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市長定例記者会見(平成23年4月26日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成23年4月26日(火曜日)午前11時30分~11時45分
(場所)4階会議室

報告事項

1 平成22年度市民満足度調査結果報告書について
2 「高松市水環境基本計画」の策定について
3 高松丸亀町商店街A・B・C街区アーケード竣工式
  及び「MUSIC BLUE街角に音楽をinTAKAMATSU」オープニングイベントについて
4 瀬戸・高松広域定住自立圏連携事業
  文学館交流PR誌「高松・小豆島・文学館めぐり」の発行について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、議題に入る前に、一言、高松市長の2期目に当たってのごあいさつを申しあげます。
 今月、高松市議会議員選挙と同時に告示をされました高松市長選挙におきまして、図らずも他に立候補者がなく、無投票当選という形で市民の皆様の御信任をいただき当選をしました。高松市長として5月2日から2期目として引き続き4年間、高松市政の舵取り役を担わせていただくことになりました。
 無投票当選という形でしたが、市民の皆様方に私の1期目の4年間の実績を認めていただいたものと、率直に受け止め、うれしく思っています。
 同時に、市民の皆様の御期待に十分に応えなければならないという使命感とその重責を痛感しています。第5次高松市総合計画に掲げた目指すべき都市像「文化の風かおり 光かがやく瀬戸の都・高松」の実現を目指し、これまで以上に、誠心誠意、全身全霊を込めて、市長という重責に当たりたいとの決意を固めています。
 振り返ると、4年前の平成19年5月に高松市長に就任して以来、「文化の重視」と「人間性の回復」を基本理念として、すべての市民が暮らすことに誇りの持てる「真の田園都市・高松」の構築を目指し、前回のマニフェストで示した50の施策の推進に全力を傾けてきました。
 2期目においては、これまで1期目の4年間で築き上げてきた確かな土台の上に立って、新たなスタートを素早く、力強く切っていきたいと思います。今回の選挙に当たって掲げました「高松クリエイティブ・イノベーション 創造性豊かな海園・田園・人間都市へ」をテーマとするマニフェストに基づき施策を具体化、実行していくことに誠心誠意努めます。今回のマニフェストは、コミュニティ、子ども・子育て、教育など、「12の政策キーワード」の下、総計60の施策を位置づけています。その施策を着実に実施し、実現することで高松市の飛躍発展を図っていきたいと思います。
 今回の、東日本大震災を教訓に鑑みまして、このマニフェストに掲げた中でも特に「安全・安心」な生活の保障、それから「コミュニティ」の再生という分野について、最重点課題として、直ちに必要な施策に取りかかりたいと考えています。
 また、本市では、昨年2月、これからの本市の自治運営の基本原則を定めました「自治基本条例」を施行し、そこに位置づけている参画と協働による市民主体のまちづくりに取り組んでいるところで、この基本的考え方、精神にのっとった市政運営を特に心がけていきたいと思います。
 そういう意味では、今回の選挙戦は、告示日1日だけの選挙戦となり、2期目に当たっての私の政策あるいは基本的な考え方等を十分に市民の皆様に、お伝えする時間が限られました。今後、2期目をスタートするに当たり、早い時期に市民の皆様と率直な形で意見交換をして、私の考えを市民の皆様に広くお伝えするとともに、市民の皆様からは率直な意見をお伺いできるような場をできるかぎり早く持ちたいと思います。
 いずれにしても、本市を取り巻く社会経済情勢は依然として厳しい状況です。本市発展のため、私自身が先頭に立って、特に地域・現場に出て行き、市民の皆様の声に耳を傾け、職員ともども知恵を出し合い、全力で市政に当たっていく所存です。
 どうか市民の皆様にも、これからも変わらない御理解と御協力をいただくようお願いいたします。5月2日からの新しい任期が始まります。引き続き、4年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 次に、東日本大震災関係で復興支援本部の状況について、御報告します。
 まず、援助物資の搬送として、4月21日に宮城県石巻市へ被災地用風呂設備2セット、いわゆる「ゼンコン湯プロジェクト」のための風呂セットと毛布2000枚の支援物資とともに10tトラックで石巻市へ搬送いたしました。
 また、義援金は、4月22日までに3,653件、約1,433万円の御寄付をいただき、すでに日赤香川県支部に振り込みました。
 義援金につきましては、引き続き受け付けを行っていますので、御協力をお願いします。
 また、市からの人的支援としては、保健師を宮城県南三陸町へ派遣をし、被災者の健康相談並びに健康チェック等の活動を継続して行っています。また、これに加え、昨日の25日から、栄養士1名を同じく宮城県南三陸町に派遣し、栄養相談などに当たっています。今後も、香川県と連携をとりながら、保健師・栄養士の派遣を行いたいと考えています。
 また、福島県いわき市から、被災家屋の状況調査を補助する職員の派遣要請が、香川県市長会にあったことから、この4月30日から5月いっぱい派遣します。総勢8名のうち本市からは5名を派遣します。
 なお、前回、報告しましたが、全国市長会を通じた職員の派遣についても、今後、具体的な派遣要請があれば市として対応します。
 一方、被災者の受入れ関係としまして、引き続き、市民病院で透析患者や被災患者の受入れ、市営住宅への受入れ体制を整備しています。
 また、被災者の方の総合相談窓口を市役所1階の市民相談コーナーに設置していますが、昨日25日から、本市に避難されている被災者方々の所在地情報を、総務省の「全国避難者情報システム」に基づき、受け付けます。
 このシステムへの登録情報は、避難元の県や市町村から各種通知等に役立てることになっており、被災者の方々に呼びかけていきたいと思います。
 地震関係については以上です。

