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市長定例記者会見(平成22年5月11日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成22年5月11日(火曜日) 午前11時30分~11時44分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「第2回日仏自治体交流会議」への参加について
2 高松市への「海の日」モデル地区認定証交付について
3 屋島の石切丁場跡の発見について ~高松城・長崎鼻砲台の石切丁場跡か~

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。

 本日は、題材に入る前に、3人乗り自転車の購入費助成制度の受付終了について、緊急に報告させていただきます。
 前回(4月27日)の定例記者会見では、この助成制度について、5月1日から、4月以降の購入分について助成を行う旨、発表しました。
 実質的には、休日の関係で、5月6日から受付を開始しましたが、6日に24件、7日に13件、昨日(10日)に13件の応募があり、予算上で予定していた50件(250万円相当)が満たされましたので、この助成制度は、昨日(5月10日)の受付分で、一たん終了させていただきたいと思います。
 今後、今回の助成制度の内容等を改めて精査するとともに、3人乗り自転車の価格動向が当初想定していたよりも、かなり安いという状況もあるので、そのような点も勘案した上で、6月補正予算で、新たな助成制度についての予算を措置する方向で、検討したいと思っています。
 今後、新たな助成制度の内容等が決まれば、早めに発表するなど、周知には努めたいと思っていますので、よろしくお願いします。
 詳しくは、記者会見の終了後、担当の健康福祉部から説明しますので、あわせて、よろしくお願いします。

 それでは、題材に入ります。

 まず、1点目は、「「第2回日仏自治体交流会議」への参加について」です。
 一昨年の2008(平成20)年10月、日仏交流150周年を記念して、金沢市と姉妹都市提携を結んでいるフランス・ナンシー市で、「第1回日仏自治体交流会議」が開催されました。
 本市も、フランス・トゥール市と姉妹都市提携を結んでおり、ちょうど一昨年が20周年の記念の年で、ちょうど渡仏中だったこともあり、「第1回日仏自治体交流会議」には、私自身も参加し、協議・情報交換を行いました。
 第2回目の会議は、それから2年後の今年、金沢市で開催することになっていました。
 本日(5月11日)から5月13日までの間、金沢市の「金沢21世紀美術館」などの会場で開催されます。
 本日(11日)の午後から、現地に出向いて参加しますが、姉妹都市のトゥール市からも代表団が参加する予定と聞いています。
 本日(11日)は、レセプション等ですが、明日(12日)は、オープニングと全体会議、分科会が開催され、明後日(13日)には、ラウンドテーブルとクロージングという予定です。
 「地方ガバナンスと持続可能な発展」という全体テーマのもとに、「文化」、「経済」、「環境」、「社会」という4つの分科会を設け、発表と議論を行い、その成果を共同宣言とする予定です。
 参加団体ですが、今回は、日本側が25自治体、フランス側が19自治体の首長等の代表が参加する予定です。
 第1回会議は、日本側が12自治体、フランス側が17自治体でしたので、それを大きく上回る自治体が参加することになります。
 本市、また、私としては、明日(5月12日)の全体会議の一番手として、「心豊かな人と文化を育むまちを目指して~瀬戸内国際芸術祭の開催~」という演題で発表を行います。
 なお、本市と金沢市の間では、民間主導ではありますが、高松(香川)の「笑狸(しょうり)会」と、金沢(石川)の「0(ゼロ)の会」という、お互いの民間異業種交流団体同士の交流を軸として、今年に入ってから、2月には、高松側が金沢を訪問しましたが、また、先月(4月)には、金沢側から芸妓衆を含め、訪問団が高松に来られ、栗林公園で伝統芸能等を披露されています。
 そのような縁から、栗林公園と兼六園との交流も行おうという話もありますし、6月には観光関係の交流ということで、高松側の関係団体の一行が、金沢を訪問するという予定にもなっているようです。
 これを機会に、本市と金沢市との交流等について、金沢市の山出市長とも、お話ができればとも考えています。

