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市長定例記者会見(平成24年7月24日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成24年7月24日(火曜日) 午前11時30分~12時
(場所)4階会議室

報告事項

(1)平成23年度一般会計決算見込みの概要について
(2)「第47回さぬき高松まつり」の開催について

市長説明

 おはようございます。

 それでは、定例記者会見を始めます。
 まず、1点目が、平成23年度の一般会計決算見込みの概要についてでございます。
 私は、2期目の選挙に当たりお示ししました「マニフェスト2011」で12の政策キーワードのもとに60の施策を掲げ、その実現を目指し、新たな事業の展開も含め、取り組んできたところでございます。
 平成23年度に取り組みました主な事業につきましては、まず、特に重点といたしました「コミュニティの再生」では、コミュニティ協議会が、自主的な事業を積極的に行えるように、新たに「ゆめづくり推進事業」の創設をいたしました。
 また、「子ども・子育て」の分野では、塩江こども園を開園いたしましたほか、「こども未来館(仮称)」の基本計画の着手を行っております。
 「安全・安心」の分野では、東日本大震災を踏まえまして、「津波避難ビル」を指定するなど、各種防災事業に積極的に取り組んできたところでございます。
 また、「産業等の創造都市推進関係」の事業でございますが、昨年、開催いたしました「アジア太平洋盆栽水石大会」への支援のほか、「街角に音楽をフェスティバルin高松」や、「大道芸フェスタ」などにつきましても、継続的な開催を図り、より創造都市にふさわしいまちづくりを盛り上げたところでございます。
 「教育」の分野では、英語指導助手や学校図書館指導員の増員配置等を積極的に行いましたほか、小中学校へのハートアドバイザー、スクール・ソーシャルワーカーなどを配置いたしまして、暴力行為等が多発している状況に対応したところでございます。
 「まちづくり」の分野では、超高速情報通信網の未整備区域への敷設に対する支援をはじめ、新たに五番町西宝線の自転車専用道路の整備、また、4月にオープンいたしました「丸亀町グリーン」に対する補助等を行ったところでございます。
 「医療・健康」の分野では、ワクチン接種に対する助成事業の拡充などを行ったところでございます。
 「その他」といたしましては、下水道事業を平成23年度より、地方公営企業法の全部適用に移しまして、上水道事業と組織統合を行い、上下水道局を発足させたことが大きな点だと思っております。
 続きまして、決算見込みについて説明いたします。
 決算見込みの詳細につきましては、記者会見終了後、財政局から資料を提供いたしますので、私からは概略を説明いたします。
 まず、歳入額は全体で、約1,538億6千万円となっており、前年度に比べまして、約9億8千万円、0.6%の増でございます。
 増加要因は、歳入の根幹をなす市税収入が増加いたしております。また、地方交付税が約19億8千万円の増、子宮頸がんなどのワクチン接種事業などで県基金を活用した事業費の増加に伴いまして、県支出金が、約11億円の増加となっております。
 一方、減少要因は、繰入金が27億円減となっておりますが、これは、平成22年度に、高松市土地開発公社に対する貸付に伴う基金繰入金の皆減によるものでございます。
 市税の状況でございますが、法人市民税が、法人収益の増加により、7億3千万円程度の増、また、税率改定によりまして、市たばこ税が3億5千万円程度増えております。
 逆に、給与所得の減少によりまして、個人市民税が約3億1千万円減となっております。
 次に、歳出額は全体で、約1,471億6千万円となっており、前年度に比べまして、約5億円、0.3%の減となっております。
 増加要因は、子ども手当制度の通年化や、生活保護の増加などによりまして、扶助費が約15億1千万円の増加となっております。
 また、これまで、下水道事業は、繰出金として措置しておりましたが、下水道事業の企業会計化に伴い、負担金で措置することとなったため、下水道事業負担金が皆増になり、その分、補助費等が42億3千万円の増加となっております。
 丸亀町商店街G街区市街地再開発事業や幼保一体化施設整備事業などによりまして、建設事業費が4億8千万円の増加となっております。
 一方、減少要因は、高松市土地開発公社の金利負担を解消するための事業資金の貸付けの皆減により、貸付金が29億8千万円の減、また、下水道事業の企業会計化に伴いまして、特別会計に対する繰出金が無くなったため、繰出金が36億3千万円の減になっております。
 以上、歳出でございますが、その中で、人件費・扶助費・公債費を合わせました義務的経費ですが、約9億8千万円、1.2%の増加となっております。
 ただ、この三つのうち、人件費、公債費は減でございます。扶助費の増加がそれを大きく上回って、全体として義務的経費が増になったということでございます。
 次に決算収支の概況でございます。
 まず、歳入歳出を差し引きました形式収支は、約67億1千万円の黒字でございます。そのうち、翌年度に繰越できる財源を考慮しました実質収支は、約55億8千万円の黒字となっております。また、実質収支を前年度の収支と比べました単年度収支は、約15億2千万円の黒字となっております。
ちなみに、平成22年度の単年度収支は、約1,700万円の赤字でございました。今回は、実質収支を大きく伸ばして、単年度収支も15億あまりの黒字なっております。
 この実質収支につきましては、法令の規定等によりまして、2分の1を下らない額として、30億円を財政調整基金に積み立てることといたしております。
 次に、市債でございますが、交付税を振り替えた臨時財政対策債を除いた市債残高は、平成23年度末で約970億4千万円となっております。
 市債残高が1,000億円を下回るのは、平成8年度末の約922億9千万円以来、15年ぶりとなります。
 また、基金につきましては、決算剰余金の積立などによりまして、4基金の合計残高は、平成23年度末で約138億8千万円となっており、22年度末と比べ約9億7千万円増となっております。
 以上を踏まえ、平成23年度は、市税収入や交付税の増加などにより、歳出財源を確保でき、単年度収支は黒字化、貯金となります基金残高も増加をいたしております。また、臨時財政対策債を除きました市債現在高は減少し、1,000億円を下回る状況となり、本市の財政の健全化が、一定程度進捗した決算になったのではないかと捉えております。
 しかしながら、財政指標といたしまして、自主財源比率を見てみますと、23年度決算では、50.5%となっております。これはリーマンショック前の決算等では、60%を超えておりましたので、自主財源比率が大きく落ち込んでいる状況でございます。また、24年度は、地価の下落や評価替えの影響に伴う固定資産税の減少など、市税収入は大幅な減収見込みとなっており、体力的には、十分な回復には至っていないと考えております。
 一方、歳出の方では、新病院をはじめ、こども未来館(仮称)や危機管理センター(仮称)などの新規施設の整備等、まちづくり戦略計画に掲げる事業の着実な推進に加えまして、公共施設や老朽化が進む橋りょう等のインフラ施設の耐震化など、一定程度の財政需要の増大は避けられない状況であります。
 このことから、今後の財政運営に当たりましては、引き続き、行財政改革計画や財政運営指針を踏まえた施策・事業の厳しい選択、見直しを進めていかなければならないと考えております。今後、消費税関連法案、国の税制改革の動向も踏まえ、また、国の地方財政対策や財政状況等も十分に見極めながら、行政活動全般にわたる一層の効率化等に取り組み、それによって、さらに財政の健全化を進めてまいりたいと存じます。

