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市長定例記者会見(平成20年10月14日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年10月14日(火曜日) 午前11時30分~11時50分
(場所)4階会議室

報告事項

1 オリンピックイヤーに全職員で取り組む「コミュニティと協働」意識調査の実施について
2 サンポートホール高松 開館5周年記念事業 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」について
3 高松市美術館 特別展「没後80年記念 佐伯祐三展」について
4 高松市介護老人保健施設こくぶんじ荘の民営化に係る移管先法人の決定について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。

 まず、題材に入る前に、現在の渇水の状況について御報告します。
 皆様方も御承知のとおり、去る7月25日から香川用水の第一次取水制限が始まり、それ以降、渇水対応を進めており、発電専用用水の転用など、非常事態が続いてきました。
 幸いにして、先月下旬から今月初めにかけて、台風や秋雨前線の影響により、早明浦ダムの上流域や、県内にも一定量の降雨があり、現在、早明浦ダムの貯水率は、約30パーセントを少し上回るまでになり、自己処理水源である各ため池の貯水率も、75パーセントを超え、平年値と比べても14ポイントを上回るまでに回復しています。
 また、早明浦ダムの取水制限については、これから農業用水の需要が減少する非灌漑(かんがい)期に入ることに伴い、10月11日から、夏季対応から冬季対応に変更することが吉野川水系水利用連絡協議会で決定されています。
 現在、10月5日から取水制限が継続解除されていますが、今後、降雨がなければ、今週末にも、香川用水の供給量を30パーセント削減する冬季の第二次取水制限が実施される見込みです。
 このような状況を踏まえ、本市の渇水対策本部では、現在の水源状況や香川用水の取水制限の変更、また、今後の渇水の長期化などを勘案する中で、渇水対応計画を一部見直し、10月11日から、水道水圧の180キロパスカルから200キロパスカルへの減圧緩和や、公営プール4か所の使用自粛の一時解除、給水基地、応急給水所の一時休止を行いました。
 これらの渇水対応に、長期間にわたり、市民の皆様に御理解と御協力いただいたことに対して、改めて御礼を申しあげたいと思います。
 なお、早明浦ダムの貯水率は、若干改善したものの、現在でも、取水制限が実施される厳しい状況であることに変わりはありません。
 また、これからは、一年のうちで最も降雨量が少ない時期となるため、水源状況は、当分の間、大幅な回復は見込めず、厳しい状態が続くものと推測されており、渇水の長期化が危惧され、また、ある程度、それを覚悟しなければならない状況です。
 このようなことから、本市の渇水対策本部としては、渇水が長期化し、本部員や関係部署の職員の気が緩むことがないよう、改めて気を引き締め直して、冬季渇水に向けた渇水対応に当たるよう周知徹底を図るとともに、市民の皆様にも、引き続き、節水と水の有効利用の実践に努めていただくよう、働きかけていきたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申しあげます。
 また、記者クラブの皆様方には、今後とも、御協力をよろしくお願いします。

 それでは、題材の説明に入ります。
 まず、題材の1点目は、「オリンピックイヤーに全職員で取り組む「コミュニティと協働」意識調査の実施について」です。
 自治会加入率が年々低下してきており、地域における連帯感も、ますます希薄になっているのではないかと危惧しています。
 そのような中、地域のまちづくりの現場において、本市職員の参加・協力が非常に重要ですが、現状では不十分ではないかとの指摘もあります。
 そのような意味で、コミュニティ、協働の意識が、職員にどの程度浸透しているのかについて、本市の正規職員約4,000人を対象にアンケート調査を実施し、意識の状況を把握した上で、今後のまちづくり施策の見直しに努めます。
 なお、「オリンピックイヤー」と標題にありますが、今年初めて実施し、今後、4年ごとには定期的に調査し、本市職員の意識を探っていきます。
 この調査の結果を受けて、施策に十分役立てるとともに、職員の意識改革や、コミュニティや地域活動への参加も促していきたいと考えています。

