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市長定例記者会見(平成20年5月27日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年5月27日(火曜日) 午前11時30分~11時53分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「環境モデル都市」への応募について
2 国立大学法人香川大学と高松市との連携協力に関する協定の締結について
3 美術館開館20周年事業「CIRCLE」結城美栄子朗読会について
4 平成20年度高松市職員(大学卒・助産師等)の募集について
5 カーフリーデーへの参加及び啓発事業の実施について
6 「自転車安全運転免許証事業」開始について
7 「宝くじ遊園」設置事業の助成決定について
8 中央図書館「子育て支援コーナー」の開設について

市長説明

 おはようございます。
 それでは、定例記者会見を始めます。
 本日は、8件と盛りだくさんですので、それぞれについて、ごく簡単に概要を説明し、質疑応答等に移りたいと思います。

 まず、1点目は、「「環境モデル都市」への応募について」です。
 国が募集していた、温室効果ガス排出の大幅な削減などの低炭素社会の実現に向けた、先駆的な取組みにチャレンジする都市・地域を選定する「環境モデル都市」に、本市の特性を生かして、自転車や太陽光の利用を中心とした取組みを提案し、応募しました。
 本市のタイトルは、「太陽が光かがやき人と自転車が笑顔で行き交う瀬戸の都・高松」としています。
 全体構想としては、平坦地で自転車利用が盛んであり、晴天が多く日照時間が長いという本市の特徴を生かして、自転車活用や太陽光の利用、緑化などを中心に取り組むことを内容としています。
 具体的な温室効果ガスの削減目標として、2003年度の本市の温室効果ガスが約354万5000トンと推計されていますが、この二酸化炭素排出量を、2050年までに半減させるとともに、中期目標として、2030年までに20%、2割削減するという目標を掲げています。
 主な取組方針としては、まず、自転車を主要な交通手段の一つとして位置づけ、その積極的な活用により、自動車利用の抑制に努め、結果、二酸化炭素排出量を抑えることを考えています。
 また、クリーンで環境負荷の小さい、太陽光を利用した発電システムの普及促進に努めるとともに、中心市街地での緑化推進に取り組むことにしております。
 なお、環境モデル都市の提案では、今後5年間で新たに取り組む事項を掲げることになっています。
 本市が掲げたのが、まず、自転車利用に関する事項で、1点目がカーフリーデーの実施。2点目は、新交通システムとの連携で、LRT(次世代型路面電車)などの導入後に、新交通システムとの連携も図る計画を掲げています。3点目は、自転車利用計画に沿った事業の展開。4点目は、IruCa(イルカ)カードとの連携。また、5点目は、パーク・アンド・ライド・アンド・サイクル(自家用車・公共交通機関・自転車)というような公共交通主体型の交通体系、街づくりを目指すものです。
 次に、太陽光・緑化に関する事項では、1点目は、民間事業所等への太陽光発電システムの設置の助成で、一般住宅に対する太陽光発電を拡大して、民間事業所等への助成も考えていくものです。2点目は、市有施設の太陽光発電システムの普及で、今年度事業でも、下笠居コミュニティセンターや統合小学校等で太陽光発電システムを導入していきますが、今後、新改築する公共施設について、積極的に太陽光発電システムを導入するものです。3点目は、中央通りオフィス環境整備事業で、セットバック(建物を後退させて建てること)や、小公園の整備など、基準どおりに改修を行った中央通り沿いのビル等に対して、固定資産税の減額相当額を助成する事業です。4点目は、中心市街地での緑化推進で、屋上緑化とか壁面緑化を推進するため、助成を考えています。
 これまで説明した事業等は、今後、制度内容を、ある程度固めた段階で、別途、記者発表したいと考えていますが、以上のような内容で、環境モデル都市に応募したものです。

 次に、2点目は、「国立大学法人香川大学と高松市との連携協力に関する協定の締結について」です。
 香川大学と高松市との間で連携協力に関する協定を締結することになり、来る6月5日に調印式を行います。
 本市では、第5次総合計画の中で、「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」という都市像を目指すために、大学との連携を重点的取組事業の一つに掲げています。この方針に基づいて、今回、香川大学との間で協定を締結し、連携を一層強化しながら、相互並びに地域の発展に資していこうというものです。

 次に、3点目は、「美術館開館20周年事業「CIRCLE(サークル)」結城美栄子朗読会について」です。
 開館20周年記念事業の一環として、「CIRCLE」結城美栄子朗読会を、6月28日(土曜日)の午後7時から美術館1階エントランスホールにて開催します。
 結城 美栄子さんは、テレビ「御宿(おんやど)かわせみ」や「武田信玄」や、昨年公開されて反響を呼んだ映画「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」の出演などでお馴染みの女優です。また、立体造形作家としても活動し、陶人形の作品展も数多く開いています。
 その結城 美栄子さんの朗読を中心とした朗読会を開くというものです。