 それでは、題材に移ります。
 まず、1点目は、「平成22年度市民満足度調査結果報告書について」です。
 本市では、平成20年4月から、新しく第5次高松市総合計画をスタートしています。 その総合計画の進捗状況と市民の皆様の満足度等を把握するために、平成20年度からアンケート調査を実施しています。
 総合計画で大綱として定めている政策23項目と、施策60項目の満足度等を調査し、平成20年、21年度に引き続き、今回で3回目です。
 調査対象は、無作為抽出の市民2,000人です。
 調査の中身は、施策に対する満足度、政策に対する重要度と自由意見という大まかな構成になっています。
 調査期間は、1月の約半月間として、回収率は、792枚で39.6%でした。
 調査結果の概要ですが、施策全体の満足度は、「満足」と「やや満足」を足しますと24.0%となっており、「やや不満」と「不満」と回答した不満度は21.7%で、昨年度の調査結果と比較すると、満足度はほぼ横ばいの0.1ポイントの増、不満度は0.9ポイントの減少です。
 「性別」でみますと、満足度、不満度いずれも、男性が女性を上回っています。「年齢別」でみますと、満足度では、70歳代以上が高い一方で50歳代は、唯一20%を下回っています。
 各施策の満足度・不満度の上位10施策、全60施策の満足度・不満度をそれぞれ個別に表示していますが、特に、「文化芸術を創造する環境づくり」の項目が、満足度が50%を超えており、他の施策に比べて一際高くなっています。
 また、自由意見につきまして、個々の御意見、基本的にはいただいた自由意見をすべて掲載しています。
 今回の調査結果では、先ほども申したとおり、満足度は、ほぼ横ばいの0.1ポイント増加、不満度が0.9ポイント減少で、ごく僅かですが満足度が高まっている結果です。
 各施策の満足度・不満度をみますと、2年連続で「就業環境の向上」の項目の不満度が最も高くなっており、昨今の厳しい社会経済情勢などを反映した結果ではないかと思っています。
 また、「文化芸術を創造する環境づくり」の満足度が、昨年度よりも22.8ポイント大幅に増加しています。これは、昨年、瀬戸内国際芸術祭や高松国際ピアノコンクールが開催されました。それが直接的に評価されたものと思っています。
 今回は、20年度、21年度に引き続き3回目の調査ですが、全体を通して、政策に対する重要度あるいは満足度の経年比較において、それぞれトップ10の順位に大きな変動がありません。トップ10に入っている政策については、市民の皆様にとって非常に関心が高いという意味で、身近で最も関心のある政策、施策であると捉えています。
 私としては、総合計画の掲げた政策・施策の実現に向け、実施計画であります「まちづくり戦略計画」をより実効性のあるものとしながら、この満足度調査の結果等も十分勘案した上で、具体的な施策を推進していきたいと思っています。
 また、今回、選挙の時に示しました、私の新たなマニフェストの施策の推進につきましても、今回のこの市民の皆様の満足度の傾向等、その意向を踏まえた形でより実効性の上がるよう施策の実施に当たっていきたいと思います。

