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市長定例記者会見(平成24年6月7日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成24年6月7日(木曜日)午前11時30分~12時5分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)平成23年度における市長マニフェストに関連する施策の進捗状況について

(2)「屋島活性化シンポジウム~世界に誇れる「屋島」を目指して~」の開催について

(3)我が家の水がめつくり「巧水(たくみ)キャンペーン2012」の実施について

(4)被災地支援について

(5)高松市総合防災訓練について

(6)瀬戸内海クルーズの実施について

(7)市民プールリニューアルオープンについて

(8)高松市における夏季の節電の取組方針について

市長説明

 おはようございます。

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。
 まず、題材に入ります前に、昨日、「ひげの殿下」として国民から親しまれ、福祉活動や青少年教育などにも御熱心に取り組まれておられました三笠宮寛仁親王殿下が薨去されました。国民の一人として、悲痛の念に堪えないところでございます。
 心から哀悼の意を表する次第でございます。
 次に、現在、高松丸亀町商店街振興組合が実施主体となって「商店街の自転車乗入れ禁止の社会実験」を行っておりますが、同振興組合から公安委員会による本格規制の実施要望があり、私が会長を務める「自転車を利用した香川の新しい都市(まち)づくりを進める協議会・高松地区委員会」において、部会及び幹事会で協議をいたしました結果、基本的に本格規制への移行に向けて取り組みを進めることにいたしました。
 公安委員会では、6月15日の社会実験終了後に、この件について審議をされる予定ですので、結論が得られるまでの間については、高松北警察署長の交通規制が継続されることになったものです。
 この件につきましては、本日、午後3時から、同商店街振興組合の古川理事長から、具体的な現状を踏まえて発表されるとのことでございます。
 詳しくは、そこで御質問いただければと存じます。

 それでは、題材に入らせていただきます。
 まず、1点目は、平成23年度における市長マニフェストに関連する施策の進捗状況についてでございます。
 昨年の選挙の時にお示しいたしました、マニフェスト2011で「12の政策キーワード」の下に60の施策を掲げさせていただいており、毎年度、その進捗状況を公表することとしております。
 平成23年度の進捗状況は、マニフェストの各施策に関連する成果目標ごとに、23年度の目標値に対する実績値から達成率を算出いたしまして、それぞれ政策キーワードごとに集計をいたしました。
 その結果、103項目中、目標の達成率が100%以上となっておりますのが、50項目、80%以上が36項目、80%未満が17項目となっております。
 目標の達成率が、80%以上となるものは、86項目で83.5%となっておりまして、初年度としては概ね順調なスタートをきれたのではないかと存じております。
 ただ、今回は、速報値として取りまとめたものでございますので、現段階では23年度実績値が取れていないものも一部ございます。
 確定値につきましては、秋頃に予定しております事務事業評価の公表にあわせて御報告させていただきたいと存じます。

 次に、2点目は、「屋島活性化シンポジウム ~世界に誇れる『屋島』を目指して~」の開催についてでございます。
 現在、本市では、有識者等で構成する屋島会議を設置いたしまして、「屋島活性化基本構想(仮称)」を作成しているところでございます。
 この基本構想の中間報告が、既に取りまとめられておりますが、その内容をはじめ、屋島の現状や今後について、いろいろ意見交換をしていただき、それによって、市民の皆様に屋島に対する関心を高めていただくため、7月14日(土曜日)、午後2時からサンポートホール高松第2小ホールで、「屋島活性化シンポジウム」を開催したいと思っております。
 基調講演といたしまして、京都大学大学院経済学研究科教授で屋島会議会長の植田 和弘さんに、基本構想の中間報告について御講演をいただくこととしております。
 「世界に誇れる『屋島』を目指して」をテーマとするパネルディスカッションでは、植田会長にコーディネーターをお願いして、パネリストに瀬戸内国際芸術祭の総合ディレクターの北川フラムさん、人間文化研究機構の機構長であります金田 章裕さん、高松大学の佃 昌道学長、旅行ジャーナリストの村田 和子さん、の以上の皆様で御議論をいただくこととしております。
 周知方等よろしくお願いいたします。

