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市長定例記者会見(平成20年11月25日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年11月25日(火曜日) 午前11時30分~11時54分
(場所)4階会議室

報告事項

1 市有施設におけるアスベスト吹付け材の使用状況の再調査結果について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。

 まず、題材に入る前に、本市の渇水対策本部の解散等について報告します。
 今季の渇水については、市民の皆様方を始め、関係者の方々に大変御心配いただいておりましたが、9月下旬以降、秋雨前線の活発化等により平年並みの降雨に恵まれ、早明浦ダムの貯水率は、徐々に上昇し続け、本日(11月25日)午前0時現在で、62.6パーセントにまで回復しました。
 これを受けて、国は、本日午前10時に、香川用水の取水制限を全面解除し、香川県も、本日午後1時に、渇水対策本部を解散する見込みです。
 本市も、県にあわせて、本日午後1時に渇水対策本部を解散します。
 また、これまで実施してきた渇水対応に係る全ての制限の解除を決定しましたので、報告するものです。
 また、解除作業には、数日を要するものもありますので、その詳細については、本日の午後、渇水対策本部事務局から資料提供します。
 今季渇水は124日間という非常に長期間に及びました。
 また、この間、早明浦ダムの貯水率がゼロパーセントになり、発電用水の緊急放流という事態も生じました。
 非常に深刻な渇水状況となりましたが、市民の皆様方には、水道の減圧給水を始め、各家庭での止水栓の絞込みによる「自主減圧」の実施など、節水と水の有効利用の実践等で、多大なる御理解と御協力をいただいたことに、改めて深く感謝し、御礼を申しあげます。
 また、市政記者クラブの皆様方にも、情報提供や節水啓発について、格別の御協力をいただいたことに、厚く御礼を申しあげます。
 なお、早明浦ダムの貯水率は、60パーセントを超えていますが、これからの冬場は、一年のうちで最も雨の少ない時季となることから、今後の貯水状況は、不安定な状態が続くものと推測され、当分の間は、本市の自主節水として、平常時は270キロパスカルの給水圧のところ、250キロパスカル(減圧率△7.4パーセント)の減圧給水を実施しますので、御理解と御協力をお願いします。
 今後は、今季の渇水を十分教訓にする中、頻発化、深刻化する渇水状況に備え、より一層の水資源の確保や、水循環の視点からの各種施策の総合的推進など、渇水に強いまちづくりに向け、これまで以上に、積極的に取り組みたいと考えていますので、引き続き、御理解と御協力をいただきますよう、よろしくお願いします。

 次に、トゥール市公式訪問団の来高について報告します。
 本市とトゥール市との姉妹都市提携20周年を記念して、先週、トゥール市公式訪問団が本市を訪れていましたが、20周年記念式典等、様々な行事に参加いただき、無事帰国しました。
 公式訪問団は、トゥール市のフレデリック・トマ助役以下の7名で、この間、市長表敬として、11月19日に訪問を受けましたし、翌20日には、中央公園で、マロニエの記念植樹を行いました。
 また、あわせて開催していた「姉妹城・親善都市及び交流都市の観光と物産展」にも、トゥール市からも参加いただき、開催式典にも代表の方に出席していただきました。
 また、20日の午後1時からは、サンポートホールで「姉妹都市提携20周年記念式典」も行いました。
 このような公式行事の合間に、丸亀町A街区の視察や、庵治石関係者との交流会のほか、イサム・ノグチ庭園美術館や、栗林公園、市美術館の視察、香川日仏協会会員等との交流会も行っていただき、実質2日間の非常に厳しいスケジュールでしたが、皆さん満足して帰っていただいたものと思っています。
 記念式典で、団長のトマ助役は、「20という数字は、まだまだ若い数字だ。人間でいえば、やっと成人したばかりなので、これから大人になるということで、両市にとって、新しく人生が始まる大切な節目だ。」とコメントされましたが、私としても、まさに同感です。
 今後とも、文化交流を始め、スポーツ、観光、経済など、様々な分野で、友好親善交流を、さらに深めたい、また、その可能性を、種々探りたいと考えています。