 次に、4点目は、「平成20年度高松市職員(大学卒・助産師等)の募集について」です。
 昨日、市政記者クラブに資料提供していますが、改めて、私から概要を説明します。
 来年4月1日採用予定の大学卒等の職員採用試験を、6月29日(日曜日)に実施します。
 募集職種、採用予定人員や受験資格等は、資料のとおりです。
 全体としての募集人員ですが、今年度の場合、退職者の減少や、職員数の適正化への取組みのため、採用予定人数は、昨年度より16名減の61名となっています。
 新たな取組みとして、本市では初めて身体障害者を対象に、事務1人を募集します。また、市立病院で医療ソーシャルワーカーの事務を行うための事務(福祉)1人を募集します。また、看護師の募集年齢の上限を35歳から39歳に引き上げることで、人材確保を図りたいと思っています。
 なお、申込みの受付は、6月2日から13日までの間、平日の午前8時30分から午後5時まで、庁舎3階の人事課で行っています。

 次に、5点目は、「カーフリーデーへの参加及び啓発事業の実施について」です。
 望ましい都市交通のあり方を考えるための社会啓発活動であるカーフリーデー、これは、ヨーロッパで行われている催しですが、これに高松市としても支援参加し、1日交通規制を加えて、啓発事業等を実施するものです。
 ちなみに、カーフリーデーは、毎年行われ、昨年の実績では、ヨーロッパでは1947都市が参加しております。また、日本では、横浜市、名古屋市、松本市、さいたま市、福井市、那覇市の6都市が支援参加という、正式参加ではない、準参加という形で実施しております。
 これに、高松市も、今年は支援参加するということです。
 毎年9月16日から22日までの1週間を、ヨーロッパでは「ヨーロッパモビリティウィーク」という週間にして、社会的なイベントが行われています。その中での中心イベントが、このカーフリーデーというものです。
 カーフリーデーの「フリー」は、バリアフリーと同じく、「ない」という意味ですが、車のない、1日マイカーを使わない地区を作り出し、市民一人ひとりが車のない都市環境を体験して、その変化を実感し、考えるような社会啓発活動で、新しい交通政策を展開していく日として、こういうカーフリーデーが実施されています。
 そこで、本市としても、これに準参加する実施主体として、国、県、高松商工会議所、地元商店街・自治会、市民団体等に参加をお願いして、カーフリーデー推進協議会(仮称)を、6月議会終了後に設立し、その実施主体のもとに実施したいと思っています。
 実施日は、本来9月22日とされていますが、22日が平日に当たるので、その前の休日、9月21日(日曜日)に実施したいと思っています。
 本市の対象区域としては、丸亀町商店街、ライオン通り商店街と、その間を東西に結ぶ市道二番町築地線、美術館通りの美術館西側の交差点からライオン通りまでを、1日カーフリーゾーンとして、イベント等を実施します。
 行事内容としては、このカーフリーゾーン内でのイベントや、各種ステージイベントを開催します。また、啓発活動等のために、環境や、カーフリーデーの取組みの紹介等の講演会を開催します。また、屋台等を出店したり、自転車の活用も組み合わせたいと考えているので、レンタサイクルを無料で貸し出す試みを行いたいと思っています。
 その他、啓発事業等を、あわせて実施したいと考えているところです。

 次に、6点目は、これも自転車に関連する事業ですが、「「自転車安全運転免許証事業」開始について」です。
 これまでも、本市としては、小学4年生を対象に自転車安全教育を行っていましたが、これを改め、この安全教育の中に、学科、テスト、危険予測、技能練習の項目を加え、より充実した内容として、その講習を終えた後に、参加児童に「自転車安全運転免許証」を発行して、自転車の交通安全意識の強化と長期継続を図っていくものです。
 この背景には、本市が自転車活用の街づくりをしていこうとする一方で、市内の自転車乗用中の交通事故が、この10年間で1.8倍に増加しているということがあります。
 また、平成19年の県政モニターアンケートでも、8割の方から、自転車の交通マナーが悪いので、どうにかしなければならないとの意見が寄せられており、自転車の安全教育、また、マナーアップの一環として、事業を始めることにしたものです。
 6月から、まず小学4年生を対象に免許証を発行することから始めます。
 なお、このような「自転車安全運転免許証」の発行事業は、四国の自治体では初めて行うものです。

