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市長定例記者会見(平成25年3月26日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成25年3月26日(火曜日) 午前11時30分から午前11時58分まで
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市移住ナビについて
(2)被災地支援のための職員の長期派遣について
(3)災害時における廃棄物の処理等に関する協定の締結について
(4)高松国分寺ホールの開館及び記念事業について
(5)「高松市住宅耐震改修等事業」の補助金の拡充について
(6)「高松市ちゃりんこマップ」の発行について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。

 本日は、私から、6点につきまして発表させていただきます。
 まず1点目は、「高松市移住ナビについて」でございます。
 本市は、瀬戸内の温暖な気候に恵まれ、災害も比較的少ない環境を有し、コンパクトな中に都市的利便性と、海・山・島といった豊かな自然が調和した、素晴らしい都市だと思っております。
 そこで、本市への移住をさらに促進するため、本市の概要や生活圏などを紹介した「高松市移住ガイド」を、昨年11月に作成しているところでございます。
 今回、この移住ガイドを、補完するとともに、より強力にPRするため、本市ホームページ「もっと高松」の中に、移住に関するホームページ“高松市移住ナビ”を開設いたしました。
 内容といたしましては、本市の特徴であるコンパクト&エコなまちなど、移住先として本市を選ぶ5つの理由を紹介するとともに、空き家バンクや官公庁の窓口など、移住前・移住後に役立つ各種サイトのリンク集“移住イエローページ”を設けております。
 空き家バンクにつきましては、香川県が、香川県宅地建物取引業協会等と協働で、県内の空き家等を紹介するもので、本市も、それに参画しているところでございます。
 このうち、特に目玉物件として、本市の地域コミュニティ協議会などに御協力いただき、それぞれの地域の物件について、「高松市ほりおこし物件」として、紹介することとしております。
 これは、コミュニティ協議会等が、それぞれの地域の空き家を調査し、所有者に、空き家バンクの登録を勧める一方で、移住希望者に対しては、地域の風土や生活習慣などについての説明を行い、移住についての様々な不安を事前に取り除く、一連の仕組みづくりを目指しているもので、現在、モデル事業として、一部で実施しておりますが、今後は、準備が整った地域等から、随時、掲載してまいりたいと考えているところでございます。
 この「高松市移住ナビ」により、高松の魅力や住みやすさを、これまで以上に、強力に全国発信をしていくとともに、本市への移住を検討している方々の、背中のひと押しとなればと考えております。
 ホームページにつきましては、本日、3月26日(火曜日)から、既に開設しているところでございます。

 2点目は、「被災地支援のための職員の長期派遣について」でございます。
 東日本大震災が発生してから、既に2年が経過し、復興計画等が少しずつ具体化されておりますが、まだまだ先が見えていない状況でございます。
 特に、被災地においては、行政職員などのマンパワー不足が深刻化しており、全国市長会でも、人材を求める声が多く聞かれております。本市では、従来から、職員を派遣しておりましたが、来年度におきましても、今年度に引き続きまして、職員の長期派遣を、4か所に対して実施するものでございます。
 まず、福島県いわき市へ、固定資産税賦課業務等に関する支援のため、税務事務に精通した職員を、1年間派遣いたします。
 また、宮城県東松島市へ、土地区画整理事業等に関する支援をするため、技術職員を、半年交代で2人派遣する予定としております。
 いわき市と東松島市は、今年度も職員の長期派遣を実施しているとことでございます。
 また、新たに、宮城県山元町へ職員を派遣いたします。山元町の町長は、私が宮城県庁に勤めていた時代の同僚で、特に強い要請がございましたことから、防災集団移転業務等に関する支援のため、行政職1人を、1年間派遣するものでございます。
 さらに、文化庁から、埋蔵文化財発掘調査等に関する業務について、職員派遣の要請がございましたことから、4月から3か月間、岩手県宮古市へ、文化財専門員を派遣することといたしております。
 なお、本市といたしましては、今後とも、被災地の支援、特に、このような人的支援につきまして、引き続き、愛情を持ちながら、取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
 派遣先、派遣期間等は、配布資料のとおりでございますが、派遣職員の辞令交付式を、明日の27日(水曜日)午後4時から、市長応接室で行います。

