このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
  • くらしの情報
  • 観光・文化・スポーツ
  • 事業者の方
サイトメニューここまで

本文ここから

平成19年4月

更新日:2018年3月1日

日時・場所

(日時)平成19年4月25日(水曜日) 午前11時30分~12時8分
(場所)4階会議室

報告事項

1 トゥールフェア公式訪問団派遣及び本市特産品の出展について
2 高松市職員就職ガイダンスの開催について
3 保育所待機児童数の見通しについて

市長説明

 本日、私から申し上げるのは、3件であります。
 まず、1件目は、「トゥールフェア公式訪問団派遣及び本市特産品の出展について」でございます。
 本市とフランス共和国トゥール市とは、昭和63年に姉妹都市提携して以来、19年にわたって交流を重ねておりますが、特に、近年は、専門学校間の相互派遣や音楽、生け花などの文化交流を通じた市民・民間レベルの親善交流が中心に行われてまいりました。
 「トゥールフェア」は、トゥール市において、毎年5月に、各国をテーマ国にして開催されている物産展でありまして、今年度は、日本がテーマ国として、5月5日から5月13日までの間、開催されます。
 昨年から、トゥール市長 ジャン・ジェルマン氏より、熱心な御案内をいただいておりまして、本市としても、姉妹都市交流の一環として、トゥールフェアに参加するため、次のとおり、市及び関係団体等で組織する公式訪問団を派遣するとともに、香川県物産協会の協力を得て、本市特産品や盆栽の展示・販売、観光地の紹介等を行い、高松・トゥール両市の友好親善を一層深め、経済や文化など幅広い分野での継続的な交流の促進を図ろうというものでございます。

 2件目は、「高松市職員就職ガイダンスの開催について」でございます。
 景気が上向き傾向にあり、全国的にも就職状況が好転しつつある状況下にあって、本市におきましても、他に先駆けて優秀な人材を確保し、質のよい住民サービスを継続的に提供するための体制を整える必要がありますことから、本市職員として就職を希望する若者達に高松の良さを知っていただき、理解を深めてもらう情報提供の機会として、この度初めて、本市主催の就職ガイダンスを実施することとしました。
 民間では既に、数多く実施されておりますが、県内の市町では初めてのことでございまして、手探り状態でありますが、来る4月29日の日曜日、「昭和の日」の午後1時から4時まで、高松市役所13階の大会議室で開催する予定です。
 詳細は、別紙資料のとおりでありますが、既に、学校関係へは案内状を送付しておりますほか、本市の広報紙「広報たかまつ」の4月15日号や、本市ホームページにも、この件を掲載し、ホームページから参加申込みができるようにしておりますので、よろしくお願いいたします。

 3件目は、「保育所待機児童数の見通し」であります。
 少子化対策は、国の最重要政策課題の一つに掲げられておりますし、本市におきましても、保育所待機児童の解消を少子化対策の柱の一つとして、積極的に取り組んできたところであります。
 本市の保育所待機児童数が、平成19年4月1日現在で、初めて解消される見通しとなりましたので、お知らせするものであります。
 4月1日なのに、見通しということでございますが、正式には5月末日の報告を待って決定されるということで、こういう言い方になるようでございます。
 待機児童数の推移ですが、平成14年度が64人、15年度が48人、16年度が24人、17年度が25人と毎年減少しており、合併後の18年度におきましては22人で、本年4月1日現在が、0となる見通しであります。
 待機児童が解消されることとなった主な理由ですが、1点目が、平成18年度において、保育所入所児童の増加が見込まれる地区において、春日保育園など3つの民間保育所の増改築を行い、19年度で定員100人の増を図ったこと。
 2点目として、定員を超える入所申し込みがあり、今後も入所児童の増加が見込まれる牟礼地区におきまして、19年度に公立の牟礼保育所の定員の20人増を図ったこと。
 3点目は、国の指導に基づき、定員を超えて児童を受入れる保育所入所の円滑化制度を活用したこと、によるものでございます。
 このたびの、待機児童の解消は、女性の社会進出が進む中、保育所への児童入所を希望する家庭に対し、仕事と育児の両立の支援になるものと考えておりまして、今後とも、多様な保育ニーズに応えるため、「次代の高松を担う子どもが健やかに生まれ育つ環境づくり」に積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
 本日、私から申しあげるのは以上でございます。よろしくお願いいたします。

