市長定例記者会見（平成23年8月9日）

（日時）平成23年8月9日（火曜日）　午前11時30分～11時45分
（場所）4階会議室

（1）　バス運行社会実験の実施について

（2）　第4回カーフリーデー高松の開催について

　おはようございます。
　1点目は、この秋から行います「バス運行社会実験の実施について」でございます。
　本市は、昨年11月に高松市総合都市交通計画を策定し、「人と環境にやさしく　快適で利用しやすい　公共交通体系の構築」を推進することとしております。
　この計画実現の一環として、都心地域における便利な移動手段の確保と、郊外部における新たな路線開発、この2点を目的として、10月1日から来年3月31日までの半年間、バスによる社会実験を実施します。
　この実験の実施により、各種アンケート調査等を行った上で、最適な運行内容や運行の持続性が確保できるかを鋭意検討し、将来につなげていきたいと思っております。
　具体的には、都心地域では「ちょいのりバス」を運行し、郊外部において「バス・アンド・レールライド」の実験を行うというものです。
　都心地域の「ちょいのりバス」の運行ルートは、JR高松駅から、三越や赤十字病院などの主要な箇所を経由し、ことでん瓦町駅までの間を往復します。運行ダイヤは、概ね9時から17時まで、20分間隔で運行し、利用料金は、大人100円、1日フリー乗車200円に設定しております。
　また、郊外部での「バス・アンド・レールライド」の運行ルートは、ことでん太田駅とサンメッセ香川をバスで結び、運行ダイヤは、平日について概ね7時から20時30分まで、土・日・祝日は概ね8時から19時までとし、ことでん電車の運行に結節するよう、15分間隔で運行します。利用料金は、大人70円と設定しております。
　なお、サンメッセ香川の臨時駐車場の一角を県から借用し、社会実験期間中、無料のパーク・アンド・ライド駐車場を開設したいと考えております。
　それぞれ、まちなか交通、郊外部での公共交通の充実という観点で社会実験を行うもので、是非とも、多くの方々に利用していただきながら、意見をいただいた上で、将来につなげてまいりたいと考えております。

　2点目は、「第4回カーフリーデー高松の開催について」であります。
　来る9月19日(月曜日・敬老の日)に、「第4回カーフリーデー高松」を実施いたします。
　カーフリーデーとは、毎年9月16日から22日までの1週間、「ヨーロッパモビリティウィーク」という世界的な公共交通の社会啓発イベントとして実施されており、本市も、このモビリティウィークの目的に賛同し、過去3回カーフリーデーを実施してまいりましたが、今年も第4回目を実施するものです。
　これまで「美術館通り」を車両通行止めにして開催しておりましたが、今年は瓦町駅から西に延びる「菊池寛通り」を主会場とし、「美術館通り」をサブ会場として、拡大して開催します。
　当日は、午前10時から午後6時まで、両道路ともに、車両通行止めし、市民の皆様に車のない都市環境を実体験してもらいながら、マイカー使用の見直しや、公共交通・自転車の利用促進に関する意識を高めていただく機会としたいと考えております。
　主な内容ですが、開催時間は、午前11時から午後5時までで、菊池寛通りの香川銀行東側において、正午から「オープニングセレモニー」を行います。
　「菊池寛通り」では、環境省から「環境パフォーマー」の認定を、全国で唯一受けている、石渡　学(いしわた　まなぶ)先生、通称・らんま先生のエコ実験パフォーマンスショーを始め、獅子舞王国さぬきによる、かなりの数の獅子舞の演舞があるほか、子ども達に人気のある「おもしろ自転車体験」、「ミニ電車」、「輪タク」の運行、バスの展示やバス車両へのお絵かき体験など、親子で楽しめるイベントなっていますので、多くの方々の参加をお願いします。
　また、「美術館通り」では、地元商店街による、ワークショップや自転車関連ブースを設けることとしております。
　関連企画として、カーフリーデーの当日、本市のレンタサイクルで、菊池寛通りの現地ブースに来られた利用者に対し、1日のレンタサイクル料金100円をキャッシュバックいたします。
　なお、「カーフリーデー高松」の周知につきましては、正式のチラシが、来週完成する予定ですので、でき次第、皆様に資料提供させていただきますので、周知方につきまして、よろしくお願いします。
　私からは以上です。

（記者）
　英明高校が甲子園で初勝利したようだが、感想は。
（市長）
　英明高校の初勝利おめでとうございます。少しテレビでも見たが、非常に落ち着いた戦い方で、快勝といっていいと思う。今後の活躍が期待できるものだったと思う。

（記者）
　バス運行社会実験のうち、バス・アンド・レールライドの実施場所の設定理由は。
（市長）
　林地区、三谷地区付近は公共交通機関が少なく、この地域の方々からも、何らかの交通機関ができないか、バスの運行はできないかという要望が強かったこと、また、サンメッセで、ある程度の駐車場が確保できることや香川大学工学部の学生の利用も多く見込まれること、さらには、この結果によっては、将来的に、この区間での、ことでんの支線延長にもつながっていくことも考えられることから、今回、最寄りのことでん太田駅からサンメッセまでの区間をバスで結ぶ社会実験を行うこととした。
（記者）
　バス・アンド・レールライドの料金設定の根拠は。
（市長）
　電車と同じ料金設定をするとすれば、70円ということである。

（記者）
　市議会議員の政務調査費で茶菓子代に使用されていた件で、基本的には議員の判断であり、監査請求も出されているようだが、政務調査費について考えは。
（市長）
　政務調査費については、一定のルールを決めた上で、使途については領収書をすべて添付するということを議会でも決め、それに基づいた処理になっていると思う。最終的には、今回の件の使途について、適正であったのか監査でチェックされるべきものであると思っている。