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市長定例記者会見(平成22年7月13日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年7月13日(火曜日) 午前11時30分~11時51分
(場所)4階会議室

報告事項

1 瀬戸内国際芸術祭2010の開催に伴う市の関連事業について
2 高松市公式ホームページ「もっと高松」の全面リニューアルについて

市長説明

 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、私から、2点について説明します。

 まず、1点目は、「瀬戸内国際芸術祭2010の開催に伴う市の関連事業について」です。
 御承知のとおり、いよいよ7月19日(海の日)から「瀬戸内国際芸術祭2010」が開催されます。
 本体事業は実行委員会が実施しますが、全市を挙げて芸術祭を盛り上げるため、本市の独自事業などとして、関連事業を行うものです。
 予算上は、細かな事業を含め、43事業分を措置していますが、そのうち、主要な11事業を、この場では紹介します。
 まず、1点目は、「高松市総合ガイドブック」の作成、配布です。
 高松市独自のガイドブック「海とアートと高松と」という20ページのガイドブックを作成し、市内全戸を対象に配布します。
 「広報たかまつ」7月15日号と同時に、市内の約14万9,000世帯に配布します。
 また、これとは別に、観光案内所、市内のホテル、旅館などの関係施設、機関等にも、3万5,000部を配布します。
 2点目は、広報チラシ「瓦版」の作成、配布による周知啓発です。
 会期中に5回程度、広報チラシ「瓦版」(カラー刷り)を作成し、「広報たかまつ」8月15日号と10月1日号の配布にあわせて、市内全戸を対象に配布する予定です。
 また、これとは別に、「瓦版」の簡略な白黒刷りのものを、会期中に3回程度作成し、コミュニティセンターや文化施設などに配置する予定です。
 3点目は、高松中央商店街への「バナーフラッグ」の設置です。
 高松中央商店街の御協力をいただき、来訪者の歓迎用として、8つの商店街のアーケードに「メインバナー」を、各商店街2か所ずつの計16か所、また、「サイドバナーフラッグ」を、全部で485か所、芸術祭の期間中に掲出します。
 4点目は、案内表示板等の多言語化です。
 特に、今回の芸術祭では、外国人観光客等が多く見込まれることもあり、「ようこそ高松へ」というメッセージなどを、日本語と英語、中国語、ハングルを用い、多言語化した歓迎表示板や案内板を設置します。
 メインの歓迎表示板としては、高松空港から坂を下りた場所(香南町由佐)に、今は何も表示されていない看板がありますが、そこに「瀬戸の都・高松」を印象づける歓迎表示板を整備します。
 この歓迎表示板は、高松港等に設置されている案内板等とデザインの統一性を確保するため、ポルトガルの国民的なアーティストであるジョゼ・デ・ギマランイス氏の絵をモチーフとして、作成するものです。
 5点目は、女木・男木島航路利用促進施策です。
 この件は、本年度の当初予算について説明した際にも話しましたが、芸術祭の期間中は、高松から女木・男木島に向かうフェリー「めおん」の料金を安くするもので、高松-女木島間は360円を200円に、女木島-男木島間は230円を200円に、高松-男木島間は500円を300円にする割引を実施します。
 これにより、期間中、女木・男木島に、多くの方が訪れていただきたいと思っています。
 6点目は、芸術祭に連携する特別展として、高松市美術館で、現代アートの有名作家である森村泰昌氏の個展「森村泰昌モリエンナーレ/まねぶ美術史」を、7月17日から9月5日までの会期中、無休で開催します。
 7点目は、高松市美術館のオリジナルグッズの販売です。
 磯井 正美氏の「蒟醤(きんま)むらさき箱」をデザインしたポストカードなどのオリジナルグッズを販売します。
 8点目は、「おもてなし庵」の開設です。
 玉藻公園の披雲閣の槇(まき)の間に、芸術祭の開催期間中の40日間、「おもてなし庵」を開設し、日本の伝統文化に触れるイベントなどを開催し、訪れた観光客を接待する場所を整備します。
 9点目は、観光レンタサイクル事業です。
 通常のレンタサイクル以外に、今回、坂道の多い女木島、男木島や庵治町を気軽に観光客の方が周遊できるようにするため、それぞれ電動アシスト自転車を5台ずつ配置します。
 10点目は、芸術祭関係の情報発信です。
 効果的な情報発信に向けて、「広報たかまつ」で特集記事を掲載するなどの取組みを行います。
 最後に、11点目は、「瀬戸内ハート・アートフェスティバル」です。
 8月21日から29日までの間、サンポートホール高松で、障がい者のアート作品の展覧会のほか、関連する7つの事業を展開するものです。
 以上のような、本市独自の関連事業をあわせて開催することにより、芸術祭全体を大きく盛り上げていきたいと考えています。