 3点目は、「災害時における廃棄物の処理等に関する協定の締結について」でございます。
 東日本大震災を踏まえ、本市におきましても、各種の防災対策を見直しているところでございますが、特に、被災時の生活環境、衛生面の確保が重要であるとの考えから、今回、災害廃棄物の処理等を迅速に進めるため、本市と高松清掃事業協同組合との間で、「災害時における廃棄物の処理等に関する協定」を締結するものでございます。
 協定内容といたしましては、災害廃棄物の撤去、収集・運搬、処分等、本市が必要とする災害応急対策について、高松清掃事業協同組合が率先して行うというものでございます。
 締結式は、28日(木曜日)午後1時から、市長応接室で行うこととしております。

 4点目は、「高松国分寺ホールの開館及び記念事業について」でございます。
 来月、4月18日(木曜日)に、国分寺支所の南隣に建設しておりました高松国分寺ホールが正式オープンをいたします。
 高松の西部地域の文化芸術活動の拠点となる多目的ホールと位置づけている国分寺ホールは、客席数は459席で、客席を収納するとフラットな空間としても利用できる設計になっており、音楽・演劇・ダンス等の各種文化活動のほか、講演会・展示会・集会など、さまざまな用途に御利用いただける施設になっております。
 その開館記念イベント等でございますが、まず、オープン前の4月14日(日曜日)に、プレオープンイベントとして、施設内覧会を行います。
 国分寺ホールの客席・舞台などの施設を御紹介するとともに、地元の讃岐国分寺太鼓保存会、和太鼓集団・夢幻(むげん)の会の皆さんや、国分寺北部・南部の両小学校、国分寺中学校の合唱グループなどにも御出演いただくこととしております。
 続きまして、正式オープンいたします4月18日(木曜日)には、午前10時より、開館記念式典を予定いたしております。
 そして、翌19日(金曜日)の午後6時30分から、こけら落とし公演として、高松市出身で高松市観光大使をお願いしておりますヴァイオリニストの川井 郁子さんによる「ヴァイオリンリサイタル」を開催いたします。
 川井 郁子さんですが、先日の日本アカデミー賞で、最優秀音楽賞を受賞され、作曲家としても非常に進境著しい、日本を代表するヴァイオリニストでございます。国分寺ホールのこけら落としにふさわしいすばらしい演奏が、多くの皆様を楽しませることと思っております。
 また、4月21日(日曜日)は午後2時から、「サクソフォニーフェスティバル四国in香川」が開催されます。四国四県のサクソフォン愛好者が集う大会で、気軽にお楽しみいただける公演となっております。
 さらに、4月27日(土曜日)には、午後2時から、上方の人気落語家の五代目・桂 米團治(かつら・よねだんじ)さんによる独演会も予定されております。
 各公演の詳細及びお問い合わせ等につきましては、お配りしております資料等で確認していただきたいと存じます。

 5点目は、「高松市住宅耐震改修等事業の補助金の拡充について」ございます。
 本市では、大規模地震による人的被害の軽減のため、平成23年4月から、住宅の耐震診断、耐震改修の費用の一部を助成いたしておりますが、これをより一層促進するため、来年度、4月1日から、補助金の拡充を行うものでございます。
 拡充の内容ですが、まず、耐震診断の補助率を、これまでの3分の2から10分の9に引き上げ、補助限度額も6万円から9万円に増額いたします。
 また、耐震改修の補助率では、2分の1で変更ありませんが、補助限度額を60万円から90万円に増額いたしております。
 これらの補助金の受付につきましては、4月1日から開始いたします。なお、平成25年度での募集予定戸数は、耐震診断が200戸、耐震改修が80戸となっております。
 対象となる住宅は、昭和56年5月31日以前に建てられた、いわゆる旧耐震基準で建設された一戸建住宅、長屋建て住宅、併用住宅でございます。
 その他、建築基準法に基づく重大な違反がないことや、耐震改修する場合には、耐震診断により、危険性が高いと評価されたもの等の要件がございます。
 詳しくは、担当課・建築指導課までお問い合わせいただきたいと存じます。