 それでは、題材に入りますが、本日の題材は1件です。
 「市有施設におけるアスベスト吹付け材の使用状況の再調査結果について」です。
 アスベストについては、「せきめん」とか「いしわた」とも呼ばれていますが、天然の鉱物繊維で、その多くは、保温断熱の目的で、建材に使用されていました。
 平成17年に、健康被害の状況が公表されたことにより、国の指導に基づき、アスベスト吹付け材について、当初規制されたクリソタイル、アモサイト、クロシドライトの3種類の調査を実施し、使用状況を把握した上で、必要な飛散防止対策等を行ってきました。
 しかしながら、本年2月の厚生労働省の通知により、新たにトレモライト、アンソフィライト、アクチノライトの3種類が規制の対象として加わったことにより、使用状況の再調査を行った結果、規制される含有率0.1パーセントを超えるアスベスト吹付け材の使用が、使用の可能性のある調査対象の127施設234か所のうち、11施設13か所で見つかりました。
 いずれも空気中の濃度測定によれば、一般大気中の濃度と、ほぼ同程度であり、安全は確認していますが、規制値を上回る使用が確認された施設については、今後、除去等の飛散防止対策を実施します。
 なお、除去するまでの間は、空気中の濃度測定及び職員による点検を定期的に実施して、安全性の確保に万全を期したいと考えています。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 定額給付金について、国から基本的な考え方が示されたことを受けて、改めて市長の意見や感想を聞きたい。
(市長)
 定額給付金については、以前にも説明したとおり、経済対策として一定の効果はあるものと思っている。
 その一方で、給付の手続等について、相当の混乱なりコスト等も予想されており、国には、それらを極力少なくするような形で基準や方針を定め、対処してもらいたい。
 具体的にどのように給付するのかについては、今後の課題であり、その執行の前提となる補正予算も、まだ取扱いが明確ではない。
 そのあたりが明確になった段階で、本市としての考え方を明示したい。
(記者)
 所得制限について、国は市町村に判断を委ねる考えだが、所得制限を高松市で行う考えは。
(市長)
 以前にも説明したとおり、実際の事務手続や経済効果等を考えると、基本的には所得制限は設けない方向で、検討を進めたい。

(記者)
 渇水対策本部が解散するが、今季の渇水を振り返り、対策のポイントは。
(市長)
 今回は、早明浦ダムの貯水率がゼロになっても、偶然、発電用水が豊富にあったということが挙げられる。それがなければ、もっと深刻な状況になっていたと思う。
 そのおかげで、市民の皆様方にも節水を呼び掛けながら、断水という危機的な状況は免れた。
 本市の場合、水道水の使用量は、平常時では約15万トンだが、節水していただくと約13万トンになる。そのうち、早明浦ダムからの供給量は、およそ半分の約6万5,000トン、残りの、およそ半分は自己水源により賄われている。
 合併町では、ほとんど香川用水により賄われているが、旧高松市との間で連絡管がなく、全市域的な配水調整がうまくできない。
 したがって、地域によれば若干余裕があっても、配水調整がうまくできないため、さらなる減圧調整を行わざるを得ない状況にある。
 本市にとっては、このあたりの解消が、今後の一番大きな課題だと思う。
 それから、先日、香川県知事に、日本水道協会の香川県支部長の立場で、新たに整備した調整池の運用基準を、市町の実態も踏まえて、県全体で広域的な調整ができるような形で、具体的に定めてほしいと要望した。
 本市の場合、今季の渇水では、半分は香川用水、半分は自己水源で賄っていた状況だが、市町によっては、香川用水に100パーセント頼るところがある一方、満濃池を水源とする丸亀市のように、自己水源がある程度あれば、香川用水にあまり頼らなくてもよいところもある。
 このような中、香川用水の利水容量がなくなったときに、調整池に水があれば、その水をどのように配分するか。また、各市の自己水源となっている内場ダムや満濃池に水があれば、本当に香川用水が必要なところだけに配分すると、調整池では、ある程度、余裕を持って水を貯められるような運用ができるのではないか。
 そのような件について、今後、ともども考えてもらいたいという要望を、さきに知事に対して行ったところである。
 広域的には、今後、そのあたりが一番課題になってくるのではないかと思う。
(記者)
 香川県によれば、県民の節水意識は高くなっていない。
 このような中、福岡市では、渇水を契機に水道料金を引き上げた結果、節水意識が非常に高まったという話を聞く。
 今後、福岡市のような対応を行う考えは。
(市長)
 現在、水道局で、種々の分析等を行っているところだが、確かに昔から水に苦労している土地柄でありながら、1世帯当たりの水道使用量は、福岡市よりも1割くらい多いようである。
 これには、種々の要因があると思うが、福岡市も、昔は、よく渇水に見舞われた都市であり、渇水の克服に向けて、ありとあらゆる手段を講じて水源を確保した分、経費が嵩み、水道料金を引き上げた結果、余計に水道水を使わなくなり、節水が進んだということが考えられる。
 市民の皆様方が、もう少し節水意識を持っていただけるのであれば、水道料金を引き上げない方が、水道料金も安くて済む話なので、そのような意識啓発を進めていく必要があると思う。
 その一方で、これだけ毎年のように渇水に見舞われると、ある程度、財政投資を行ってでも、水源開発も行わなければならない。また、下水再生水の利用などの水循環についても、対策を進める必要があると思う。
 市民の皆様方の御理解が得られるなら、経費を要し、水道料金の引上げの要因となっても、進めていかなければならないと思う。
 今後は、意識啓発と水源開発等の両にらみで、対応を進める必要があると思う。
(記者)
 今後、水道料金の引上げを含めて、検討する考えは。
(市長)
 水道料金の引上げは、現在のところ、全く考えていない。
 一定の対策を講じた上で、さらなる対策を講じる段階で、水道料金の引上げを検討せざるを得なくなった時期に、市民の皆様方の御意見も伺う中、どうすべきかについて判断したい。
 必要と思われる水源開発を進めたとしても、当面は、水道料金を引き上げなければならない状況にはないと考えている。

