このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

市長定例記者会見(平成23年5月10日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成23年5月10日(火曜日) 午前11時30分~11時55分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「市民と市長との意見交換会 高松市の新しいまちづくり
  ~創造性豊かな海園・田園・人間都市へ~」の開催について
2 我が家の水がめづくり「節水キャンペーン2011」に実施について
3 高松市長等の給料の月額及び給料の調整額の月額に係る減額措置の実施について
4 関係機関・団体のための「高松市子ども虐待対応の手引き」の発刊等について
5 ため池守り隊市民活動支援モデル事業について

市長説明

 おはようございます。
 まず、冒頭に「東北地方太平洋沖地震高松市復興支援本部」の状況について、御報告します。
 被災地への援助物資としまして、民間のボランティア組織の取り組みである被災地に風呂を設置しようという「ZENKON湯」プロジェクトを本市としても支援するため、今週13日に宮城県登米市内の避難所へ、この設備を3セット搬送します。
 このプロジェクトへの協力については、これまでに、「ZENKON湯」自身がボランティアで設置をする資材2セットを本市が搬送する援助をしてきましたが、今回の登米市に送ります3セットについては、高松市が設備を購入し、設置します。
 これは、「ZENKON湯」プロジェクトを推進している建築家の齋藤 正さんのお話を伺い、市として、現地で需要があるのであれば協力しようとするもので、全国市長会の支援サイトに提供の申出をしたところ、宮城県登米市から避難所に設置したいとの要請があり、それに基づいて、お風呂の資材等を送り、現地で建設するものです。
 また、お風呂の資材を搬送するトラックには、石巻市の在宅で避難生活をされている方に保存食や毛布、おむつ、生理用品など高松市内のボランティア団体から寄せられた物資を届けます。
 また、人的支援として、4月30日から福島県いわき市へ香川県市長会として本市から5人、市長会全体で8人の職員を派遣しています。第1班は、4月30日に出発し、途中、震度5弱の余震に見舞われましたが、予定どおり現地で家屋調査等を行い、5月7日に帰高しました。それに入れ替り、第2班が現在、赴いております。
 また、新たな人的支援として、全国市長会に登録していた職員派遣支援で、昨日(5月9日)、仙台市から被災家屋調査等の職員派遣の要請がありました。現在、事務職など3名程度の派遣について調整しており、調整がつき次第、派遣したいと思っています。
 また、すでに資料提供していますが、今週13日の金曜日に午後1時から中央卸売市場管理棟で、市場関係者を対象に「放射性物質の生鮮食料品等に対する影響に関する研修会」を開催します。
 今回の福島原子力発電所の事故により、福島県や栃木県などの農産物等は出荷制限や出荷自粛の影響を受けています。この事態に鑑み、まずは、中央卸売市場の関係者が、放射性物質の生鮮食料品等に対する影響についての正しい知識を習得し、また、風評被害の防止や安全・安心な生鮮食料品等について理解を深め、市民の安全・安心に寄与したいと思います。研修内容は、香川大学田島副学長等から、お話いただきます。この際、中央卸売市場が専門知識を持って、安全な食料品の確保をし、それの流通の円滑化を図ることが、ひいては、被災地の支援になると思います。

 それでは、題材に入ります。
 まず、1点目は、「市民と市長との意見交換会の開催について」です。
 本市においては、平成20年度からスタートしている総合計画に掲げる目指すべき都市像「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」の実現に向け、自治基本条例に定める「情報共有」「参画」「協働」による市民主体のまちづくりを鋭意進めています。
 今回、私が再選となり、2期目の市政運営を始めるに当たり、広く市民のまちづくりに対する御意見をいただきたいと「市民と市長との意見交換会 高松市の新しいまちづくり~創造性豊かな海園・田園・人間都市へ~」と題した意見交換会を開催します。
 日時は、この6月5日の午後、鬼無コミュニティセンターを皮切りに、市内全域で8回開催します。基本的に時間帯は、平日は、午後7時から8時30分まで、土曜日は午後2時から3時30分まで、日曜日は、午前の部と午後の部の2回開催し、より多くの市民の皆様の御参加をいただき、いろいろな御意見を伺いたいと思います。
 市側は、私のほか各部局長などが出席して、具体的な話についてもお答えができるようにしたいと思います。