 次に、2点目は、「高松市公式ホームページ「もっと高松」の全面リニューアルについて」です。
 1点目の題材でも説明したとおり、「瀬戸内国際芸術祭2010」には、多くの観光客が本市を訪れるとともに、本市に大きな関心を呼ぶことが見込まれることから、本市に関する情報の主たる入手ルートになることが想定される、本市のホームページ「もっと高松」を、今回、全面リニューアルします。
 本市のホームページは、平成8年10月に開設しましたが、このようなリニューアルは、2度目です。
 1回目のリニューアルは、17年7月で、その際には、ユニバーサルデザイン機能を導入しています。
 今回のリニューアルは、7月16日の午後8時から行う予定です。
 今回のリニューアルのポイントは、大きく分けて4点あります。
 1点目は、全体の色調、デザイン等を、青を基調として分かりやすくしています。
 2点目は、災害情報などの緊急性や注目度が高い情報を一覧で、目立つ場所に掲載します。
 3点目は、必要な情報に、すぐアクセスできるように、トップページを含めた全ページに、「くらしの情報」や「事業者の方へ」など、5つのメニュー(グローバルナビゲーション)を掲げ、どのページからも見たい情報に直接アクセスできるようにします。
 また、特にトップページからは、Java Script(ジャバ スクリプト)を活用し、画面を展開しなくても、見たい情報分類に直接アクセスできるようにする機能を備えます。
 なお、このような取組みは、四国の自治体では初となります。
 4点目は、誰にも分かりやすいホームページに向けて、マウス操作により、掲載文にふりがなを付けられる機能を全ページに導入します。
 なお、このような取組みは、四国の市町村では初となりますが、県のホームページでは、徳島県と高知県が先行して導入しています。
 URL(アドレス)は、これまでと同じです。
 今回のリニューアルに当たっては、昨年9月、庁内公募に応じた若手職員12人により、プロジェクトチーム的な「リニューアル推進チーム」を設置し、検討を重ねてきました。
 その検討結果を踏まえ、担当課(広聴広報課)を始め、各課や委託業者において、準備作業を進め、今回のリニューアルに至ったものです。
 今後、さらにホームページ上で、公共施設や、災害時の避難所、観光施設の地図検索等が簡単にできる地図情報システムの導入を、来年1月に予定しています。
 なお、今回のリニューアル全体の経費は、330万円程度の予定です。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 今回の参院選の結果の受けとめは。また、市政への影響や懸念、期待は。
(市長)
 7月11日に投開票が行われた参院選は、昨年9月の政権交代後、初の本格的な国政選挙だった。
 参院選なので、政権交代をめぐってということではなく、主として、民主党を中心とする与党政権の、これまで10か月間への国民の評価が、ある程度、選挙の結果として表れたものと思っている。
 全体を総括的に見ると、報道されているように、現在の与党にとっては非常に厳しい評価が下されたが、ある程度、自民党が復調したほか、新党は、みんなの党を中心に、かなり議席を伸ばしている。
 そのような結果が、ある程度、現時点での民意を表していると思う。
 その要因は種々あると思うが、民主党政権下での「普天間問題」での迷走や、政治とお金の問題、鳩山前総理の突然の辞任などの件が、マイナス要因としてあったと思う。
 菅総理の就任後、一時的には期待感があり、政権への支持率が復活したが、その後、消費税の増税案などが唐突に示されたことで、それがやや水を差す形で、期待感がしぼんでしまったと思っている。
 民主党と国民新党の与党の議席数は、参議院では全く過半数に届かない状況で、いわゆる「ねじれ」状況となるので、かなり政局は混乱状況に陥るものと予想せざるを得ない。
 本市の市政等への影響だが、やはり何と言っても、政治の混乱状況が長く続くということは、それだけ必要な政策が着実に実行されないことにつながるので、何としても、この混乱状況を早く解消するような道筋や手だてについて、各党間で協議しながら、早めに方向性を見出していただきたいとの希望を持っている。
 今回の参院選を振り返って、若干残念なのは、政策論議が、ほとんど行われなかったことである。
 政権交代云々という選挙ではないので、仕方がない部分があったとは思うが、消費税問題が唐突に出てきたため、それだけに話題が集中して、それ以外の本当に必要な件、例えば、年金制度や、子育てなどの関係で大きく政策転換が行われようとしている福祉施策について、民意の状況が見えなかった。
