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市長定例記者会見(平成23年12月1日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成23年12月1日(木曜日) 午前11時30分~11時50分
(場所)4階会議室

報告事項

(1)高松市美術館平成24年度特別展「春の京都から、日本画名品展」の開催及び24年度特別展年間開催予定について

(2)池原昭治先生によるふるさと高松応援寄附金ポスター等使用原画と寄附申し込みについて

市長説明

 おはようございます。
 題材に入ります前に、東日本大震災における被災地への支援につきまして、現在も継続的に人的支援などを行っておりますが、来週12月5日月曜日に、支援物資の搬送を行うことになりましたので、報告します。
 今回の搬送は、被災地でのボランティア活動を支援するため、仙台市のボランティア団体等の要請に応じて、リサイクル自転車47台や使い捨てカイロ5,000個等を宮城県仙台市へ搬送します。
 自転車の47台のうち、35台が高松市から、12台は愛媛県の松山大学からのもので、合わせて高松市から搬送します。
 また、人的支援も継続的に行っており、宮城県仙台市及び福島県いわき市にそれぞれ2名の職員を派遣しています。
 本市としましては、今後とも可能な限り、現地の情勢にあった支援を行いたいと思っています。

 それでは、題材に入ります。
 第1点目は、「平成24年度特別展「春の京都から、日本画名品展」の開催について」です。
 高松市美術館は空調設備更新工事のため、来年1月から3月末まで3か月間、臨時休館します。休館後の最初の展覧会として、京都国立近代美術館、京都市立芸術大学芸術資料館、京都府立総合資料館などの全面的な協力を得て、日本画の特別展を高松市美術館の自主企画展として、4月13日から5月20日まで開催するものです。
 京都の日本画は円山(まるやま)・四条派の伝統を基盤として、中央画壇に対し京都画壇と言われ、古都としての文化の蓄積と美しい風物に培われた美的感覚により、独自の作風を築きあげています。今回の展覧会では、その重要な役割を果たしました京都画壇にスポットを当てたもので、日本画の東西の両雄とも謡われました竹内 栖鳳(たけうち せいほう)と横山 大観をはじめとした画家達の名作、約70点を展示するものです。京都から日本画の名品がこれ程まとまって多く高松で紹介されますのは、もちろん初めてのことです。
 合わせて、平成24年度美術館の特別展の開催予定について御紹介します。
 平成24年度には全部で5本の展覧会の開催を予定しています。
 4月からは、先程御説明しました「春の京都から、日本画名品展」、5月からは、日本の近代芸術に多大な影響を与えました洋画家村山 知義の回顧展「村山知義の宇宙-すべての僕が沸騰する」を開催します。奥様で高松市出身の童話作家・村山 籌子さんとの共作による絵本の仕事についても御紹介します。それから、7月から「高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.2」を開催します。また、9月・10月にはファミリー向けの展覧会の「ウルトマン・アート!展」を、再来年の平成25年2月・3月には、美術館の所蔵作品を活用しました「小さな世界展(仮称)」を開催します。

 次に、2点目は、本市出身の童絵作家、「池原昭治先生によるふるさと高松応援寄附金ポスター等使用原画と寄附申し込みについて」です。
 ふるさと高松応援寄附金は、いわゆる、ふるさと納税の高松版で、これまで、空から見たサンポートを中心とした写真を題材としてポスターやチラシを作ってきましたが、より関心を惹くようなデザインとするべく、高松市出身の童絵作家・池原 昭治先生に絵をお願いしておりました。御承知のとおり、池原昭治先生は、テレビ「まんが日本昔ばなし」の作画等で全国的に知られる作家です。このほど、「ふるさと高松応援寄附金」の募集ポスター等に使用する原画が完成し、私の手元に届けられましたので御紹介するものです。
 原画は、高松市の原風景や伝承あそび、方言等とともに、池原先生の特色である稚児たちの戯れる様子が描かれており、ふるさと高松に思い入れのある方たちに共感を得られる作品に仕上がっています。
 今後、この原画を用いて、年内にポスターとパンフレットを作成し、ふるさと高松応援寄附金をこれまで以上に積極的にPRしたいと思っています。東京にあります県のアンテナショップの旬彩館での掲出のほか、県人会や主要高校同窓会の会合等で配布していただく計画です。
 また、今回の原画完成に合わせて、池原先生自らも御寄附のお申し込みをいただき、ありがたく受領いたしますとともに、本市におけるまちづくりの財源として活用します。
 ふるさと高松応援寄附金は、いわゆる「ふるさと納税」で、地方公共団体に寄附をした場合、所得税、住民税ともに一定の税額控除が受けられる制度です。
 本市は、国の平成20年度の制度発足以来、これまで延べ165人の方から約1,700万円の寄附があり、防災、子育てなど、まちづくりに活用させていただいています。
 ただ、今年度は震災等の影響もあって非常に低調で、11月25日現在で15件、114万円にとどまっています。今後、池原先生の原画を用いたポスター等を活用し、さらに積極的にPRしてまいりたいと考えています。

