澤代議士―藤澤黄鵠と石川啄木―」と題して講演をいただく予定としております。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 ユニバーサルデザインの啓発パンフレットは、学校の授業などで利用されるのか。
【市 長】
 副読本にもなるので、総合学習などの授業の中で、取り上げてもらいたいと、教育委員会へ依頼しているところである。

【記 者】
 電車とバスの乗り継ぎ割引の件であるが、市長の言っているコンパクト・エコシティにつながったものだと思うが、その辺の意義について改めて説明いただきたい。
【市 長】
 これから人口減少、超高齢社会を迎えるに当たり、これまでの道路をどんどん郊外に伸ばしていき面的な開発を行うような拡散型のまちづくりから、より集約型、特に中心市街地に、ある程度の機能を集めて、また、それぞれ電車の駅等の周辺を中心とした昔の集積した街の様に、再集約を行い、集約型のまちづくりに変えていきたい。
 現在、多核連携型コンパクト・エコシティを推進しているところだが、まちづくりとして集約型にすると同時に、拠点と拠点を公共交通で結んでいく、また、拠点に郊外部からも公共交通を使ってアクセスできるような、いわば高齢者を中心とした交通弱者の足になるようなものの確保が、これからのコンパクトなまちづくりにおいては、非常に重要になってくると考えている。
 したがって、その趣旨で、公共交通利用促進条例を作りまして、これまで以上に、公共交通の利便性等を増していきたいと、その一環として、今回、乗り継ぎ割引の拡充をやらせていただくものである。
 また、これまでは、どうしても公共交通は、新たに路線を引いても、結局、人が乗らない、乗らないから赤字になる、赤字になると路線が不便になるなど、悪循環を繰り返してきたわけだが、それを好循環に持っていくために、特に乗り継ぎなどの利便性を高めることによって、今までなら車で行っていたところを、乗り継ぐことでかなり安くなるのであれば、バス、電車を乗り継いで、街中へ行こうかというような動きが出てくることを期待している。

【記 者】
 交通弱者で、高齢の方は、電車に乗って、バスに乗ってというと、かなり大変だと思うが、やはり、主に使ってほしいのは、通勤・通学など、そういった世代なのか。
【市 長】
 そうですね。この世代に制度を使ってほしいというように、狙い撃ちをしてるわけではないが、より多くの人に使っていただきたいし、先ほど言ったが、確かに、通勤の定期を持っている人は、かなり利便性が高く、街中でバスを乗るとほとんどただで乗れるということなので、そういう方にもどんどん利用を拡大してほしいし、やはり、交通弱者の方にも、それだけ安く行けるのであれば、公共交通を利用して行ってみよう、あるいは、お年寄りが、どうしても無理をして車を運転して、危ない目に合うよりは、少し安くなったので、バスで行こうかという形に切り替えてくればと思っている。

【記 者】
 宇高航路の関係であるが、来年度から、高速道路料金の改定があり、まだ、額は決まっていないと聞いているが、仮に、本四高速道路料金が値下げになり、宇高航路を運航している四国フェリーの運営が厳しくなった場合は、市としての助成や補助などは考えているのか。
【市 長】
 基本的に、高速道路料金について、高速道路の全国プール制など、できるだけ低くという要望はあるが、ぎりぎりのところでも、どうにか、宇高航路等のフェリーやJRなどの公共交通と共存ができるようなところでの料金設定を、できるだけ早めにお願いしたいということを私としても言わせてもらっている。
 ただ、高速道路の料金設定が相当低くなって、とても競争ができないとなった時に、フェリー航路を廃止します、しょうがないですねとはいかないと思っている。
 従って、その場合には、何らかの対策をとらなければならないと思うが、その場合は、やはり、玉野と高松、岡山と香川の2県2市の協議会等もあるので、その協議会を中心に、議論して、方向性を決めて、国の方にも支援の要請になろうかと思う。その辺は、2県2市を含めた協議会の場で十分検討すべき課題であると思っている。

【記 者】
 先日の議案説明の中にあった、障がい者に対するタクシー券の所得制限は、なぜ設けるべきなのか教えてもらいたい。
【市 長】
 障がい者のタクシー券助成は、所得制限なしに今まで行われていたが、タクシーの初乗り分の券を何枚か渡すような形で行われている。
 障がい者に対するタクシー券の助成といっても、本来、いろいろな障害者施策があるので、それをすべての方に助成する必要はないのではないか、ある程度、所得制限などを考えるべきではないかと、平成23年度の包括外部監査で障害者施策の一つとして指摘を受けていた。それに基づいて検討した結果、所得制限を設けた上で存続し、特に、透析などで何度も病院を往復しなければならない人については、枚数をこれまで以上に出すようにするなどの形で制度改正を行うものである。

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