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市長定例記者会見(平成20年1月8日)

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成20年1月8日(火曜日) 午前11時30分から11時57分
(場所)4階会議室

報告事項

1 「高松市防災ハザードマップ(素案)」についての意見募集について
2 「オフサイトミーティング」の実施について
3 「高松市美術館コレクション展Ⅱ めくるめく連作版画の世界」の開催について

市長説明

 平成20年、2008年の年頭の定例記者会見に当たりまして、一言、ごあいさつを申しあげたいと存じます。
 私は、昨年の5月2日に高松市長に就任したわけでございますが、それから8か月間、あっという間に過ぎてきました。
 昨年は、いのしし年で、私は年男だったわけですが、正にいのししよろしく、猪突猛進で1年間、駆け抜けてきたイメージがございます。仕事もそういう形でさせていただきました。
 年が改まりまして、今年は、ねずみ年でございます。干支も、ねずみが最初でございますので、新たなスタートということで、私自身も市長2年目として、新たな気持ちで再スタートをしてまいりたいと思っております。
 いのししと違って、ねずみは、わりと慎重に、きょろきょろと見渡しながら行動いたしますので、これまでとはちょっと違って、周囲を見渡す余裕も持ちながら、市政の運営に当たってまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
 特に、市政の面では、今年は、先の12月定例市議会で議決をいただきました総合計画のスタートの年に当たるわけでございます。この総合計画は、平成20年度から27年度までの8か年の計画で、この4月から正式にスタートすることになります。
 この総合計画の基本構想で掲げました、本市の目指すべき都市像「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」、これを実現するための具体的な施策・事業を、初年度であります20年度から、着実に実行してまいりたいと存じます。
 基本構想によりまして、目指すべき目標はできましたので、この目標に向かって、それを実現すべく、具体的な施策並びに実施計画である「まちづくり戦略計画」で掲げます事務事業等をしっかり確実にやってまいりたいと考えております。
 また、今年は、全国的なものでは、地方分権改革の第2期改革が本格的に具体化してくるものと思います。国会の方では、ねじれ現象等で、政局が不透明ではございますが、この地方分権改革が後戻りしないように、しっかりと進めていただきたいと思っております。
 増田総務大臣は、第2期の一括法の制定等の前倒し等を指示されているということでございますので、そういう意味では、心強い限りではございますが、地方分権改革を、国の方でしっかりやっていただきたいと思います。
 それを受けて、本市といたしましても、分権改革の基本的な原則でございます「補完性の原理」、地域でできることは、できるだけ地域でやっていく。それができないところを、地方自治体、市町村がカバーしていくという「補完性の原理」に則った地方分権時代にふさわしい市政運営をさらに進めてまいりたいと思っております。
 正に、総合計画の中で位置付けました「参加・協働で進めるコミュニティを軸としたまちづくり」、これをしっかりと進めてまいりたいと思っております。
 その上で、重要課題でございます中心市街地の活性化や少子化対策など、総合計画の各種事業を、着実に、一歩一歩進めてまいりたいと存じます。
 また、職員には、年頭のあいさつの中でも、紹介しました「ブレイクスルー思考」を参考にしながら、常に、目的意識を持って仕事をしてもらいたい、目的志向型の発想できちんと仕事に当たっていただきたいということです。
 ブレイクスルー思考には、「過去の延長線上に未来はない」というサブタイトルが付けられているのですが、要は、過去の経緯とか、現状から、将来をそのまま導き出すのではなく、きちんとした目標・目的を設定して、その目標・目的を達成するためには、いつ、何をすればいいのかを考えて、それで行動していくことでございます。
 そういう目的志向型の発想で仕事をしていただきたいということを、念頭のあいさつでもお願いしましたが、職員の皆様には、それを徹底していただきたいと考えております。
 その上で、仕事のやり方として、当初から、私が申しあげております「情報公開の徹底」、「コミュニケーションの活性化」、「説明責任の全う」の3つの方法論、これを更に徹底いたしまして、それが本当にきちんとできている組織・市役所づくりをしてまいりたいと思っているところでございます。
 私自身、今年一年間、先程申しましたように、気持ちを新たにして取り組んでまいりたいと思っております。
 キャッチフレーズといたしましては、今一度、選挙時に掲げました「イノベート高松 夢と誇りを持って」を掲げさせていただいて、新生高松市のまちづくりと発展のために、誠心誠意全力を傾けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、市政記者クラブの皆様方には、今後とも、御理解と御協力をお願いいたします。
 以上、年頭に当たりまして、一言ご挨拶を申しあげました。
 