 次に、2点目は、「高松市への「海の日」モデル地区認定証交付について」です。
 今回、本市が、平成22年度の「海の日」モデル地区に認定されました。
 この「海の日」モデル地区は、国民の祝日となっている「海の日」の趣旨を周知し、地域の振興に寄与することを目的に、海を生かしたまちづくり等に熱心に取り組んでいる地域をモデル地区として認定するというものです。
 本市からは、昨年(平成21年)の12月に認定の依頼を、「国民の祝日「海の日」海事関係団体連絡会」に行っていましたが、今年、本市では、宇高航路開設100周年等を記念した「船の祭典2010」や、7月19日の「海の日」から約100日間「瀬戸内国際芸術祭」等が開催されることもあり、「海の日」の意識を、広く市民に啓発していく取組みが認められ、今回、認定証の交付を受けることになりました。
 認定証の交付式は、「船の祭典2010」が開会する5月22日、高円宮憲仁親王妃久子(たかまどのみや のりひとしんのうひ ひさこ)殿下をお迎えして、高松シンボルタワー6階の、かがわ国際会議場で開催される開会式典で行われます。
 連絡会を代表して、財団法人日本海事広報協会の鈴木邦雄会長から、私に認定証が交付されます。

 次に、3点目は、「屋島の石切丁場(いしきりちょうば)跡の発見について ~高松城・長崎鼻砲台の石切丁場跡か~」です。
 本市の教育委員会では、屋島全体の遺跡を確認するために、種々の分布調査等を実施していますが、平成19年度に2か所で、矢穴(石を割るために矢(くさび)を入れた跡)が残る石材を発見しました。
 その後、20年度から21年度にかけて周辺を詳しく踏査した結果、これらの2か所とも、広範囲に石切丁場跡が所在することが判明しました。
 まず、第1地点としては、屋島東町の「石場」という地名の場所です。
 屋島北嶺の東側斜面の、ちょうど香川県水産試験場から上ったあたりの標高60メートルから120メートル付近で、石切丁場跡を発見しました。
 また、第2地点としては、屋島の北端に位置する「長崎ノ鼻」と県道の間に所在する丘陵部の頂部周辺の標高40メートルから55メートル付近で、石切丁場跡を発見しています。
 これらの発見の意義ですが、屋島東町の「石場」の第1地点では、大きい矢穴と小さい矢穴を残す石材が散らばっており、採掘が長期間にわたって複数回行われたと考えられます。
 また、特に大きい矢穴は、高松城跡の石垣に使用されている矢穴と、ほぼ同規格であり、高松城の築城や修理に際しての石切丁場であった可能性が高いと考えられます。
 これまで高松城の石切丁場の位置は不明でしたが、19年度の岩石調査において、屋島から庵治半島にかけて分布する花崗岩等を、高松城の石垣に使用した可能性が高いという結果を得ているので、今回の発見は、その結果と符合するもので、この場所から石を運んだ可能性が高いと判断できます。
 また、この第1地点の東海岸は、「石場」という地名であり、文書等は伝わっていませんが、今回の発見により、この地名が石切丁場であったことに由来するものと考えられます。
 さらに、第2地点は、位置が「長崎鼻砲台」に近いことや、砲台石垣の矢穴の大きさと、ほぼ同規格であることから、この砲台の築造に伴う石切丁場跡ではないかと考えられます。
 今回の2か所の石切丁場の発見は、高松城を始めとする高松藩の石材供給の実態解明への手掛かりになること、また、史跡天然記念物屋島の歴史的構成要素の新たな発見の一つとして、意義があるものです。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 昨日(5月10日)に開催された「宇野高松間地域交通連絡協議会」では、傘下組織として「宇野高松航路活性化・再生協議会」(仮称)を新設し、高松市と玉野市が、その事務局を務めることが決まった。
 これまでの状況を踏まえ、今後、事務局として、どのように働き掛けていく考えなのか。
(市長)
 宇高航路のフェリー事業者からの事業廃止届の提出を受けて、急遽、国に対して種々の要望を行い、どうにか航路の存続が決まった状況だが、今後、どのような形で存続させていくのか、非常に厳しい状況であることには変わりがない。
 今後、何らかの形で社会実験を行いながら、宇高航路を存続させていく措置について考える方向で、ある程度、国が主体となって、調査事業に取り組めることは、非常にありがたいと思っている。
 国の現行の制度では、地域が主体となった協議会が実施する調査や社会実験であれば、事業として実施できるということなので、地域が主体となるという意味から、本市と玉野市が事務局を務める形で、協議会を運営することになった。
 ただ、調査事業の財源については、国が全額を措置していただけるということなので、今後とも、国と十分協議しながら、この協議会で意義ある方向性が打ち出せるように、鋭意努めていきたい。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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