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市長定例記者会見(平成22年8月5日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年8月5日(木曜日) 午前11時30分~11時51分
(場所)4階会議室

報告事項

1 第4次高松市行財政改革計画平成19~21年度実績報告について
2 「第45回さぬき高松まつり」の開催について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 今日は、題材として「高松まつり」の開催のお知らせもありますので、まつりのTシャツを着て会見を行います。

 まず、1点目は、「第4次高松市行財政改革計画平成19~21年度実績報告について」です。
 第4次高松市行財政改革計画は、平成19年度から21年度の3年間を計画期間としていましたが、その実績が取りまとめられましたので、報告します。
 なお、詳細については、後ほど総務部から資料提供しますので、私からは、概要を説明します。
 私は、平成19年5月の市長就任からの3年間、「情報公開の徹底」、「コミュニケーションの活性化」、「説明責任の全う」という3つの方法論を踏まえて、各種施策や行財政改革に取り組んできました。
 具体的には、3つの全体目標を定めた上で、その数値化を図り、目標値の達成に向けて取り組んだところです。
 まず、一つ目の目標の「一般会計の財政健全化の目標と実績値」については、計画期間内に見込まれた一般会計の財源不足額が約140億円でしたが、その約2分の1を目標額として取り組みました。
 事務事業の改革など、目標値を上回った取組みや、収入増対策など、目標値に届かなかった取組み等、種々ありましたが、総体としては、72億円強の目標値に対して、72億7,241万8,000円、進捗率にして99.97パーセントと、ほぼ目標値を達成できたと言える結果となっています。
 次に、二つ目の目標の「財政健全化の目標と実績値」については、財政健全化の目標として、四つの財政指標について、目標値を設定して取り組みました。
 このうち、「実質公債費比率」、「財政調整基金残高」の二つの財政指標は、目標値を達成できました。
 また、残る「経常収支比率」、「市債残高」の二つの財政指標は、目標値には届きませんでしたが、計画策定当時の値に比べると、かなり改善を図ることができました。
 「市債残高」については、太田第2土地区画整理事業が、特別会計から一般会計に移行したことなどの特殊要因を勘案すると、かなり改善が図られたと思っています。
 最後に、三つ目の目標の「職員数の適正化計画の目標と実績値」については、職員数の適正化の目標として、計画期間内に正規職員数を305人削減することを目標値として設定していました。
 実績としては、271人の削減で、進捗率は88.9パーセントとなっています。
 目標値より34人削減数が少なくなるなど、削減が遅れましたが、その一つの大きな要因としては、計画期間内に織り込んでいた総合老人ホームひぐらし荘の民営化が1年遅れ、計画期間外にずれ込んで達成されたことにより24人が、また、その他の要因としては、地球温暖化や地域医療への対策、こども女性相談について、それぞれ担当の室を設けるなど、新規行政需要の増加等が挙げられます。
 目標値には届きませんでしたが、3か年で271人の削減は図られております。
 また、これら適正化に伴う効果額としては、先ほど説明しましたように、72億7,241万8,000円のうち、職員数の適正化が27億5,638万5,000円を占める結果となっています。
 今後については、平成22年度から24年度までを計画期間とする「第5次高松市行財政改革計画」を、本年4月に策定しましたが、この計画に沿って、鋭意、行財政改革に取り組んでいきたいと考えています。

 次に、2点目は、「「第45回さぬき高松まつり」の開催について」です。
 恒例となっている「高松まつり」を、今年も、8月12日、13日、14日の3日間、「第45回さぬき高松まつり」として、開催します。
 見所ですが、まず、12日は、中央公園のステージイベントで、恒例の「高松ゆめ大使」の委嘱式等、オープニングセレモニーで幕を開けます。