 次に、2点目は、「高松市水環境基本計画の策定について」です。
 今回、平成23年度から20年間を計画期間とした「高松市水環境基本計画」を策定しました。水環境基本計画については、本市で起こった平成6年の異常渇水を教訓として、平成15年に、「高松市水循環健全化計画」を策定しました。ただ、その後も、渇水の頻発や、平成16年の浸水被害等が発生し、今一度、水との付き合いを考えるものとして、私が前回のマニフェストに記載していた施策項目であります、水に関わる様々な関係者が一同に会する「高松水環境会議」を平成20年2月に設置し、約2年間の議論を経て、昨年2月に「みんなの水を みんなで考えよう」という提言をいただきました。それを基に、同年9月に「高松市持続可能な水環境の形成に関する条例」を新たに制定し、その条例に基づき、今回、「高松市水環境基本計画」を策定しました。
 水は非常に多面的な価値を持っていますが、この多面的な価値を最大限に発揮させるシステムを構築し、次世代に引き継いでいく形で、すなわち、「持続可能な水環境の形成」を実現するために必要な施策体系について、この基本計画でまとめました。
これからの20年間で、取り組む基本方針を設定し、その目標、施策の方向性をこの基本計画で定めました。
 今後、この持続可能な水環境の形成に関する条例並びに水環境基本計画に基づき、水に関する様々な主体とも連携を図りながら、次世代に持続可能な水環境を引き継いでいく、それに必要な施策を積極的に推進していきたいと思います。具体的にどういう施策に取り組むか、あるいは数値目標の設定については、この基本計画に基づき、今年度、実施計画を別途、策定することとしています。

 次に、3点目は、29日、「昭和の日」に行われます「高松市丸亀町商店街A・B・C街区アーケード竣工式及び「MUSIC BLUE街角に音楽をinTAKAMATSU」オープニングイベントについて」です。
 この件につきましては、すでに、資料提供しておりますが、改めて私から御案内します。
 丸亀町商店街において、壱番街から参番街までアーケードの整備をしましたが、この総ガラス張りのアーケードが完成し、29日の午前10時30分からドーム広場において竣工式典が開催されます。
 この竣工式典に引き続き午前11時30分から、東日本大震災復興支援チャリティーイベント「MUSIC BLUE街角に音楽をフェスティバルin高松」のオープニングイベントが開催されます。また、それに併せて、高松市の新たな観光大使の委嘱式を行います。
 新たな観光大使としてお願いするのは、今や海外にも活躍の場を広げている日本を代表するギタリストで、作詞・作曲・編曲家の小倉 博和(おぐら ひろかず)氏です。小倉氏は、高松市の出身で、今や全国的にも、また、海外も含めて活躍されており、観光大使として是非にと、お願いしたところ快く引き受けていただきました。委嘱式に併せて、記念演奏もいただく予定です。
 それから、12時からいよいよ「MUSIC BLUE街角に音楽を」コンサートの本番です。サンポート高松デックスガレリアや丸亀町壱番街前ドーム広場など市内9か所において、県内外から招聘をしたミュージシャンや地元ビッグバンド、高松商業高校吹奏楽部など、総勢30組、250名がこのコンサートに参加します。ジャズ、ボサノバ、ポップスなど様々なジャンルの音楽イベントが開催されるもので、街角から楽しい音楽があふれる1日になると思います。
 私の今回のマニフェストでも「街角から音楽があふれるような楽しい街づくりを進めます。」と位置づけています。是非とも、それが実現するような楽しい1日になればいいと思います。
 このイベントは、今回の大震災の復興支援という形で行われ、被災地への義援金を各会場に募金箱を設置して、受け付けることとしています。高松から被災地へ“応援歌”を届けるとともに、復興支援チャリティーイベントとして大いに盛り上げたいと思います。皆様方の温かい御支援・御協力をお願いいたします。