 それでは、本日の題材について発表させていただきます。3件ございます。
 まず1件目が、「高松市防災ハザードマップ(素案)についての意見募集について」でございます。
 高松市では、津波・高潮・洪水などの浸水が想定される区域、あるいは土砂災害の危険箇所や避難所の位置など、災害時の避難に関する情報を、市民に分かりやすく提供することによりまして、被害を最小限度に抑えたい、こういう目的のもとに、今、防災ハザードマップを作成いたしております。
 この防災ハザードマップの素案を、このほど取りまとめましたので、これについて、広く市民の皆様からいろいろな意見を募集したいと存じます。
 期間は、1月9日から1月28日までで、防災対策室が担当課となって、市のホームページや庶務課防災対策室、最寄りの支所・出張所・コミュニティセンターなどに、その素案を置いて、見ていただくとともに、それに対する意見の募集用紙を備え、市民の皆様からの意見を募集するものでございます。
 防災ハザードマップの素案は、担当課の方で、現物を見ていただきたいと思いますが、A1版の両面カラー印刷で、啓発面と地図面からなっております。
 地図面は、市内を6分割した上で、先程申しました危険箇所とか浸水想定区域、あるいは避難所の位置などを詳しく記しております。
 この意見募集で寄せられた意見等を踏まえまして、年度内に防災ハザードマップを作成したいと思っており、新年度の早い時期に、全世帯に、この防災ハザードマップを配布して、災害時の被害を、どうにか抑えていきたいと考えております。
 この防災ハザードマップにつきましては、完成版をホームページ上にも掲載いたしまして、自由に拡大をしたり、印刷できるようにしたいと思っております。
 また、この防災マップを活用して、災害時に安全かつスムーズな避難行動が取れるように、地域への周知や説明会等もきちんと行って、中心となります自主防災組織の更なる充実や活性化にも繋げてまいりたいと考えております。
 
 次に2件目でございますが、「オフサイトミーティングの実施について」でございます。
 これは、市役所内のオフサイトミーティングですが、私と職員が気楽に話し合って、いろいろな意見交換をすることにより、お互いにコミュニケーションを図って、風通しのよい職場を作っていくことを目的としまして、本市の全職員を対象に、1年ぐらいかかろうかと思いますが、1か月に1~2回程度、実施していきたいと考えております。
 毎回、数課ずつの希望者30人程度を、11階の職員研修室等に集めまして、意見交換をするもので、勤務終了後の午後5時15分から1時間程度を予定しております。
 参加につきましては、あくまでも希望者、職員の自主的な参加といたしております。
 初回は、1月15日の午後5時15分から1時間程度、11階の職員研修室で、市民政策部の3課の職員をまず対象として実施することにしております。
 職員の皆さんに、私の考え方を直接伝えながら、率直な意見交換に努めて、コミュニケーションを十分図り、円滑な組織運営に資するようにしてまいりたいと思います。
 
 3件目でございますが、「高松市美術館コレクション展Ⅱ めくるめく連作版画の世界の開催について」でございます。
 期間は、1月11日の金曜日から1月27日の日曜日まででございます。
 この展覧会は、市の美術館が所蔵しております20世紀以降の世界の現代美術の中から、連作の形で制作された版画、全部で約290点、これを一堂に紹介するものでございます。
 内容は、マチスとか、ミロ、カンディンスキー、ウォーホルなどの20世紀の非常に著名なアーティストによる傑作版画の数々でございますので、近現代美術に関心のある方には、非常に魅力的な展覧会ではないかと思っております。
 特に、アンリ・マチスの「ジャズ」などは、非常に有名な版画の連作でございますので、是非ともご覧いただきたいと思います。
 また、開催期間中、土曜日と日曜日には、学芸員並びにボランティアによるギャラリートークも実施されますほか、1月12日には、子どもを対象とした鑑賞プログラムもあります。
 是非とも、この機会に、多くの皆様に、市美術館に足を運んでいただいて、この連作版画に見る20世紀以降の世界の現代美術の魅力に親しんでいただきたいと存じます。
 よろしく周知のほど、お願いいたします。
 以上でございます。
 