 次に3点目は、『我が家の水がめづくり「巧水(たくみ)キャンペーン2012」』でございます。
 本市は、これまで、節水及び節水意識の高揚を図るために、「我が家の水がめづくり」の取り組みの一環として、節水キャンペーンを行ってきたところでございます。
 本年度から、キャンペーン名を「節水キャンペーン」から「巧水(たくみ)」と改めさせていただいております。
 「巧水(たくみ)」というキャンペーン名は、造語で、国、経済団体、NPO等が一丸となって水問題に取り組んでおります「チーム水・日本」の行動チーム「巧水(たくみ)スタイル推進チーム」に由来し、行政会員である本市としても、この「巧水(たくみ)」を使用するものでございます。
 毎年、本市の場合、水事情が厳しくなるわけでございますが、「渇水」などと同様にマイナスイメージを連想させる「節水」の表現を止め「水を巧みに使い、水を大切にしている高松」を「巧み(たくみ)」という表現で、全国発信をしてまいりたいと思っております。
 今回のキャンペーンの内容は、家庭や事業所での水の有効活用や、水質保全の取り組みなどについて、実践している取り組みの普及や、これから実践しようとしている取り組みについて「巧水(たくみ)宣言」として応募いただくもので、これにより、水を大切に思う意識啓発と、「巧水(たくみ)スタイル」を推進していただくものでございます。
 応募いただいた方には、参加賞や特別賞として、我が家の水がめづくりのキャラクターであります「タメット」を用いた巧水啓発グッズなどを贈呈することといたしております。
 応募期間は、6月15日(金曜日)から8月15日(水曜日)までの2か月間でございます。
 ぜひ、多くの方に、応募していただければと思っております。

 次に、4点目は、被災地支援の一環といたしまして、本市の特産物であります松盆栽を岩手県陸前高田市へ寄贈するものでございます。
 現在、本市では、陸前高田市へ職員を5月、6月の2か月間、常駐させる形で派遣をしているところでございます。
 ご承知のとおり、陸前高田市は、東日本大震災で大きな被害を受けた被災地でありますが、特に、広大な松原の中で、津波に耐え1本だけ残った松が、「希望の一本松」あるいは「奇跡の一本松」と言われており、その松が被災者や支援する人々の心の支えになったわけでございます。
 ただ、残念ながら、その一本松は、枯れてしまったというお話も聞いておりますが、現在、その接木や種から新たな芽が息吹いていると報道されております。
 本市が松盆栽の産地であり、ちょうど陸前高田市に職員を派遣しているご縁もあって、鬼無町や国分寺町の盆栽業者の方が、支援の思いを込めて手入れした松盆栽400鉢を、現地へ贈ることにしました。これに対して、本市が経費的支援、あるいは現地での配布などの人的支援を行い、陸前高田市の被災者の方々に、一本松に託す希望の光を松盆栽でつないでいただこうとするものでございます。
 松盆栽につきましては、現在、仮設住宅で生活されている被災者の方々を中心に配布し、少しでも不自由な仮設住宅の生活で、潤いを得ていただければと思っているところでございます。
 搬送時期は、6月下旬ごろを予定しております。

 次に、5点目は、高松市総合防災訓練についてでございます。
 すでに発表しておりますが、本日、午後2時10分から、32会議室にて、震災初動対応訓練及び水防本部運営訓練を実施いたします。
 また、6月24日(日曜日)の午前8時30分から、生島町の県消防学校で高松市総合防災訓練を実施いたします。
 震災初動対応訓練及び水防本部運営訓練は、本市職員によりまして、震度6弱の地震を想定した災害対策本部の初動対応、また、水防本部における情報等の収集や避難勧告等の発令訓練等を行うものでございます。
 高松市総合防災訓練は、消防局や自衛隊などの防災関係機関、高松市建設業協会などの関係団体が一体となって、地震・風水害災害に係る応急対策等の訓練を行うことといたしているものでございます。
 それぞれ、取材等よろしくお願いいたします。

 6点目は、瀬戸内海クルーズの実施についてでございます。
 瀬戸内海の魅力をより活かし、より一層、内外へ発信する観光振興事業の一環といたしまして、瀬戸内海クルーズを実施することといたしております。
 期間は、7月21日(土曜日)から9月23日(日曜日)までの土曜日・日曜日で、デイクルーズが2企画8回、サンセットクルーズが2企画8回の計16回実施することといたしております。
 内容は、デイクルーズが、Aプラン、Bプランございまして、Aプランが男木島を中心に地引網体験とバーベキューが楽しめる「男木島de地引網とバーベキュー」、Bプランが瀬戸内国際芸術祭2013の会場でもございます豊島・男木島をクルージングする「現代アートと瀬戸内海の原風景 豊島・男木島」でございます。
 また、サンセットクルーズは、Cプラン、Dプランございまして、Cプランがサンセットを楽しみながら瀬戸大橋を眺め、坂出工場群の夜景も見れる「瀬戸の多島美と夕景を満喫」、Dプランが源平屋島合戦の地、屋島周辺を海上から巡り、屋島の夕日に合戦を偲ぶ「海上から望む、落日の屋島」でございます。
 いずれも募集は、6月中旬を予定しております。

