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令和3年第1回高松市議会定例会(令和3年3月4日)

更新日:2021年3月4日

 令和3年第1回高松市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました諸議案の説明に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。
 新型コロナウイルス感染症は、本年1月に全世界の感染者数が1億人を突破するなど、いまだ世界的に猛威を振るっております。改めて、新型コロナウイルス感染症により、亡くなられた方に哀悼の意を表しますとともに、治療療養中の方の一日も早い御回復をお祈り申しあげます。
 本市におきましても、いわゆる「第3波」の到来により、昨年11月以降は連日のように感染者が確認される非常に厳しい状態が続いているところでございます。
 現在、最大の懸案となっております新型コロナワクチンの住民接種につきましては、本年1月29日に高松市保健所内に「新型コロナワクチン接種本部」を設置し、接種計画の策定等に取り組んでいるところでございます。これまでに国から、ある程度のスケジュールは示されておりますものの、現時点で具体的な接種時期やワクチンの供給量など未確定の項目も多く、課題の抽出とその解決に取り組んでいる状況でございます。
 これまでに経験したことのない大規模なワクチン接種事業となりますが、ワクチン接種によりコロナ禍が収束に向かい、市民の皆様の不安が少しでも取り除かれるよう、円滑な住民接種に向けて、地元医師会を始めとする関係機関の御理解や御協力をいただきながら、鋭意準備を進めてまいりたいと存じます。
 さて、去る1月に召集された第204回通常国会の施政方針演説において、菅首相は、新型コロナウイルス感染症から「国民の命と健康を守り抜く」とし、早期の感染収束について決意を示されました。
 そして、我が国の長年の課題に答えを出し、国民の希望を実現するための次の成長の原動力として、「グリーン社会の実現」と「デジタル改革」を掲げられました。
 現下の我が国の社会経済情勢は、極めて深刻な状況にあると存じておりますことから、一日も早いコロナ禍からの脱却と、大胆な規制改革、縦割りの打破にリーダーシップを発揮されるとともに、地方創生を始めとする自治体の取組を力強く後押ししていただけることを、期待いたしたいと存じます。
 本市におきましては、「第6次高松市総合計画」の推進に向け、本年度から、実施計画である「第3期まちづくり戦略計画」に位置づけた、「地域共生社会の構築」、「コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくり」、「スマートシティの推進」を重要課題として取り組んでまいっているところでございます。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりまして、従来の手法では効果的な実施が困難となった事業もございます。そのため、あらゆる分野においてICTなどのデジタル技術の活用を図りながら、デジタル・トランスフォーメーションを推進するなど、新たな試みを導入することや、人々の働き方や暮らし方の変化を反映することなど、新しい生活様式を踏まえた事業展開が図れるよう、見直しを行ったところでございます。
 今後とも、この計画に位置付けた重点取組事業を中心として、各般の取組を着実に前進させてまいりたいと存じます。
 その取組の一つとして、「デジタル化の推進」につきましては、昨年9月に実施した行政手続の棚卸調査を行い、デジタル化に向けた実行計画の策定に取り組んでいるところでございます。
 来年度、総務局内に新設するデジタル推進部を中心として、今後、国が進める押印の見直しを始めとする行政手続のデジタル化を推進してまいりたいと存じます。
 また、昨年12月に、2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを宣言したところでございまして、今後、地球温暖化対策実行計画の見直しをはじめ、ゼロカーボンシティの実現に向けた具体的な取組を推進してまいりたいと存じます。
 人口減少、少子・超高齢化社会への対応は、引き続き重要な課題でございます。
 昨年の我が国の出生数は、85万人を割り込み、統計を取り始めた1899年以降で最少となる見通しである一方、テレワークの普及や、大都市圏への人口の過度な集中に伴うリスクが認識されたことなどにより、地方移住への関心が高まりを見せております。
 このようなことから、引き続き「第2期たかまつ創生総合戦略」に基づき、不妊治療の拡充やワーケーションの推進などにも力を入れながら、人口減少時代にあっても、人とまちが活気にあふれ、全ての人が心豊かに暮らせるまちづくりに取り組んでまいりたいと存じます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、市民生活や地域経済が大きな打撃を受けるとともに、世界規模でこれまでの既成概念が崩れてきております。
 私は、本年の年頭の挨拶におきまして、「(ちょく)」という字をキーワードに選ばせていただきましたが、このような明るい未来が見通しづらくなっている今こそ、前例にとらわれない「素直」な目を持ち、変えるべきところは「直ちに見直し」、限られた財源や人員を効果的に活用することで、生活基盤を支える行政サービスの向上と都市機能の充実・強化を図り、コロナ禍から市民生活を「立て直す」ことにつなげてまいりたいと存じます。
 そして、将来にわたり輝きを失わず、持続可能なまちとして、飛躍・発展を遂げるべく、第6次高松市総合計画に掲げる「活力にあふれ 創造性豊かな瀬戸の都・高松」の実現に向けて、私が先頭に立ち、職員一丸となって取り組んでまいる所存でございますので、引き続き、議員各位並びに市民の皆様方の格別の御理解、御協力を賜りますようお願い申しあげる次第でございます。

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