記者との質疑応答要旨

(記者)
 来年度の予算編成も大詰めを迎えているが、具体化していく中で、新たに重点的に行いたい事業や施策はあるか。
(市長)
 財政状況が非常に厳しい中、来年度は、新総合計画の初年度となるので、実施すべき事業については着実に実施していきたい。各部局からの予算要求額については、すでに昨年の12月から市ホームページで公表しているとおりだが、その中に掲げている重点事業項目等について、様々な対策を講じながら、できる限り予算化できるようにしたい。
 一方、歳入の見積りなどを行った結果、行財政改革計画に示している額より、収支状況はさらに悪化することが見込まれている。このため、今後、さらに経費節減や行財政改革を進めて財源確保に努めていかなければならないと思う。そして、新総合計画に掲げた事業が着実に実施できるように予算裁定に取り組んでいきたい。
(記者)
 現段階では、早いと思うが、平成20年度予算の規模は。
(市長)
 予算規模は、事業の数だけで決まるものでなく、ほかの要素も大きく影響してくるので、一概にどのくらいとは言えない。歳入状況は非常に厳しいので、大きく伸びることはありえないし、借金を増やすこともできないので、ほぼ現状維持か、増えても2,3パーセント程度に抑えないと財源的に厳しいと考えている。ただ、新総合計画の初年度なので、あまり削減ばかりでもいけないと考えている。
 
(記者)
 丸亀町A街区の再開発事業が終了し、昨年、B・C街区の再開発事業の構想が打ち出されたが、今後、市として中心市街地の活性化にどう関わっていくのか。
(市長)
 今月中ぐらいから、B・C街区の再開発事業が始まるが、大規模な再開発事業として計画されているG街区については、まだ十分な調整ができていない。今後、丸亀町商店街と連携しながら調整をしていきたい。
 中心市街地の活性化については、私のマニュフェストに掲げており、新総合計画でも重要事業として位置付けているので、商店街を支援しながら、国に認定されている基本計画を実現できるように、市としての役割を果たしていきたい。
(記者)
 G街区再開発事業の整備スケジュールは。
(市長)
 現在、丸亀町商店街G街区市街地再開発組合が、最終的な事業計画案を作成中であり、来年度中に、県の認可を受けられるように進めたい。
 
(記者)
 リニューアルオープンした新屋島水族館は、かなり観光客を呼び込んでいるが、昨年秋に、ニューレオマワールドから同水族館の近接地に移転オープンを目指していた、せとうち夢虫館は、駐車場不足の問題から、オープンが先送りされた状態である。この問題に対して市としてどう関わっていくのか。
(市長)
 屋島の活性化は、市としても力を入れたいと考えており、大型アクリルパネルメーカーの日プラ株式会社が、水族館をリニューアルしたり、せとうち夢虫館の移転オープンを計画したりして、観光客は増加傾向にあるので、これを更なる屋島の活性化につなげていきたい。このような中、近々、環境省から屋島の再整備計画が策定されると聞いている。この計画に基づいて、できるだけ多くの方に屋島に来ていただけるよう、情報発信をするなど、様々な施策を展開していきたい。
 屋島は、国の史跡に指定されている上、国立公園にも認定されているため、いろいろな規制があり開発することが難しいので、これらの規制と観光振興のバランスをうまく取りながら進めていけなければならない。このため、今後、開発規制の関係などについて、環境省などと十分に協議をしていくとともに、日プラ株式会社と調整しながら、できることは実施していきたい。
(記者)
 オープンが先送りされたのは、屋島山上への交通手段が、ドライブウエーしかないための交通混雑や交通アクセスの不足が理由であるが、県の調査では、屋島の観光客の入り込み数の伸び率は1位となっている。市としてケーブルカーを復活させたりするなど、何らかの対策を講じることはできないのか。
(市長)
 現在、市の補助事業で屋島山上行きの100円シャトルバスを運行している。これまでにも、日プラ株式会社の意向も聞きながら、山上に駐車場の整備を検討したが、高層の駐車場を整備するにしても限度があり、また、ケーブルカーの復活やロープーウエーについても、開発規制の関係もあり、そう簡単にはいかない。せっかく、観光客の入り込み数も伸びてきているので、当面は、渋滞緩和とシャトルバスなどの公共交通機関の充実に努めたい。また、臨時駐車場の拡張なども考えながら、できるだけ利便性を図れるように、できることは実施していくつもりである。
 
(記者)
 オフサイトミーティングに期待するものは。
(市長)
 私からの押し付けにならないように、職員に、私に対して言いたいことや聞きたいことを話してもらって、それに対して私が答えを述べるような形で進めていきたい。テーマも自発的なものを設定し、それに対する私の考えを述べながら、職員の意見も聞きたいと考えている。
 

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