 次に7点目は、市民プールリニューアルオープンについてでございます。
 大的場にあります市民プールは、7月・8月の限定した夏場だけオープンするレジャープールでございますけれども、瀬戸内海に面し、また、駅からも近いため、非常に人気のあるプールでございます。
 ただ、開設35年目を迎えまして、非常に老朽化して、水漏れ等の状況もございましたので、今回、全面改修、プールサイド等の改修工事を行ったわけでございますが、平成
 25年3月から開催されます「瀬戸内国際芸術祭2013」の基本計画にある「公共施設等でのアート展開」の一環として、改修工事にあわせまして、市民プールにアートの要素も取り入れて、より芸術的な空間にしたところでございます。
 7月1日からオープンでございますが、オープニングイベントといたしまして、オープン前日の6月30日(土曜日)、午後2時から6時まで、プールの無料開放を行いますほか、3歳から小学生までの子どもを対象に、先着300名に無料券を1枚進呈することといたしております。
 また、関係者による式典を午後1時15分からプールサイドにおいて行うものでございます。
 今回導入するアートにつきましては、前回の瀬戸内国際芸術祭の際、男木島で穴の開いたヤカンやタライ、桶などを吊るして水を流したシュールな作品として評価されていました「雨の路地」を制作した、谷山恭子さんにお願いをいたしました。タイトルは「I’m here. ここにいるよ。」でございます。
 コンセプトは、「今、自分がどこに居るのか、海岸沿いの平たいランドスケープ(景色)のプールは、自分と地球の関係を感じるのに適している場所だと考えて、地球と自分の繋がり、また、プールにいながらにして自分の存在を感じる仕掛けになっている」ものでございます。
 プール全体を海に見立て、視線の位置まで青く塗装することで、海の中にいることをイメージし、そこに浮かぶ島の形と空に浮かぶ雲が現れるといったデザインでございます。
 また、緯度・経度を測定しまして、ポイント部分に鏡面に仕上げた直径2センチメートルの丸いステンレスを埋め込み、ポイントの隣に緯度・経度を表示し、自分のいる位置を知ることができる趣向になっているものでございます。
 7月1日からオープンということでございますので、御家族連れで、アートの中で泳げるプールを体験していただきたいと存じます。

 最後に8点目は、高松市における夏季の節電の取組方針についてでございます。
 今年の電力需要につきましては、非常に厳しい状況であるというのは、御承知のとおりでございます。
 四国電力から、7月2日から9月7日までの間、平日の9時から20時までの時間帯について、使用最大電力量を、猛暑であった平成22年度と比べて7%以上の節電要請を受けているところでございます。
 その要請を受けまして、本市では、7月2日から9月7日まで、13時から16時までのピーク時間帯の購入使用最大電力を22年度に比べ10%程度削減すること、かつ、市の施設における7月から9月までの総電力使用量を22年度と比べ5%以上削減すること、を節電目標としているところでございます。
 主な取組みといたしまして、市の施設全体で、執務室の温度を28度に設定するほか、トイレ、会議室等の消灯を徹底いたします。
 電力使用量の多い施設での取り組みといたしまして、本庁舎ではエレベーターの部分停止、パソコンの省電力モードの設定、照明の部分消灯などに努めまして、ピーク時間帯はその取り組みをさらに強化してまいりたいと存じます。
 また、南部クリーンセンター、西部クリーンセンターの2つのごみ処理施設では、ピーク時間帯での破砕施設の運転停止やごみの焼却炉を2炉運転することにより自家発電を増強するほか、し尿処理施設、競輪場、浄水場等で、ピーク時間帯の運転調整・運転停止やエレベーターの部分停止などの取り組みに努めてまいりたいと存じております。
 このほか、市民向けといたしまして、夏季における電力使用量を昨年より15%以上削減した家庭には、節電グッズなどをプレゼントするキャンペーンを実施いたします。また、広報紙や公用車を利用した節電の広報啓発活動についても積極的に行ってまいりたいと存じます。
 さらに、本庁舎では、業務用蓄電池を新たに購入し、業務に支障が生じないように停電時に備えてまいりたいと存じます。

