かがわの水サイト

高松市水道資料館(旧御殿水源地建造物群)

旧御殿水源地倉庫、同集水埋渠東方人孔、同北門門柱、同擁壁の4件が、平成28年8月1日付けで、登録有形文化財に正式登録されました!!

 高松市水道資料館は、昭和55年(1980年)に設置された高松市文化振興会議において、水の文化の啓蒙を図るための「水の博物館建設」が提言されたことを受け、昭和62年(1987年)6月6日、高松市の近代水道発祥の地である御殿浄水場内に開館しました。

 建物は、高松市の近代水道創設のために建設された旧御殿水源地のポンプ室、事務室、倉庫を改装したものです。これらの建物は、大正6年(1917年)と大正7年(1918年)に建設されてから昭和61年(1986年)に現在の管理棟が完成するまで、約70年間に渡って使用されていました。

 長い年月の間に増築や改築された部分はあるものの、ほとんどの部分は建設された当時の姿を残しており、歴史的・文化財的価値が高い建造物として、昭和60年(1985年)には厚生省(当時)の「近代水道百選」に選ばれたほか、平成9年(1997年)には歴史館(旧ポンプ室)とPR館(旧事務室)が、また、平成28年(2016年)には資料保管庫(旧倉庫)、集水埋渠東方人孔、北門門柱、擁壁が、国の「登録有形文化財」に登録されました。

1.歴史的・文化財的な評価 5.集水埋渠東方人孔 9.所在地や開館時間など
2.歴史館(旧ポンプ室) 6.北門門柱 10.アクセス
3.PR館(旧事務室) 7.擁壁  
4.資料保管庫(旧倉庫) 8.芝生広場  

1.歴史的・文化財的な評価

名称 機関 対象建造物
昭和60年
(1985年)
近代水道百選 厚生省(当時) 御殿浄水場(当時)
※現在の高松市水道資料館(旧御殿水源地建造物群)
平成9年
(1997年)
登録有形文化財 文化庁 歴史館(旧ポンプ室)・PR館(旧事務室)
建築巡礼四国88カ所
第74番建築札所
日本建築家協会
四国支部
歴史館(旧ポンプ室)・PR館(旧事務室)
平成13年
(2001年)
日本の近代土木遺産
Aランク
土木学会 歴史館(旧ポンプ室)
平成18年
(2006年)
高松建造物再発見50選 高松商工会議所 歴史館(旧ポンプ室)・PR館(旧事務室)
平成28年
(2016年)
登録有形文化財 文化庁 資料保管庫(旧倉庫)・集水埋渠東方人孔・北門門柱・擁壁

このページのトップへ戻る▲

2.歴史館
(旧ポンプ室)

【構造及び形式】
 木造平屋建地階付 切妻造 桟瓦葺
【建築面積】
 249.18m2
【竣工年月日】
 大正7年(1918年)8月30日

 歴史館(旧ポンプ室)は、昭和61年(1986年)まで、香東川から取り込んだ水を汲み上げるためのポンプ(低揚ポンプ)と、旧御殿水源地で作った水道水を西方寺配水池に送るためのポンプ(高揚ポンプ)を設置する、ポンプ場として使用されていました。
 建物はT字型になっていて、建物内の西側には低揚ポンプを設置するための地下室(深さ3.6m)があります。
 建物を支える基礎は底部が花崗岩敷き、立ち上がり部が腰壁も含めて1枚半の厚さのレンガ積みとなっていて、建物全体は洋小屋組でしっかりとしたキングポストトラスで構成されています。また、外壁は横羽目板張りで、妻側上部には明かり取りのために半円形の高窓が設けられています。
 なお、室内では、江戸時代に使われていた土管や木桶、近代水道創設期に使われていたポンプ、各種機器、図面などの展示により、江戸時代から始まる高松市の水道の歴史を紹介しています。

このページのトップへ戻る▲

3.PR館
(旧事務室)

【構造及び形式】
 木造平屋建 寄棟造 桟瓦葺
【建築面積】
 144.54m2
【竣工年月日】
 大正6年(1917年)3月30日

 PR館(旧事務室)は、昭和61年(1986年)まで、事務室や宿直室として使用されていました。
 建物はL字型になっていて、建物南東の出隅部に玄関が設けられています。
 建物を支える基礎は底部が花崗岩敷き、立ち上がり部が出隅を石で補強したレンガ積み(イギリス積み)の洋式基礎になっています。また、外壁は横羽目板張りの大壁づくりで、腰壁は堅羽目板張りでできています。
 玄関のドア上部には明かり取りの欄間が設けられているほか、玄関部の破風は美しいアーチ状になっていて、和洋折衷の大正時代の建築様式をよく表しています。

このページのトップへ戻る▲

4.資料保管庫
(旧倉庫)