 最後に、4点目は、「瀬戸・高松広域定住自立圏連携事業 文学館交流PR誌「高松・小豆島の文学館めぐり」の発行について」です。
 瀬戸・高松広域定住自立圏については、昨年1月に各町と協定を結びました。その協定に「文化芸術の振興のうち、文化的資産の活用」という項目があり、それぞれの市・町が持っている文化的資産をより積極的に活用しようとするもので、今回、文学系3館の連携強化と知名度の向上を図るため、文学館交流PR誌を作成しました。
 具体的には、高松市にある「菊池寛記念館」、土庄町にある「小豆島 尾崎放哉記念館」、小豆島町にある「壺井栄文学館」の3館の合同の交流PR誌「ようこそ瀬戸内かがわへ 高松・小豆島 文学館めぐり」で、パンフレットを20,000枚、ガイドブックとして1,000部を作りました。
 パンフレット・ガイドブックは、それぞれ3館に設置するとともに、コミュニティセンター、観光案内所のほか、圏域内の教育・文化施設、また全国の文学館等に配布します。
 ひとりでも多くの方にこれらの文学館等に訪れていただき、圏域内での連携・交流がこれまで以上に深まるよう努めるものです。
 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 高松市議選(4月24日)が行われたが、投票率が減少傾向にある原因は何か。
(市長)
 今回の高松市議会選挙は、定数が51から40に減って、立候補者が57名の大激戦の選挙戦だったと思う。普通であれば、非常に盛り上がって、市民の関心も高まるところだが、一つには、東日本大震災の影響と、それに配慮した形で主要会派が選挙カーの使用を自粛したこともあり、少なくとも外から見ている限りでは、盛り上がりに欠けるような選挙戦だったと思う。結果として、投票率が50%を切り、48%台だったのは、非常に残念な結果だった。
 要因については、一概には言えないが、先ほども言ったとおり、大震災の影響で選挙戦全体が低調だった。ただ、投票率の低下傾向は、今回が著しく下がったわけでもなく、長期的な低下傾向にある。それだけ、政治離れ、政治に対する関心が薄れているのか、その要因について市としてもしっかりと分析・検証した上で、どうすれば、市政に関心をより向けてもらって、投票率が下げ止まり、あるいは上がるか方策について検討していきたい。

(記者)
 市長選が無投票だったことも影響しているか。
(市長)
 それもあるのかもしれない。ただ、市議選は市民にとってはもっとも身近な選挙であるはずだ。どうして、下がったのか、今一度、要因等を考え、必要な対策があれば取っていきたい。

(記者)
 観光大使は何人かいると思うが、ミュージシャンは初めてか。
(市長)
 打楽器奏者の小松 玲子様や、ヴァイオリニストの川井 郁子様などにお願いしている。

(記者)
 今後、補正予算を組むことになると思うが、震災の影響もあるが、具体的にどんな補正予算を組むのか。
(市長)
 今回の補正予算は、基本的には肉付け予算で、私のマニフェストで掲げた新規施策を中心に補正予算を組むことになると思う。その場合、財源をきちっと確定させた上で予算を計上することになるので、震災の影響等については、これから慎重に判断していきたいと思う。ただ、直接的に財源面等において影響がでている状況ではないので、ある程度の肉付け予算については、計上していきたい。

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