記者との質疑応答要旨

(記者)
 市長として最後の記者会見ですが、今の気持ちは。
(市長)
 私の場合は、昭和40年に市の職員となり、それを含めて42年間、市役所生活を送り、市政に携わってきたが、いろいろな出来事があり感慨無量である。
 私が入庁した時は、この庁舎もできておらず、古い庁舎で、夏は扇風機だけで、汗をダラダラ流しながら仕事をし、冬は、新米職員の当番で、石油ストーブの灯油を、倉庫から運んできたことを思い出す。
 また、昭和48年の高松砂漠と呼ばれた大渇水は、本当に大変だった。自衛隊に協力してもらい、一緒になって給水車に乗り、バケツで水を配ったことは印象に残っている。その後、早明浦ダムができて大丈夫と言われていたが、最近も渇水があり、まだ問題は解消されていない。できるだけ早く、椛川ダムができればよいと思う。
 市長になっての12年は、余りにもいろいろなことがあった。荒れる成人式ということで、残念な出来事もあった。後の対応で厳しい処分を求めたことは、今でも間違っていなかったと思っている。
 一番印象に残っているのは、平成16年の高潮災害と台風23号の豪雨災害。あんな大水が高松を襲うとは予想もしていなかった。多くの家屋が床上浸水するなど大変で、市民のみなさんは、復旧にがよくがんばってくれたと思う。
 もう一つ残念なことは、さんさん荘の問題で、元助役が逮捕されたことだ。私は、市長の地位を汚したくないと頑張ってきたが、残念ながらあのような結果になった。背景としては、行政に対して議会や実力者からの口利きがあったということを元助役は言っていた。今後、職員には、行政の透明性を確保するとともに、不正があってはならないという気持ちで頑張ってほしい。
 一番最近のショックな事件は、長崎市長の事件で、私自身非常に親しくしており、また、今回の全国市長会の会長にも立候補するなど、やる気満々だったのにああいう形で亡くなったのは、非常に残念で複雑な気持ちだ。

(記者)
 市長としての12年間で、やり遂げられたこと、やり残したことは。
(市長)
 あれをやった、これもやったというのは、辞める人間が言うことではないと思うし、行政だから終点があるわけではない。次々と課題があり、私なりに頑張ってきたつもりだが、やり遂げたと言えるものはない。後悔と反省の12年間だった。
(記者)
 やれなかったことというのは、財政的な問題もあったのか。バブルが崩壊した時期だったと思うが。
(市長)
 確かに厳しい12年間だった。私の時代は、何を削ろうかと考えたり、市民の皆さんに受益者負担を求めたり、喜んでもらいにくい政策をとってきた。
(記者)
 市職員出身で初めて市長になったが、市職員出身だからできたこと、また、できなかったことというものはあるのか。
(市長)
 市職員出身ということで、職員の苦労についてよく分かるので、批判はあったが、警察からの出向を求めた。現場の職員は、本当に圧力を受けている。自分自身も体験しているから、少しでも働きやすい環境を作るために、それなりに頑張ったつもりだ。そういうことで、反面、行財政改革が徹底できていないということもある。
(記者)
 やり残したことのうちで、あえて言えば何か。
(市長)
 行財政改革がやはり道半ばだと思う。まだまだ職員の意識改革等が必要である。ぜひ、新しい市長にお願いしたい。また、職員は一丸となって初心に帰り、市民のために頑張ってほしい。

(記者)
 大西秀人さんが新市長に選ばれたことに対する気持ちと感想を。
(市長)
 地方自治に携わっておられたから、地方自治に対する気持ちは一緒だと思う。私のやり残したことをやってくれると思う。改革に期待している。