 初日の見所としては、人気行事の「ゆかたグランプリ2010」を始め、本市出身の演歌歌手・林 美和子さんや、mimikaさんなどの地元アーティストが多数出演したイベントを実施します。
 また、13日は、最大の人気を誇る「どんどん高松花火大会」を行います。
 今年の花火大会は、市制施行120周年と、「さぬき高松まつり」が45回目と区切りとなる回であることを記念して、「花火の歴史と浪漫」と題して、過去最大の7,000発を、4部構成で打ち上げます。
 第1部は江戸情緒あふれる日本花火、第2部は西洋花火6号玉20発の一斉打ち、第3部は5号玉120発の乱れ打ち、第4部は8号玉45発の一斉打ちがメインとなっており、例年にない迫力あふれる花火になるものと期待しています。
 また、14日の最終日は、「総おどり」で、今年の参加連数は56連、参加人数は4,253人で、ほぼ昨年並みの参加状況となっています。
 特に、今年、若干変更を行い見所としている点は、「総おどり」のオープニングとフィナーレで、約10分間ずつ、以前の「さぬきおどり一合まいた」の音楽と踊りを復活させることや、自由に飛入りを歓迎するということで、「にわか連参加者大募集」と題し、沿道の市民や、観光客にも踊っていただけるコーナーを設けることなどです。
 以上のような内容で、「高松まつり」を開催しますが、今年も、特に花火大会等の開催については、厳しい経済環境の中ではあるものの、例年と変わらない、180事業所、763万5,000円の寄付、協賛を、これまでにいただいているところです。
 多くの市民の皆さんや事業所、関係機関の協力を得て「高松まつり」を開催できることを、改めて心から御礼申しあげます。
 なお、花火大会等の警備等安全対策については、この後、担当の観光振興課から発表させていただきます。
 これは、特に海上での安全を、当局から強く求められている関係で、記者の皆様にも、周知等について御協力いただきながら、安全対策を行っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 全国的に100歳以上の高齢者が行方不明であるという事態が相次いでいるが、この件への感想は。
 また、この件について、高松市が現在講じている対策と、今後の未然防止策は。
(市長)
 東京都内で、111歳の、男性では都内最高齢とされていた人が、実は30年以上前に死亡していたとか、113歳の、女性では都内最高齢とされていた人が、行方不明であることが報じられている。
 これらは、非常にシンボリックな出来事であり、家族やコミュニティの崩壊が、このような形で現れたものと思っている。
 ただ、結局、足立区の111歳の男性の例では、家族が一緒に住みながら、死亡しても放置していたようなので、そのこと自体の事件性や、年金の不正受給という詐欺的な行為なども疑われており、種々の観点からシンボリックな状況に思える。
 大都会で起きたことではあるが、本市のような地方都市でも、コミュニティの崩壊が指摘されているとともに、人と人の絆が薄れてきている状況に変わりはない。
 ただ、本市の場合、幸いにも自治会等を中心に、かなり地域での連帯感が、まだまだ残っており、特に、福祉の分野では、民生委員を中心に、しっかりした個別対応等も行っていただいている。
 本市では、去る7月1日現在で、100歳以上の高齢者は167人いる。
 従来から、本市では、77歳、88歳、99歳以上の高齢者に敬老祝金の支給を、毎年9月に行っている。
 この敬老祝金の支給は、各地区の民生委員が対象者に直接手渡す形をとっており、昨年の8月31日時点で99歳以上の高齢者には、地区の民生委員が確実に対象者に敬老祝金を届けており、少なくとも昨年の9月時点までは、行方不明者は存在しないことが確認できている。
 高齢者が行方不明となっている理由だが、コミュニティの崩壊や、家族の絆が弱まったことのほか、個人情報保護の制度が浸透した関係で、人に会いたくないとか、家族の所在を、民生委員にも伝えたくないという意向が、特に都市部では見られることが影響していると思う。
 コミュニティの再生や、人と人との絆、福祉施策の充実に向けて、どのようにすればいいのか、いま一度、制度の運用のあり方等を見直すべきではないのか。また、本市としても、そのような観点から、運用の仕方を見直していきたいと思う。