 次に、2点目は、「我が家の水がめづくり「節水キャンペーン2011」の実施について」です。
 節水キャンペーンについては、平成21年度から実施し、今回が3年目です。「我が家の水がめづくり」の取組の一環として、今年も「節水キャンペーン」を実施します。
 従来の「節水キャンペーン」は、6月から9月を「節水強化月間」として、創意工夫により節水した場合にこのキャンペーンに応募いただき、抽選で賞品を贈呈するというものでしたが、今回は、若干方法を変えて賞品の贈呈を取りやめ、3月11日に発生した「東日本大震災」の被災地に、キャンペーン応募1件当たり1,000円を、義援金として寄付します。市民の皆様が節水に取組み、応募いただくと、1件当たり1,000円を被災地に義援金として送るもので、節水をすれば被災地の支援につながるという意識で皆様方の積極的な応募をいただきたいと思います。
 応募資格は、23年度3期分、8月又は9月検針分について、前年同期の水道使用水量より節減した方です。
 応募期間は、8月1日(月曜日)から9月30日(金曜日)までとなっています。
 どうか、より多くの市民の皆様の応募を期待しています。

 次に、3点目は、「高松市長等の給料の減額措置について」です。
 特別職の報酬等については、本年1月21日に、「高松市議員報酬、市長及び副市長の給料等審議会」から、「市長、副市長の給料の額については改定を見送るものの、本市の厳しい財政状況等を考慮し、一定の期間、自主的に減額措置を講ずる必要がある。」との答申を受けました。
 この答申を受けて、今年の場合は、4月には統一地方選挙があるため、今年度の市長、副市長の給料の減額措置については、選挙後において適切に対処したいと考えていました。
 今回、私が再選となったので、減額措置の対応について検討を行い、報酬審の答申を踏まえて、早期に自主的な減額措置を実施する必要があると判断しました。
 減額措置の対象と割合は、昨年度、一昨年度と同様に、私が5%、副市長が4%、病院事業管理者、上下水道事業管理者、教育長及び常勤監査委員が3%としたいと思っています。
 5月17日の市議会臨時議会にこの議案を提案し、可決されれば、6月分の給与から実施します。

 次に、4点目は、「関係機関・団体のための「高松市子ども虐待対応の手引き」の発刊等について」です。
 近年、児童虐待の問題が非常に大きな社会的問題となっています。高松市における状況は、22年度でみますと、虐待の対応件数が160件で、前年に比べて28件、2割程度増えました。ただ、増えたことが問題ではなく、これはあくまで対応件数ですので、逆に虐待が見つかり対応したということです。
 虐待の防止なり、虐待の対応をしていくためには、関係機関・団体が密接な連携をして、それぞれの役割分担のもとに、きちんと支援することが必要と思っています。そのために、関係機関・団体向けに「高松市子ども虐待対応の手引き」を作ったものです。
 A4版、58ページで2000部を作成し、保育所、幼稚園、小・中学校、民生・児童委員の皆様方等に配付し、関係機関が協力、連携して児童虐待防止に当たっていきたいと思います。

 最後に、第5点目は、「「ため池守り隊市民活動」支援モデル事業について」です。
 この事業は、私の今回のマニフェスト2011にも掲げてある「コンパクトで美しいまちづくり」の一環として、現在、里山を対象に「いざ里山」市民活動支援事業をしていますが、ため池版として「ため池守り隊市民活動」支援モデル事業を実施します。
 対象となるため池は、農業振興地域内のため池は農業の国庫補助事業等がありますので、これに該当しない用途地域内の住宅地に隣接して散策路等が市民に広く利用されている比較的大きい規模の3つのため池を予定しています。一つ目は、高松町と牟礼町にまたがる平田池(ひらたいけ)、2つ目が松縄町にある野田池(のだいけ)、3つ目が上天神町にある沖ノ池(おきのいけ)です。この3箇所で、今年度モデル事業として実施をし、その内容の検証を行い、24年度からは本格的に「ため池守り隊事業」を実施したいと思います。
 現在、ため池管理者や地元のコミュニティ協議会等々と協議中であり、早急に活動団体を組織していただき、5月中に実施したいと思います。
 市からの助成内容としては、清掃用具代、保険料等で1箇所あたり30万円を上限とし、草刈・清掃・植樹・植栽等、また、ため池の自然環境保全に関する活動等、地元のやりたいことを広く認めたいと思います。「いざ里山」市民活動支援事業と合わせて、高松市内の良好な緑、「山」や「ため池」を保全しながら、景観の保全にも役立てていきたいと思っています。
 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 「ZENKON湯」の支援はどのような経緯で行うこととなったのか。
(市長)
 「ZENKON湯」というのは、丸亀市の建築家・齋藤正さんという方が、阪神大震災の時に行ったポリタンクの支援の経験をもとに、被災地には絶対に風呂が必要であるということで、建築家として、広く、簡単に、安価でできる屋根付きの浴場の設計図を作り、その設計図をオープンにして、誰でも利用できるようにした。それと同時に、自分でも資材を発注して被災地に行き、今までに既に5基程度設置している。
 市にも協力の依頼があり、まずは資材を運搬するために市からトラック協会に協力を要請し、無料で運搬できるよう支援をした。斎藤さんから、現地ではまだ足りないという報告もあり、全国市長会のサイトに提供を申し出たところ、宮城県登米市から要請があった。登米市は、内陸部なので地震災害はあったが津波災害がなかった地域だが、隣の南三陸町から大勢の避難者がおり、風呂を必要としているため、今回の支援となった。