 6点目は、「高松市ちゃりんこマップの発行について」でございます。
 既に、20日から、瀬戸内国際芸術祭が開幕しており、多くの観光客の皆様が御来高されております。その観光客の皆様の移動に、人気のあるレンタサイクルを、御利用いただき、高松の内陸部の主要観光地やまちを巡っていただけるよう、今回、「高松市ちゃりんこマップ」を発行するものでございます。
 このちゃりんこマップにつきましては、私が、マニフェストで掲げております「日本一のちゃりんこ便利都市」実現のため、自転車を利用した高松の観光を提案し、宿泊施設あるいは地産地消を体験できる店舗などのきめ細やかな情報提供を可能にするとともに、本市の自転車に関する取組を紹介することで、「サイクル・エコシティ高松」のPRにも繋げたいという目的で発行したものでございます。
 特徴といたしましては、まず、利用者目線の情報を掲載したことでございます。
 観光客の皆様が特に求める「メイドイン高松」、高松ならではの情報を提供したいとのコンセプトで制作しております。
 次に、自転車を活かした地域の魅力発信として、コースやルートを限定せずに、自由にまちを走ってもらうスタイルを提案しております。
 また、旅の隙間時間の充実として、瀬戸内国際芸術祭を観覧する間の空いた時間に、自転車を借りていただき、5分から10分圏内で回れるコンセプトで、マップを制作しております。
 次に、地域の特性を打ち出したマップ構成ということで、マップのエリアを10地区に分けて作っております。全部が一つにまとまったものではなく、それぞれの地区ごとに、行きたい所をピックアップし、それを参考に回れるような形を取っております。
 また、ちゃりんこ便利都市のPRも兼ねており、「自転車専用レーン」や「ちゃりんこ救急ステーション」に関する取組などの情報も掲載しております。
 このちゃりんこマップにつきましては、本日、3月26日より、観光インフォメーションプラザをはじめ、各レンタサイクルポートなどに、パンフレットラックを設置し配布することとしております。
 また、ちゃりんこマップに掲載されている地産地消の飲食店などの協力店舗には、「ちゃりんこマップ」のイメージがデザインされたステッカーやのぼりを設置し、利用者の方が、直ぐに分かるように工夫してまいりたいと思っております。

 私の方からは、以上でございます。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 20日に開幕し、最初の週末を終えた瀬戸内国際芸術祭の印象は。
【市 長】
 20日に開会式が行われ開幕した瀬戸内国際芸術祭が、今日で、一週間が経過した。
 全体的な印象としては、大勢の方々が訪れ、思った以上に出足好調だと感じている。
 20日の開会式には、生憎の天候にもかかわらず、大勢の市民の方々に参加いただいた。
 「ポップフォーン」、「女木櫻」など珍しい楽器などを交えてのファンファーレが、非常に印象に残っている。また、週末は、大勢の人が会場となる各島々を訪れていただき、3年前の芸術祭の賑わいを思い出すような出足だった。
 今回は、特に、春、夏、秋の分散開催であるため、季節に合わせた芸術祭を楽しめるものとなっている。今回、春に来た人が、夏、秋にも楽しめるもので、来る人にとっても面白く、迎え入れる側も、リピーターが期待できるのではないかと思っている。
 また、芸術祭関連イベントとして、市で実施している玉藻公園の「匠の雫」も非常に好評である。玉藻公園の夜間無料開放も実施しており、前回の芸術祭で十分活かされなかった夜の高松のまちを楽しむきっかけになるのではないかと思っている。
 是非とも、出足好調なこの雰囲気を継続し、訪れた人に多いに楽しんでもらいたいと思っている。
 いずれにしても、市としてさまざまな関連イベントや市全体の観光振興施策などを行いながら、瀬戸内国際芸術祭を創造都市推進の大きな一歩にしていきたいと考えている。

【記 者】
 瀬戸内国際芸術祭に伴い、玉藻公園への来場者が好調とのことだが、屋島の状況は。
【市 長】
 瀬戸内国際芸術祭に関連して、玉藻公園、屋島の現状であるが、来場者数が正式に発表されていないため、具体的な数字は分かりかねるが、玉藻公園の「匠の雫」は、予約も満杯で、実際に来た人も非常に満足していると聞いている。
 また、屋島についても、屋島山上ケーブル駅をレアンドロ・エルリッヒ氏が、鏡を使用したトリックで、廃墟をシンボル的なものとして作り出した作品があるが、初日の20日から、大勢の人が訪れていると聞いている。