 ただ、民生委員において、少なくとも100歳以上の高齢者には、しっかりと個別に確認していただいているので、特に、本市として、新たな調査を行うとか、今までのやり方を変えるなどは、現在のところ考えていない。
(記者)
 民生委員を通じ、敬老祝金を渡す際に確認しているとのことだが、今回問題となっている、年金の不正受給などが疑われるケースなども見当たらないということか。
(市長)
 現在のところ、年金の不正受給などが疑われるケースの報告は受けていない。
 ただ、届出の住所での所在が確認されない場合には、その都度、職権により住民登録を抹消するなどの手続は行っている。
(記者)
 敬老祝金は、民生委員が直接対象者と面談の上、渡しているのか。
(市長)
 基本的には、民生委員が対象者に直接、手渡ししている。
 本人がいない場合にも、家族に安否確認を行った上で、渡している。
(記者)
 対象者本人に会えないケースもあるのか。
(市長)
 あると思う。
 また、100歳になる方などには、私や市議会議長を始め、本市の幹部職員が自宅を訪問する事業を、毎年9月上旬に行っている。
 最高齢の方2人と、100歳になる方は、今年は、市全体で合計86人いるが、それらの方全員に訪問希望の問合せを行い、希望があった方には訪問している。
 そのような事業の実施を通じて、100歳になった方の所在は、しっかりと確認している。
(記者)
 現在問題になっている件には、家族に安否確認ができていても、本人に会えていないようなケースも含まれていると思うが、先ほどの86人のうち、本人に会えていない場合の再確認は行っているのか。
(市長)
 そこまでの対応は行っていない。
(記者)
 今後、実施する予定は。
(市長)
 民生委員の日ごろの活動を通じて、最近全く連絡が取れていないなどの情報は、現在のところ報告されていない。
 また、9月には、8月末現在の情報をもとに、敬老祝金を支給するため、安否確認を改めて行わなければならないので、例年以上に、しっかりとした形で、本人の所在確認をとるなど、制度の運用方法は、今後改善したいと思う。
(記者)
 敬老祝金の支給に当たり、対象者本人に会えない場合、家族に確認することもあるとの説明だが、行政として、全員に直接会って確認するには、限界があるという考えか。
(市長)
 行方不明者や住所不定の者などもいる。
 問題なのは、100歳以上など、本来、社会的ケアの対象となるべき人について、しっかりと所在確認できていないとか、年金の不正受給を行うなどの目的で、家族が死亡届を提出しないということである。
 そのように問題点が、どこにあるのかを整理しながら、解決に向けて進めていくべきだと思う。
 少なくとも、本市では、高齢者が死亡すれば、死亡届を提出してもらえるとか、高齢者を家族が扶養してもらえるなどの善意に基づく運用と、民生委員等による福祉制度による個別対応で、それほど大きな問題とはなっていないと理解している。
(記者)
 介護保険や医療保険の給付状況を見ても、不自然な点は見当たらないのか。
(市長)
 100歳以上の方のうち、施設の入居者は、100パーセント把握できているので、在宅の方も、地区の民生委員が、それぞれ責任を持って当たっていただいているが、不審な例は、現在のところ報告されていない。
(記者)
 介護保険や医療保険の調査は、それほど手間はかからないと思うが、今後も行わないのか。
(市長)
 調査する必要があるかどうかの問題だと思うが、現在のところ、疑わしい例はないと判断している。
 例えば、100歳以上の方が、長い間、医療機関を全く受診していないと変だということなのかもしれないが、元気な100歳以上の方もいるので、最初から全て疑ってかかるような考えは、現在のところない。
 また、災害時の要援護者台帳の整備に当たり、台帳への登録を希望するかどうかの意向調査も手間をかけて行ってきたが、それらを含め、疑わしい例は報告されていない。
 現在、100歳以上の方だけを特に問題にしているが、本来は、80歳以上の方全体を、日ごろの福祉施策の運用をしっかり行うことで、今回のような事態が起こらないように、注意していくべきだと思っている。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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