(記者)
 以前、さんさん荘問題の背景として、外部からの圧力という話をしていたが、受ける側の市職員の体質というものは、問題ではなかったのか。
(市長)
 あの時いろいろ言ったが、私自身、市職員出身なので、市職員は絶対不正にあたるようなことはしないと信じていた。行政が捻じ曲げられることはないと思い、最初から強く言い過ぎたかもしれない。まさか、助役が、もらっていたなど、本人からも聞いていないので、まったく分からなかった。しかし、一般職員は、絶対そういうことをしていないという確信を持っていた。
(記者)
 議会と当局との関係を、どう考えているのか。
(市長)
 議会と市当局とは、本当は車の両輪でなければならないが、非常に難しい。
(記者)
 議会に対して、強い対応ができないということにつながっていくのか。
(市長)
 議会に否決されるとそれまでで、そうなると仕事ができない。議会の否決というものは本当に強い。
(記者)
 事件をきっかけに何か変わったか。
(市長)
 不当な要求については、記録を残すこととしたが、どんなものを作っても、個々の職員の姿勢が重要である。毅然とした態度で対応するということに尽きると思う。

(記者)
 漁業補償の問題については。
(市長)
 個人的な問題だが、私自身全くやましいことはない。議会の承認も受けていた。
(記者)
 あの裁判を通じて、情報公開のあり方が問われたと思うが、それについてはどう考えられているか。
(市長)
 あの時、情報はいろいろと提出している。私が、誰にも内緒でやったことではない。これからは、仕事が一時的にストップしても、公開の方を優先しなければならないと思う。
(記者)
 大西新市長も、さらなる情報公開を言っているが。
(市長)
 これまで以上に、透明性のある行政にしてもらえると思う。

(記者)
 先ほど、後悔と反省とを話していたが、最終的に12年間を振り返って、市長をやってよかったと思うか。
(市長)
 いろいろな人と、いろいろな舞台で会えたし、一職員としてはできないこともできた。活躍の場を与えてもらってよかった。

(記者)
 今後、外から、市政を見ることになるが。
(市長)
 そういう経験がないので楽しみでもあるが、どこまで客観的に見られるのか。こうすればいいのにと、いつまでも引きずってしまうかもしれない。

(記者)
 今後、やりたいことは。
(市長)
 ハイキングや山歩きなどで体重を落としたい。健康関係の数値も悪いし、10年くらいは楽しく過ごせるようにしたい。放送大学も受講する予定であるし、漢字検定にも挑戦したい。

(記者)
 12年間の経験から、何か、新市長にアドバイスはあるのか。
(市長)
 12年間の後悔と反省のことを、どこまで十分に話ができるか分からないが、議会との関係や職員との調整など、苦労したことを話したい。

(市長)
 任期は5月1日までだが、1日の夜中の12時まで、しっかりと職務を全うしたいと思う。今後も、ふるさと高松の発展のため、できることを考えたい。

 それでは、本当に長い間、ありがとうございました。新しい市長を、今後、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

このページは広聴広報課が担当しています。
〒760-8571 高松市番町一丁目8番15号本庁舎5階
電話:087-839-2161  ファクス:087-861-1559

(広聴係 本庁舎1階市民相談コーナー内)
 電話:087-839-2111  ファクス:087-839-2464
 
<広聴広報課> 
電話:087-839-2161
ファクス:087-861-1559

Eメール:pr_c@city.takamatsu.lg.jp

本文ここまで

サブナビゲーションここから

便利ナビ

  • 結婚 離婚
  • 妊娠 出産
  • 子育て
  • 入園 入学
  • 引越 住まい
  • 就職 退職
  • 高齢者 介護
  • おくやみ

情報が見つからないときは

よくある質問

市長定例記者会見(平成19年4月以前)

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。

高松市

〒760-8571 香川県高松市番町一丁目8番15号
電話:087-839-2011(代表)
法人番号1000020372013
Copyright © Takamatsu City, All rights reserved.
フッターここまでページ上部へ