紙本金地著色源氏物語図(若菜、紅葉賀) 狩野養信筆 八曲屏風

絵画

指定区分   重要文化財

指定年月日  明治34年3月27日

所在地    法然寺(高松市仏生山町甲3215−1)

解説
 源氏物語の若菜の巻(正月の子(ね)の日、光源氏の四十の賀に、玉鬘(たまかずら)が若菜の羹(あつもの)を供する)と紅葉賀の巻(清涼殿の帝(みかど)の御前で、源氏が頭中将(とうのちゅうじょう)を相手に青海波(せいかいは)を舞う)の絵が、八曲の腰屏風一双(こしびょうぶいっそう)の一隻(せき)ずつに描かれている。華麗な濃彩と細密な描写による画面構成は明るく新鮮である。筆者の晴川(せいせん)院養信は幕府奥絵師四家のひとつ木挽(こびき)町狩野家9代目で、父伊川院栄信とともに後期狩野派を代表する画家である。
 この屏風絵は文政9年(1826)、11代将軍徳川家斉(いえなり)の息女文姫が、9代高松藩主松平頼恕(よりひろ)の嗣子頼胤(よりたね)に輿入(こしいれ)のとき持参した調度品の一つで、裏面には金箔(きんぱく)を置いて若竹と筍(たけのこ)の図が描かれている。養信31歳の作である。文姫が若くして亡くなったあと、菩堤を弔うために、遺品として法然寺へ寄進されたものである 。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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