【構造及び形式】
 木造平屋建 切妻造 セメント瓦葺
【建築面積】
 81.58m2
【竣工年月日】
 大正6年(1917年)3月30日

 資料保管庫(旧倉庫)は、昭和61年(1986年)まで、倉庫として使用されていました。
 建物を支える基礎は花崗岩敷きで、その上に柱を立てる「礎石建て」という方法で建てられています。建物全体は洋小屋組で構成されていて、天井を高くして内部空間を広く取る、倉庫建築らしい簡素な建築になっています。また、外壁は2重木舞を下地とした土壁の真壁造で、外装は歴史館(旧ポンプ室)やPR館(旧事務室)と同じ横板張りですが、腰壁を設けないすっきりした意匠になっています。
 建物の内部は南北2室に分かれていて、鉄格子付きの高窓が南室の東西両面に各2箇所、また、北室の西面と北面に各1箇所、設けられています。

このページのトップへ戻る▲

5.集水埋渠東方人孔
〔しゅうすいまいきょとうほうじんこう〕

【構造及び形式】
 レンガ造竪孔
【竣工年月日】
 大正4年(1915年)頃

 集水埋渠東方人孔は、建設されてから現在に至るまで、香東川の伏流水を取り込むための施設として使用しています。
 旧御殿水源地西側を流れる香東川の右岸に、川を横断するように設置した暗渠を点検するための人孔(マンホール)として建設されたもので、川の伏流水を利用した水源地施設としては国内最初期のものです。
 レンガを積み上げた構造で、内部は約8.5mもの深さがあり、天端には花崗岩が貼られています。また、川の増水時に水圧や流木等で破損することが無いよう、川とほぼ平行に建設されているほか、両端が水切り状になっています。

このページのトップへ戻る▲

6.北門門柱

【構造及び形式】
 石造門柱及び土塁貝形
【竣工年月日】
 大正7年(1918年)頃

 北門門柱は、旧御殿水源地北側(現駐車場)にあった職員官舎へ通じる通用口の門柱として建設されました。
 間口3.3mで建てられた花崗岩製の門柱と、土塁の土留用石垣で構成されています。また、門柱は笠石、柱頭部、柱身部の3つに分かれていて、笠石の上面は扁平な四角錐形になっています。
 現在は門扉が設置されていますが、旧御殿水源地竣工当時の古写真には門扉が写っておらず、当時は門柱だけだったと考えられています。

このページのトップへ戻る▲

7.擁壁

【構造及び形式】
 石積擁壁
【大きさ】
 高さ平均2.2m 延長約105m
【竣工年月日】
 大正7年(1918年)頃

 擁壁は、旧御殿水源地敷地の造成に伴い、敷地の北面と東面を区画するために建設されました。
 花崗岩の割石を積み上げたもので、隅角部を設けないよう、敷地に隣接する水路に沿って湾曲させています。
 建設から約100年が経過しますが、ハラミ等はほとんど見られず、良好な状態を保っています。

このページのトップへ戻る▲

8.芝生広場

 歴史館(旧ポンプ室)とPR館(旧事務室)の間にある中庭は、広さ約500m2の芝生広場として整備しています。上下水道局主催のイベントをはじめ、校外学習の休憩、結婚式の前写しなど、さまざまな用途にご利用いただいています。

このページのトップへ戻る▲

9.所在地や開館時間など

【所在地】
 高松市鶴市町1360番地(御殿浄水場内) 水道資料館の地図(「Google マップ」へのリンク)
 電話:087−861−2920
 FAX:087−861−2921

【開館時間】
 午前10時から午後5時まで

【休館日】
 年末年始(12月29日〜1月3日)

【入館料】
 無料
 なお、団体(10名以上)での見学や、見学以外の目的(写真撮影など)で利用される場合は、所定の申請書にて、事前に上下水道局企業総務課へお申込ください。
 申請書は下記リンクからダウンロードできます。

【利用上の注意】
 水道資料館の見学や利用をされる際には、下記リンクの「高松市水道資料館管理要綱」をよくお読みいただき、禁止事項等についてご理解いただいた上でご利用ください。

《主な禁止事項》
○飲食をしないでください。ただし、事前に上下水道局の許可を得た場合は、上下水道局が指定した場所に限り、飲食をすることができます。
○飲酒や喫煙、火気の使用はしないでください。
○危険物や動物を持ち込まないでください。ただし、身体障害者が同伴する身体障害者補助犬については、この限りでありません。

【申込み・お問い合わせ先】
 企業総務課 企画広報係
 〒760−8514 高松市番町一丁目10番14号
  電話:087−839−2711
  FAX:087−839−2710
  Eメール:kigyousoumu@city.takamatsu.lg.jp
  受付時間:平日(祝日を除く月曜日から金曜日まで)の午前8時30分から午後5時15分まで

このページのトップへ戻る▲

10.アクセス


大きな地図で見る

↑このページの上へ