 次に、2点目でございますが、「第47回さぬき高松まつり」の開催についてでございます。
 本市の夏の一大イベントでございます「第47回さぬき高松まつり」を、8月12日(日曜日)から14日(火曜日)までの3日間、開催いたします。
 見所でございますが、まず、12日は、オープニングセレモニーとして、恒例となりました国分寺太鼓の演奏に続きまして、今回の目玉といたしまして、香川の伝統民謡「正調一合まいた」の輪おどりを演舞することになっております。
 当日は、私も踊りの輪に加わりますが、もちろん、飛び入り参加も大歓迎となっておりますので、ぜひ、多くの皆様方に、「正調一合まいた」にのせて、踊っていただきたいと思っております。その後、開会宣言を行い、続いて、高松ゆめ大使の委嘱式となります。今回は、現在のゆめ大使3名が引き続いてご就任いただけることになっております。
 その後、人気行事の「ゆかたグランプリ2012」をはじめ、「井上れいか」さんや、平成の姉妹デュオ「黒木姉妹」のステージのほか、石の広場ステージでは、12(日曜日)・13日(月曜日)の両日、一般応募の市民によるステージを予定しています。
 次に、13日(月曜日)は、最大の人気イベントであります、花火大会「どんどん高松」を開催します。今年は、「高松から発する希望の光」と題しまして、「昨年の東日本大震災が様々な暗い影響を及ぼしている中で、高松から発する希望の光が、明るく照らすスポットライトになって欲しい」という願いを込めまして、6千発の花火を、4部構成で打ち上げることにいたしております。
 第1部「日本を照らす高松の光」から第4部「希望の翼 ~高松に集う日本の光~」にかけて、少しずつ花火を大きくし、壮大なクライマックスを迎える構成となっております。
 打ち上げ時間は、午後8時から8時50分まででございます。
 これまで、打ち上げる花火の紹介は、サンポート高松会場でのみ、場内放送しておりましたが、今回、初めての試みとして、RNCラジオにおきまして、打ち上げ開始10分前から、花火の内容を盛り込んだ生放送を行うことといたしております。
 例えば、ラジオを持参していただければ、マンションの屋上や屋島山上などでも、花火の説明を聞きながら、花火を御覧になることができます。
 また、第3部の「音楽と光のファンタジー」におきましては、昨年の高松まつりに出演いただいた本市出身のアーティスト「舞子」さんが、書き下ろした「光の記憶」という曲に合わせて、花火が打ち上げられることになっております。音楽と花火とのコラボレーションを楽しんでいただければと思っております。
 最終日、14日(火曜日)の「総おどり」でございますが、今年は、55連4,003人の踊り子が参加いたします。
 今年も、フィナーレには、一般の方も参加できる「さぬき踊り一合まいた」を約10分間踊ることとしております。
 また、新たな試みといたしまして、13日(月曜日)の花火大会と14日(火曜日)の総おどりを、インターネットの動画配信サイト「ユーストリーム」でライブ放送を行なうこととしております。
 今年も高松まつりの開催、特に花火大会につきましては、市内の企業や個人の皆様に、御寄付・御協賛を得て開催しておりますので、厳しい経済情勢でありますが、今年も、皆様方の御協力をよろしくお願いしたいと存じます。
 また、花火大会におきまして、小型船舶等によります海上からの観覧は、フェリー等の航行上、非常に危険であるため固くお断りしておりますので、御理解・御協力をお願い申しあげます。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