 次に、7点目は、「「宝くじ遊園」設置事業の助成決定について」です。
 これは、今年度と来年度にかけて、峰山公園において、宝くじの助成事業に基づいた大型遊具の設置等を図り、全面的にリニューアルするものです。
 峰山公園は、昭和55年の市制施行90周年記念事業として、54年から整備に着手し、63年度までに完成しています。
 このうち、58年度に供用開始した、公園内の西石清尾(にしいわせお)地区のアスレチック施設が非常に老朽化しており、早晩、修繕あるいはリニューアルが必要な状況にあります。
 そこで、いろいろと当たっていたところ、この度、財団法人日本宝くじ協会から、「宝くじ遊園」設置事業の助成を得られることに決定したものです。
 これにより、大型遊具とアスレチック施設を更新し、峰山公園の全面的リニューアルを図っていきたいと思っています。
 この全面的リニューアルのモチーフとしては、この地区に、ちょうど4世紀から7世紀にかけて作られた200基余りの古墳群、石清尾山(いわせおやま)古墳群があるので、この古墳をモチーフに、大型遊具なりアスレチック施設を整備してもらいたいと思っています。
 事業は、平成20年度、21年度の2か年事業で、総事業費1億7,000万円相当の遊具を製作、設置してもらい、現物寄附を受ける形になります。
 完成は、22年3月末の予定です。
 ちょうど平成22年が市制施行120周年ですので、90周年でつくった峰山公園を、120周年でリニューアルする形になります。

 最後に、8点目は、「中央図書館「子育て支援コーナー」の開設について」です。
 中央図書館の1階に、新たに「子育て支援コーナー」を開設します。
 これまで、図書館でも、子育て支援の取組みとして、4か月児相談時に絵本を贈呈する「ブックスタート」事業を展開するとともに、子ども向けの「おはなし会」の開催なども行っていました。
 それを、さらに充実するため、図書館の一角に、「子育て支援コーナー」を設置するものです。
 子育て中の家庭や、子育ての援助を行う地域の人々、保育所や幼稚園の先生など、関係者の皆様方に、「子育て」に関する図書や情報を利用しやすくするという趣旨で、6月3日(火曜日)から開設します。
 1階閲覧室に入ってすぐ右側の、児童コーナー入口の授乳室付近に、約1,000冊の関連図書を一括して置いて、貸出しを行うものです。
 また、その1,000冊の中に置けないものは、通常の書架に置くようになりますが、そこに置いてある子育て関連の雑誌などがよく分かるように、「館内子育て関連資料MAP」を作成し、配布することで、より多くの資料の案内もしていきたいと考えています。
 現在、子ども向けの行事として、図書館では、1階児童コーナーの「おはなしのへや」で、読み聞かせなどの行事を行っています。
 図書館ボランティアの協力を得ながら、毎月8回ほど定例的に行っており、毎回20人から30人、延べで月に約170人の参加があり、非常に好評です。
 今回の「子育て支援コーナー」の開設により、さらに相乗的な効果を期待していきたいと思っています。
 また、6月には、中央図書館の2階展示コーナーで「折り紙であそぼう」展も開催しますので、子ども連れで、ぜひとも、そちらの方も見学してもらいたいと思います。

 私からは、以上です。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 環境モデル都市の他市等の応募状況は。また、応募により期待されることは。
(市長)
 インターネット上の国の資料によれば、応募は全国の82都市で、そのうち10都市を、環境モデル都市として選ぶということである。
 10都市に選ばれるだけで、「お墨付き」と言うか、PR効果もあると思うし、また、実際、選ばれた場合には、その中で掲げている各種事業を実施するときに、国の重点的な助成等が受けられると聞いている。
 ただ、選ばれなかった都市にも、国は、既存の事業等を使って応援していきたいという意向を表明しているようだ。

(記者)
 香川大学との連携について、これまでの状況は。
(市長)
 個別の事業で、香川大学と共同で研究したり、審議会に香川大学の教授に入ってもらったりはしていたが、包括的な協定は、締結していなかった。
 今後、包括的な協定を結ぶことにより、何かあって、学識経験者や専門家の力を借りたいというときは、この包括協定に基づいて、非常にスムーズにできるというメリットがある。
 これまでも協力関係にはあったが、一番大きいきっかけは、さきに発表した、香川大学と香川県と高松市が協力して行った広域拠点のあり方に関する研究で、かなり大きな成果が得られ、今後とも、香川大学と高松市とが協調しながら、やっていく必要があるということで、協定締結の話になった。
 なお、県は、既に平成14年に香川大学と協定を結んでいる。

(記者)
 昨日、長崎市長の射殺事件の容疑者に死刑判決が出たが、所見は。
(市長)
 判決の量刑自体には、あえてコメントはしないが、やはり現職の首長が、しかも選挙期間中に銃撃で亡くなったのは、ちょうど私も、選挙期間中であり、非常にショッキングだった。
 やはり市長という仕事は、大変なものだと、そのときにも思った記憶がある。
 その後、すぐ長崎市の提案等により、全国市長会で、銃の取締等をより強化して、安全な社会をつくらなければならないという緊急決議等を行っているが、そのような方向に社会が向いていくことを期待している。

※ 皆様に分かりやすくお伝えするため、発言内容等の表現は一部調整しております。

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