 私からは以上です。

記者との質疑応答要旨

【記者】
 先日、JR四国が「計画停電が起きた場合、踏切が正常に作動しなくなる恐れがあるため、対象区域では列車の運行を見合わせる」との方針を発表した。これにより、市民生活への影響が予想されるが、市としての対策は。また、計画停電に伴い市内の企業へ支援を行う考えは。
【市長】
 ピークカット等により、突然の停電等が起こらないように、我々も協力したいと思っている。
 計画停電については、基本的に、市民生活や企業活動に大きな影響を及ぼすので、できるだけ避けるように努力いただけるよう四国電力へ依頼したい。
 ただ、計画停電もあり得るので、現在、市としては、来週中を目途に計画停電になった場合の業務継続計画の策定を進めている。
 市役所でも計画停電になった場合は、やむを得ず停止する業務がかなりあるので、「広報たかまつ」や市ホームページなどを通じて、計画停電時のサービス休止などについて事前に広報していく。
 また、計画停電になれば、公共交通機関等にも影響が出ることが予想されるので、今後、JRやことでん等と調整し、市のホームページでも市民の皆様が、公共交通機関の運行状況等の情報を得られるような工夫をしていきたい。
 また、市内に立地する企業への支援策等については、電力不足に伴う運転資金や、省エネに取り組むための設備資金の融資ということが考えられるが、これらについては、既存の制度での対応を考えている。
 今後、全国の状況等を注視しながら、必要であれば考えていきたい。

【記者】
 節電対策により、どの程度の電力量を削減できるのか。
【担当課】
 600程度ある市施設のうち、ピーク時(13時~16時)などの電力使用量がわかる約200施設の電力使用量が2万9千Kw程度です。
【市長】
 200施設が市施設全体の電力使用量の約6割を占めているので、これらの施設でピーク時の電力使用量を10%程度の削減ができれば、市施設全体で10%削減につながる。

【記者】
 ピーク時間帯での節電の取り組み強化として、本庁のエレベーターの部分停止とあるが、何台停止するのか。
【担当課】
 ピーク時に1台停止する。
【市長】
 極力、職員には、階段を利用させ、市民の皆さんには、あまり御迷惑をかけないようにする。

【記者】
 新たに危機管理センター(仮称)を整備予定だが、どのような施設にしたいか。
【市長】
 東日本大震災のような大規模災害が発生した時には、災害対策本部をいち早く立ち上げ、機動的な対応が、非常に大事になってくる。
 現在、災害発生時には、庁舎内の32会議室に対策本部を設置することにしており、常設の対策本部を有していない。
 このため、いざという時に、すぐそこでオペレーションができるような危機管理センターを常設でつくるべきだという議論が昔からあった。同時に、水道局の庁舎が耐震化の関係で建てなおす必要があり、また、消防局指令センター等も更新の時期にきている。
 これらを勘案して、国の防災対策のための補助を活用し、市役所西隣に危機管理センターを整備することにした。
 整備に当たっては、東日本大震災での教訓等を十分に踏まえ、いざという時の対応ができるとともに、水道や消防、警察などと、上手く連携が取れるようにしたい。

【記者】
 危機管理センター(仮称)の建設予定地は、現在、駐輪場や公用車の駐車場となっているが、その対応は。
【市長】
 公用車の駐車場所と、駐輪場の確保については、一つずつ課題を解決しながらやっていかなければならない。

【記者】
 「岩手県陸前高田市へ松盆栽を贈る」とのことだが、市の経費的支援とは、市が盆栽を買い取るということなのか。
【市長】
 基本的に盆栽業者から、かなり低価格で松盆栽を提供していただけて、それを市が買い取り、輸送することとしている。

【記者】
 この企画提案は業者からあったのか。
【市長】
 市から話を持ちかけ、盆栽業者の協力を得た。
 今回、陸前高田市に市職員を常駐させて被災者の支援を行っており、この他の支援策として企画した。

【記者】
 松盆栽の購入などに要する経費はいくらか。
【担当課】
 松盆栽の搬出などに要する経費を含めて130万円程度である。

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