【記 者】
 今月18日に内閣府から、経済被害を中心とした南海トラフ地震の被害想定が示されたが、市では、今後、どのような対策を行っていくのか。
【市 長】
 今回発表された被害想定は、「千年に一度あるかないか、程度の低い頻度ではあるが、発生しうる最大の規模のもの」として示されたものである。本市における災害対策については、今回の被害想定が示される以前から、積み重ねて行って来ているもので、今回の発表に伴い、新たに何かするというものではないと考えている。
 ただ、最悪の場合、全国で220兆3千億円の経済的被害が出るとされており、東日本大震災の被害総額の13倍、国の年間予算の2倍を超えるとてつもない被害額に、驚いている。
 また、香川県内でも、被害総額が3.9兆円と上下水道や電力、通信などのライフラインを中心に、多大な被害が発生するとのことで、そのような被害想定をある程度前提にしながら、市として必要な対策を打っていかなければならないと思っている。
 この被害想定は、建物の耐震化、火災対策などを積極的に進めることにより、これだけの大きな災害が来たとしても、半分程度の被害額に抑えられるとされている。
そのようなハード的な防災対策を進めていくのはもちろんであるが、基礎自治体である市とては、市民の人的被害を最小限にとどめるのが大切である。
 4月1日から住宅耐震化の補助を引き上げるが、このように個別住宅の耐震化を進めていきながら、地域の自主防災組織の結成を促し、いざというときに適切に非難ができるよう防災訓練などをこれまで以上に充実していき、ハード・ソフト両面の対策をとりながら、大人的被害を最小限にするという目標をもって、防災・減災対策を考えていきたいと思っている。

【記 者】
 国分寺ホール整備は、合併時の建設計画によるものだと思うが、今後、発生する維持管理経費への対応は。
【市 長】
 国分寺ホールのような文化施設の整備については、合併時の建設計画に基づくものである。
 その意味では、合併の時の決められたものであるが、どういう文化施設をつくるのかについては、合併後、それぞれの地域の人や学識経験者を交えた検討委員会を設置し、議論を行い、整備を進めてきたものである。
 整備の過程においては、音楽専用ホールとしての整備要望などもあったが、多目的に使えるホールで意見がまとまり、現在の施設になっており、建設経費もさまざまな工夫を行い、最小限に抑えている。
 今後の維持管理については、施設の規模に応じ、相応の経費が発生すると考えているが、できる限り、利用度を上げてもらうことにより、市民にとって価値のあるものにするとともに、公募の指定管理者制度を導入しており、指定管理者のさまざまな工夫により、過度な負担にならないようにしていきたいと考えている。

【記 者】
 チャイナエアラインによる高松・台北線就航に対する期待は。
【市 長】
 21日の日に台北高松線が就航し、日曜日と木曜日の週2便で運行が開始された。台湾との直行便については、四国では初めてであり、台湾と四国が直接結ばれたという点で、非常に大きな意義があると考えている。
 チャイナエアラインの関係者によると、台湾の人たちの高松、香川、四国の知名度が低く、これから魅力ある地域として発掘していきたいとのことである。
 また、日本と台湾との行き来きは、非常に活発で、年間300万人の人たちが、行き来している。
 特に、台湾の観光客のうち、7割がリピーターだという話もあり、いままで行ったことのない四国に魅力を感じる人も多いのではないかと期待をしている。
 台湾は、経済発展も著しく、ビジネス需要もかなり見込めると思っており、この台北便を関係者全体で育て、最終的には一日一便ぐらいにできればと思っている。
 また、チャイナエアラインは、高松周辺では、大阪と広島で毎日運航しておりで、三つの地域が連携すれば、日本と台湾の新たな観光ルートの開拓にもつながることから、今後、いろいろな工夫をしながらこの路線を育てていければと思っている。

【記 者】
 総務局担当の副市長を危機管理監に充てるのでは従来と変らないのでは。また、専任の職員を置く考えは。
【市 長】
 危機管理監がトップとして、業務を遂行することとなるため、市長の下にいる副市長とは意味合い変わってくると思っている。
 専任を置くかどうかというのは、状況を見ながら、考えてまいりたい。

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