(記者)
 お風呂の支援はほかでも行われているのか。
(市長)
 本市だけだと思う。地元のボランティア活動を行政が支援をすることによって実質的な活動になっていく。一つのモデルケースになるかと思う。
 今回トラックに積む援助物資も民間ボランティアのセカンドハンドが中心になって集めたものを、市が間に入ることで、トラック協会に無償で運んでいただけるような協力体制となっている。

(記者)
 「ZENKON湯」プロジェクトの前回の支援との違いは。また、資金的にはいくらぐらいか。
(市長)
 今回は市が買い取って、登米市に受け入れてもらうもので、諸経費を入れて、1基あたり約70万円ぐらいである。

(記者)
 その風呂には何人ぐらい入れるのか。
(市長)
 3人程度入れる。

(記者)
 市民との意見交換会は、2期目も無投票当選だったことが影響しているのか。
(市長)
 今回の高松市長選挙においては、図らずも無投票当選だったが、ありがたいと思う半面、選挙運動期間が、実質1日しかなく、2期目に私のやりたい施策を十分に市民の皆様に訴えることができなかった。
 また、選挙運動を通じて、率直な市民の皆様の反応をお聞きすることができなかったため、2期目をスタートするに当たり、私のマニフェストの政策を中心に市民の皆様に訴えて、市民の皆様の御意見も聞くため、意見交換会という形で行いたい。
 無投票当選でなくても、「市民との対話を重視しながら市民主体のまちづくり」をマニフェストに掲げているので、意見交換会は継続的に実施していきたい。

(記者)
 市民との意見交換会の進め方は、マニフェストを中心に進めるのか。
(市長)
 私からやりたいことを30分程度訴え、市民の皆様から自由意見をいただきたい。

(記者)
 1期目の意見交換会と、同じような内容か。
(市長)
 1期目は総合計画を作る前提があり、それぞれの分野について意見を聞くため、19年7月から8月までで、25箇所において開催し、その意見を総合計画に反映させた。回数は、1期目よりは少なくなるが、広い会場なのでたくさんの人に来てもらいたい。

(記者)
 給与の減額率は、昨年と同じか。また、減額される額は年間でどの程度か。
(市長)
 同じである。6月から3月まで、全員で208万円の減額となる。

(記者)
 ため池は、高松市内にいくつあるか。また、対象となるため池は。
(市長)
 2700箇所ある。国の補助事業の対象とならない市街地に近いため池で、地域として守ろうという意気込みを判断して、対象のため池を選んでいきたい。ため池をきれいに保全することが、美しいまちづくり、潤いのあるまちづくりにもつながるので、里山と同時にため池も力を入れたい。

(記者)
 高速道路料金の休日上限1000円が廃止されるが市長の考えは。
(市長)
 以前から申しあげているが、高速道路施策については、JRやフェリー等の公共交通が、著しく競争不利になって衰退しないような施策をしてほしいと思っている。
 1000円が良いか悪いかは別にして、通常の高速料金体制に戻るという意味では、フェリー等の競争力もある程度、改善され、公共交通にとっては、いい動きだ。
 ただ、無料化政策が、震災によって一挙に元に戻るのは、本当にそれでいいのかと思う。
 高速道路料金と公共交通との両立など全体の交通体系、交通政策をどうするか、交通基本法の策定も中断しているようだが、議論を早く始めて、きちんとしたビジョンを描いてほしい。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

お問い合わせ

このページは広聴広報・シティプロモーション課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報・シティプロモーション課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで


以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