平成20年第1回高松市議会定例会市長提案説明(所信表明)

 平成20年第1回高松市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました諸議案の説明に先立ち、所信の一端を申し述べたいと存じます。
 私が、昨年5月2日、高松市長に就任し、はや10か月が経過いたしました。
 この間、議員皆様方には、格別の御理解、御協力を賜り、厚くお礼を申しあげます。
 さて、我々地方公共団体には、明治維新、戦後改革に次ぐ、わが国の統治のあり方を変える、第3の改革とも言われる地方分権改革の流れが、大きな波となって押し寄せております。昨年秋には、第2期地方分権改革の推進役となる地方分権改革推進委員会から、中間報告が出されており、今年は、改革が本格的に動き出し、具体的な施策として、進められていく年になろうかと考えております。
 地方自治の本旨は団体自治と住民自治からなるとされています。地方分権の第1期改革は、まず、団体自治を確立する改革が主体でありましたが、今回の第2期改革は、住民自治を確立していくことが主体とされるべきものであり、我々基礎自治体は、市民の参画と協働により、この住民自治の確立を目に見える形で実践していく必要があるものと存じております。
 また、今年は、先の12月定例市議会で議決をいただいた、平成27年度までの8年間の新しい総合計画のスタートの年であります。私は、新しい総合計画の基本構想において、本市の目指すべき都市像を「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」とし、この都市像の実現を目指し、6つのまちづくりの目標を定めるとともに、まちづくりを実現するための政策、施策を掲げ、施策ごとに目標を定めております。
 そして、この度、これらの目標達成に向けた、主な施策・事業について、3年間の実施計画として、「まちづくり戦略計画」を策定いたしました。この計画では、基本構想の施策の大綱に基づき、基本構想で示した施策の目標達成のための取組内容を明らかにするとともに、3か年の計画期間に重点的、戦略的に取り組むべき10の課題を設定し、これらの課題に対応した施策・事業を「重点取組事業」として重点的に推進することといたしました。
 私は、今年の年頭のあいさつにおいて、職員に対し、これら施策の目標を実現するために、目的意識を持って仕事をしていただきたいということで、ブレークスルー思考というものを紹介し、勧めました。
 ブレークスルーというのは、日本語にすれば、現状打破といった意味でありますが、ブレークスルー思考を紹介した本には、「過去の延長線上に未来はない」というサブタイトルが付けられております。過去に安住して現状に満足していたのでは、この変化の激しい時代には、すぐに行き詰まってしまうということであります。そうしたときに、一つの理想・目標を掲げて、その目標を達成するために、今、何をすべきなのか、あるいは、いつどういうことをやれば、それが達成されるのかを考えて、それを実行に移していくことであります。あるべき姿から、帰納的に、未来志向で今から何をすべきか、いつ何をすれば、それが実現できるかを考える考え方がブレークスルー思考であります。
 このような考え方を参考にしながら、すべての職員がしっかりとした目的を持って仕事を進め、「文化の風かおり 光かがやく 瀬戸の都・高松」の実現に全力で取り組んでまいりたいと存じます。


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