 次に、2点目は、「サンポートホール高松 開館5周年記念事業 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」について」です。
 サンポートホール高松は、平成16年5月20日に開館していますが、来年5月に開館5周年を迎えることから、5周年にふさわしい大規模な記念事業を計画してきました。
 今回、開館記念5周年事業として実施するのは、世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」の上演です。
 来年5月、開館5周年記念として上演したいと考えていますが、10月26日には、主たる出演者であるソリスト(独唱者)のオーディションを行います。
 これを経て出演者がほぼ固まり、本年11月からは、公演に向けて、本格的な練習が開始される運びとなりますので、お知らせするものです。
 この事業については、5周年記念事業として、まず、本年4月に企画の募集を行い、5月の公開プレゼンテーションを経て採択したものですが、大合唱にオーケストラ、また、バレエを加えた完全版での上演であり、出演者の総数は、340人を超える巨大作品です。
 地元で活躍する方々を中心とした実行委員会と、香川県合唱連盟、四国二期会、高松交響楽団、コールジュニアなどの協力を得て、上演するものです。
 サンポートホール高松は、そもそも「市民文化の新たな創造拠点」という趣旨でオープンしており、そのコンセプトにふさわしい5周年記念事業になるものと期待しています。
 先ほども説明したとおり、11月から合唱練習等を開始し、順次、オーケストラ、バレエが加わり、来年3月には、公演のチケット販売を開始する予定です。
 指揮者には、沖縄県の「シュガーホール」の芸術顧問で、愛知県立芸術大学非常勤講師の大勝 秀也(おおかつ しゅうや)氏を迎えます。
 ちなみに、演目の「カルミナ・ブラーナ」は、20世紀のドイツの作曲家カール・オルフの作品で、ソプラノ、テノール、バリトンの独唱に、大規模な混声合唱、男声合唱、児童合唱と、相当多くの歌い手とともに、大編成の管弦楽(オーケストラ)、加えてバレエを必要とする巨大な作品です。
 正式な形で上演するには巨大過ぎるので、日本では、音楽だけの上演が多く、バレエ付きの完全上演は珍しいので、そのような意味でも、非常に注目を浴びるものと思います。
 私自身も直接聴いたことがないので、はっきりとは言えませんが、特に、冒頭と最後で歌われる「おお、運命の女神よ」という歌は、種々のCMなどでも使われているようで、聴けば聞覚えのある方も多いのではないかと思います。
 5周年記念事業として、非常にふさわしい事業であると、私も思っていますので、大いに今から盛り上げていきたいと考えています。
 周知等の御協力を、よろしくお願いします。

 次に、3点目は、「高松市美術館 特別展「没後80年記念 佐伯祐三展」について」です。
 高松市美術館では、特別展として「没後80年記念 佐伯祐三展―パリで夭逝(ようせい)した天才画家の道―」を10月24日(金曜日)から12月7日(日曜日)まで開催します。
 この展覧会は、大阪生まれの天才洋画家・佐伯 祐三が、パリで没してから、今年で、ちょうど80年を迎えるのを記念して、その偉業を振り返る展覧会として開催します。
 佐伯 祐三は、わずか30年の短い生涯ながら、パリの街角や近郊の村々を、きらめく色彩と激しいタッチで表現して、人々の心を魅了してやまない人気のある画家です。
 本展では、佐伯 祐三の、日本近代美術史上に燦然と輝く業績を、代表作品約120点で紹介します。
 また、佐伯 祐三の画風の成立に深く関わったヴラマンクやユトリロ、里見 勝蔵(さとみ かつぞう)、荻須 高徳(おぎす たかのり)の作品約20点をあわせて展示し、時代に及ぼした佐伯芸術の広がりを見ていただきます。
 なお、今回の展覧会では、有料の音声ガイドも取り入れています。
 市民の皆様に、ぜひとも鑑賞していただき、芸術の秋をお楽しみいただきたいと思っています。

 最後に、4点目は、「高松市介護老人保健施設こくぶんじ荘の民営化に係る移管先法人の決定について」です。
 今回、こくぶんじ荘の民営化に伴い、移管先法人を、本年5月に募集していました。
 応募法人が10法人でしたが、その後の辞退、失格等により、5法人について、選考委員会で審査を行いましたが、この度、移管先法人として、善通寺市の医療法人社団「純心会」を選定しました。
 「純心会」は、事業計画の評価及び経営の安定性について、評価項目の全般において優れており、中でも事業への熱意・実績、利用者の処遇、サービスの質の確保と向上及び地域との交流に関する計画が、特に優れていました。
 また、土地及び建物その他の売買物件の購入に係る見積額についても、2億6,200万円で提示していた最低価格を大幅に上回り、応募5法人の中で最も高額でした。
 なお、譲渡予定価額は、法人が提出した購入見積額である4億,100万円です。
 今後、12月までの間で、移管先法人と移管に関する協議を行い、12月市議会に、こくぶんじ荘の設置条例の廃止や、財産処分に係る議案を提出し、可決していただければ、来年1月以降、引継ぎを実施し、来年4月1日、法人に移管譲渡するというスケジュールで進めたいと思っています。