 そのような議論が十分に行われなかったのは残念だし、我々、地方自治体が一番関心を持っている地方分権改革、地域主権改革も、何となく後ろに引っ込んだ感じで、十分な議論が行われてはおらず、残念に思っている。
 私としてお願いしたいのは、できるだけ早く「ねじれ」状況をどのようにするのか、また、政権を安定的に運営するために、どのような枠組みや方策をとるのかを早く固めていただき、本格的な政策議論を、与野党ともども真剣に行っていただきたいということである。
(記者)
 政策論議で一番に行うべき点は、年金制度なのか。
(市長)
 菅総理は、総理就任時に「強い経済、強い財政、強い社会保障」と述べられたが、私は、それにかなり期待しており、是非、実現していただきたいと思っていた。
 ただ、気になっていたのは、本来「強い社会保障」が、まず出てくるべきであって、「強い社会保障」を、しっかりと政策的につくり上げるためには、財源が当然必要になり、また、財源確保のためには「強い財政」が必要である。
 また、そのために、税制改革の議論が出てくるが、そのためには、税収等をしっかりと確保しなければならないので、「強い経済」が必要である。
 そのような順序で、しっかりと議論が行われるべきと考えていたのに、消費税の議論だけが最初に出てきた。
 そのあたりは、議論の順番が違うのではないかと思っている。
 是非とも、もう少し根本に返って、「強い社会保障」をつくるため、つまり、国民の安全、安心が得られる社会保障制度や福祉施策を確立するため、どのような施策が必要かを、与野党で十分に議論していただきたい。
 また、そのための財源として、消費税を含めた税制全体のあり方について議論を行っていただきたいと思う。
(記者)
 ちょうど参院選の期間中に、全国の一部地域では、高速道路の無料化実験が始まったのに、あまり議論されていないと思うが、市長の所見は。
(市長)
 種々の議論もあるとは思うが、高速道路を無料化すべきかどうかという点は、中心的な政策議論になるべきものではないと思う。
(記者)
 四国では、結構関心の高い点だと思うがどうか。
(市長)
 本四架橋の問題であれば、フェリーやJRなどの公共交通との兼合いをどうするのかは、総合的な議論を是非とも望みたい。
 単純に高速道路の料金が無料化になったり、高くなる安くなるというだけの議論ではなく、総合的な交通体系のあり方の観点から、十分に議論していただきたい。
 ただ、国土交通省では、「交通基本法」というような考え方も出てきているようなので、そのような法律を制定する段階で、十分に議論していただきたいと思う。
(記者)
 参院選の期間中に、国土交通大臣から、瀬戸大橋の通行料金を、4月に発表した額から引き下げる旨の発言があり、また、国土交通省からも、同様の考え方が示されたようだが、市長の所見は。
(市長)
 それだけを取り上げて、是非は判断しづらい。
 ただ、他の高速道路の料金は2,000円なのに、本四架橋だけが3,000円というのは、相対的な割高感があり、明らかに四国にとっては不利に働く話なので、本四架橋の料金は、少なくとも他の高速道路の料金に合わせてもらいたいとは思っているが、そこだけでよかったという話にはならないと思う。
 交通体系のあり方全体の議論の中に、高速道路の料金政策を、しっかりと位置づけていただきたい。
 フェリーだけでなく、JR四国にとっても深刻な問題である。フェリーやJRとの共存を、大前提として考えていただきたいと思う。
(記者)
 高速道路だけを取り上げて議論すべきではないということか。
(市長)
 そのとおりである。
(記者)
 参院選では、香川県内でも、みんなの党が多く得票したが、それに対する所見は。
(市長)
 私の個人的な考えだが、今回の参院選で一番強かった面は、民主党を中心とする与党への評価だと思う。
 今回の結果では、民主党には厳しく、他の党への支持が多かった。
 ただ、他の党への支持については、自民党に全部が戻ったわけではなく、新党、特にみんなの党に、かなり票が集まる結果になった。
 みんなの党の主張を見ると、以前の「小泉構造改革」的な部分を、そのまま引きずった主張が割と強く感じられるが、そのような主張に、ある程度、民意が集まったという判断はしている。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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