 私からは以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 高松市議会12月定例会に、どのような気構えで臨むのか。
(市長)
 今回、「平成23年12月議会定例会」提出予定の議案総数は27件で、その内訳は、予算議案10件、条例議案8件、事件議案9件である。
 予算議案は、台風災害の応急対策や復旧事業の実施、太陽光発電システム設置補助金の申請件数増に伴う増額などで、条例議案は、内部組織について部課制から局課制への変更する条例案等である。
 今年は、3月11日に大震災が起こり、これを教訓として本市の防災対策等も見直そうとしており、防災対策を中心に来年度に向けた課題を整理し、来年度の予算編成等につながっていくような議論ができることを期待したい。

(記者)
 「都心地域ちょいのりバス」と「バス&レールライド」の社会実験について、これまでの結果・経過と今後の進めかたは。
(市長)
 10月1日から社会実験を行っているが、「ちょいのりバス」は、1便当たり3.8人程度、「バス&レールライド」は、1便当たり1.4人程度の乗客数で、当初期待していたよりは、かなり低調と思う。利用者等を対象とするアンケート調査における改善意見も踏まえ、乗降場所や最終運行の延長などの変更を1月中旬から実施できるよう進めることとしている。
 また、この変更に合わせて、2週間程度の無料期間を設けて、ぜひとも多くの方に乗ってもらいたいと思っている。利用した方のアンケートでは、継続的に利用したいとの意向が強いので、まだ利用していない方や知らない方への周知に努め、社会実験の結果を出して次につなげていけるようにしたい。

(記者)
 大阪府知事・市長選挙では、権限委譲、広域行政などが争点でもあったようだが、今後の地方分権に対する考えと二重行政や現制度のひずみ、県・市の課題についての所見
(市長)
 地方分権の基本的考え方として補完性の原則があり、自助・共助・公助の考え方にもつながるが、できるだけ小さな単位でできるものは小さな単位で問題解決していこうとするもので、たとえば、家族でできることは家族で、家族でできないものは地域社会で、地域社会でできないものは市町村でということになる。
 行政サービスで言えば、市町村でできるものは住民に身近な市町村が主体的にサービスを提供するのが一番いいだろう。ただ、市町村では単位が小さすぎたり、能力的に難しいということであれば、より広域の自治体である都道府県が対処する。そして、地方公共団体ではできない、国全体で、国が専管的にやらざるを得ない、たとえば、国防、外交、年金などは国で対処しようとするのが、基本的な地方分権の考え方である。
 そのような考え方の基に、国から都道府県、市町村へ権限や財源を移譲していこうとしているのが、地方分権改革、地方主権改革の方向性であり、基本的な考え方自体は、その方向で改革が進められるべきだと思っている。
 今回、大阪都構想などが争点となって選挙が行われたが、地方分権の考え方の中で、広域自治体である大阪府と、基礎自治体とはいえ政令指定都市として都道府県並みの権限を持った大阪市とが、二重行政で無駄があるのではないか、指揮命令系統もはっきりせず、行政施策もうまく展開できていないのではないか、という問題意識から発生しているものだと思っている。
 維新の会では、大阪市を分割して権限能力を小さくし、それを府に引き上げるというのが都構想だと思うが、それ自体は地方分権の考え方からすると少し違うのではないか。
 地方分権の基本的な考え方からすれば、基礎自治体重視であり、基礎自治体ができることは住民に身近な市町村が行うということであるので、それからすると逆の流れなのではないか。
 ただ、私自身も、今の政令指定都市という大都市特例制度が、基礎自治体として適当なのかどうかと思っている。
 政令指定都市では、区があり選挙で選ばれない区長が行政を行うということになるが、区が大きすぎることで、二段階になっているという、橋下氏の主張には一理あるのではないかと思っている。
 今回の大阪の議論を通じて、地方分権の中での基礎自治体のあり方、特に大都市制度のあり方についての議論が行われることを期待している。
 その中で、香川県と高松市ということだが、高松市は中核市として、保健所業務など通常の市町村では行わないサービスも行っているが、適切な規模で、適切なサービスを行いやすい体制だと感じている。
 ただ、県との役割分担は明確にしていかないといけない。確かに県と市が同じようなことを行い重なっている部分はある。それにより相乗効果が現れている部分もあり、すべて無駄ということではないが、役割分担なり、連携がとれるような方策も探っていく必要がある。

(記者)
 香川県と高松市で重なっていて、無駄があるような具体的な部分はあるのか。
(市長)
 具体的なものはないが、観光振興、文化・スポーツ施策などでも県と市が同じようなことをしており、それにより全体が分厚くなり、うまくいっている部分もあるので、必ずしも二重で無駄だとは思わないが、県と市が行う部分の調整はあってもいいのではないかと思っている。

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