【記 者】
 「財政健全化が進んでいる」とのことだが、平成23年度の一般会計決算に対する評価は。
【市 長】
 「プライマリーバランスの黒字化を維持し、財政健全化を進める」という公約を掲げ、取り組む中、経常収支比率が85%を超えており、目標値をクリアできていないものの、プライマリーバランスの黒字を維持しながら、市債残高も臨時財政対策債を除いて、1,000億円を下回ることができたことは、少なくとも市長になって1期目の目標として掲げた財政健全化の一つの指標はクリアできたと満足感は持っている。

【記 者】
 米軍の最新型輸送機のオスプレイが、岩国基地に搬入されたが、それに対する所見は。
【市 長】
 オスプレイ配備の問題は、正直、あまり情報を持っていないので、コメントしづらいことを御理解いただきたいが、政府においては、安全性が確認されるまでは飛行は行わないことなど、オスプレイに関する米軍との詳細な協議内容についての説明が、国民に全くなされていないことに、非常に不信感を覚える。

【記 者】
 滋賀県大津市でのいじめ問題に対する所見と、高松市のいじめ問題への対策は。
【市 長】
 私自身、この事件について、いろいろと話を聞きますが、やはり、いじめが起こった時の学校の対応や、自殺が起こった後の市教育委員会の対応に、適切ではないものが相当あったのではないかと思っている。
 大津市でのいじめ問題については、適切に対応していただきたいと思うが、学校や市教育委員会を批判したところで、問題の解決にはならない。
 高松市では、比較的暴力行為も多く、現在、その対応を進めているが、今回の件をそれぞれ関係者が教訓として、「このようなことが起こらないようにするためには、どうすればよいのか」、「いじめを本当に無くすには、何が必要なのか」を真剣に考えてもらいたい。
 私としても、教育委員会と協力しながら、よりよい学校運営、いじめや暴力行為の無い学校運営を行うにはどうすればよいか、真剣に考えていきたい。
 高松市教育委員会としては、学校現場に対し、児童生徒問題行動等対応マニュアルを活用した教育研修やいじめ等の実態把握に努め、課題があればそれに対する対応策を真剣に話し合うなど、夏休み期間中に、いじめ問題に対する取組みを徹底するよう指示しているようである。
 いじめに対する市民の関心が高くなっているので、それを良い方向に繋げられるように、学校現場と本市教育委員会とが連携を図りながら取り組んでいきたい。
 特に、私が重視したのは、学校の中だけで物事を隠したり収めたりせず、少しでも問題や課題があれば、それを地域にオープンにして、地域と学校が一緒になり、子どもたちの健全育成に取り組んでいけるような体制ができればと考えている。

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