 私からは、以上です。

外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。※ 「サンポートホール高松」ホームページ(外部サイト)

※ 「没後80年記念 佐伯祐三展-パリで夭逝(ようせい)した天才画家の道-」(美術館ホームページ)

※ 「介護老人保健施設こくぶんじ荘移管先法人の決定について」(健康福祉総務課ホームページ)

記者との質疑応答要旨

(記者)
 職員への「コミュニティと協働」意識調査は、初めて実施するものなのか。
(市長)
 今回、初めて実施するもので、今後は、おおむね4年に1回行いたいと考えている。
(記者)
 自治会への加入率が年々低下しているとの説明があったが、ここ数年の加入率の推移は。
(市長)
 詳しい資料は、後で担当課から提供する。
 直近の平成19年度の加入率は71.5パーセントだが、以前はもっと高く、例えば、元年度の加入率は、89.1パーセントだった。
 近隣町と合併した年だけを例外として、加入率は、年々低下している。
 それでも、中核市である高松市で、7割以上の世帯が自治会に加入しているのは、ある程度、評価していい数字だとは考えている。
 しかし、年々低下しているので、どうにかしなければと思っている。
 そのためには、まず職員自らが、コミュニティや自治会活動に意識を持つことが必要である。
 そのような動機付けの意味も含め、意識調査を行うものである。
(記者)
 意識調査の目的は、職員に地域への関心を高めてもらうことにあるのか。
(市長)
 そのとおりである。
 特に、今、本市が行おうとしているコミュニティ施策や、市民との協働事業の意義なども、職員に意識してもらうという側面もある。
 また、担当ではないので、「コミュニティと協働」など、全く知らないとか、関心がない職員がいることを確認する意味からも、意識調査を行うものである。
(記者)
 職員が対象なので、意識調査の回答率は、当然100パーセントになるのか。
(市長)
 100パーセントを目指して実施する。
(記者)
 意識調査の結果は公表するのか。
(市長)
 個々の具体的な回答は分からないように処理するが、全体の結果は公表したい。

(記者)
 サンポートホール高松の開館5周年記念事業「カルミナ・ブラーナ」のオーディションの日程は決定しているのか。
(市長)
 ソプラノ、テノール、バリトンのソリストのオーディションは、10月26日である。
(記者)
 その他の約300人にわたる参加者は。
(市長)
 募集は既に終わっており、おおむね確保できている。
(記者)
 演目「カルミナ・ブラーナ」と、高松とのゆかりは。
(市長)
 この演目自体は、ドイツの作品であり、ゆかりはないと思う。
 「カルミナ・ブラーナ」は、日本の「万葉集」みたいなもので、ある修道院で、恋愛や酒などをテーマにした雑多な歌集が発見され、その中から、作曲家のカール・オルフが幾つかを選んで、音楽にしたものである。
 修道院で発見された歌だが、世俗的な歌ばかりで、それを宗教音楽的な合唱曲に変えて、バレエを加えたりしたものであるため、世俗カンタータと呼ばれている。
 ホールの開館5周年記念で、市民が盛り上がるような、大規模な事業を公募したところ、この公演の応募があり、公開プレゼンテーションで選ばれたものであるが、合唱や、高松交響楽団が中心のオーケストラなど、市民の手づくりの公演になる。
(記者)
 出演者は、指揮者の大勝氏を除き、ほとんどが高松に関係する人なのか。
(市長)
 ソリストは違うと思うが、合唱とかオーケストラなどの中心となるのは、地元の人たちである。
(記者)
 この事業以外に、開館5周年記念として決定している事業は。
(市長)
 現在のところ、この事業だけである。
 今後、年間スケジュールなどを策定する中で、開館5周年を、年間を通じて盛り上げる工夫を行っていきたい。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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