(記者)
 追加の景気対策について、補正予算の取扱いは、国会の延長も含めて不透明な状況だが、このような状況に対する所見は。
(市長)
 第一次の経済対策に伴う補正予算が国会で成立したことを受けて、本市でも、12月補正予算には、関係する事業の所要額を計上し、実行に移していきたいと考えている。
 今後は、第二次の追加経済対策ということになるが、アピール効果としては、早目に打ち出したほうが高いのかもしれないが、現実の予算の編成や執行を考えると、本市で、これから大型の補正予算を組んで、事業を実施するにしても、実質的には、3月補正予算に計上することになり、事業自体は繰り越して、新年度に実施せざるを得ない。
 そのような意味で、新年度の当初予算に、関係予算を計上してもいいのではないかと思う。
 一方で、PR効果なり、世に対する訴え方としては、できるだけ早く打ち出す方が望ましいとは思う。
 しかし、当初予算編成とも重なり、事務的にも相当困難であると聞いているので、国には、種々の状況を踏まえる中、十分な調整をお願いしたい。
 また、定額給付金の件でもそうだが、正式な決定前に、種々の報道等が飛び交い、混乱が生じているので、そのあたりは、どうにかしてもらいたいと思う。

(記者)
 カマタマーレ讃岐が、昨日の全国地域リーグ決勝大会で2勝1敗となり、来シーズンからのJFL昇格はなくなったが、所感は。
(市長)
 昨年は、四国リーグの最終戦で敗退し、全国地域リーグ決勝大会に出場できず、非常に残念な思いをしたため、今年は、当初から、とにかく1敗もできないと、私自身、チームにハッパを掛けながら、心配しながら見守っていた。
 そうした中、四国リーグは無敗で乗り切り、全国地域リーグ決勝大会へと進んだわけである。
 結果は、決勝ラウンドには出場できず、JFLに昇格できない状況となり、残念ではあるが、今までは、1勝もできなかった決勝大会で、2勝1敗という成績を残したということで、来年につながるとは思っている。
 羽中田監督も言うように、ここは笑顔で、来年さらなる栄冠をつかみ取るまで、奮起していただきたい。
 また、本市からのバックアップも、引き続き、本年度と同様に行いたい。

(記者)
 丸亀町G街区の再開発事業の着手が遅れる件について、所見は。
(市長)
 丸亀町G街区の再開発事業については、香川県、本市が歩調を合わせる形で、本年度の当初予算に、再開発事業が実施された場合の補償費に対する助成のための予算を計上している。
 本年度に入ってから、マンションの開発等を行う予定だったデベロッパーが経営破綻するという、予期せぬ事態が生じたため、頓挫し、今日に至っている状況である。
 年度内の予算執行は、かなり難しい状況であるが、当事者間では協議も行われているようなので、その状況を見極めていきたい。
(記者)
 丸亀町G街区の再開発事業の着手のめどは。
(市長)
 予定されていたデベロッパーが破綻したので、次の事業者が決定されない限り、めどを立てるのは難しいと思う。

(記者)
 アスベストの件について、使用を中止しなければならない施設はないのか。
(市長)
 一般大気中にある濃度と変わらないので、安全については問題ないと考えている。
(記者)
 通常の使用を続けた上で、作業は行うのか。
(市長)
 その考えである。新年度にはなるが、除去や囲込みを行っていきたい。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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