金銅誕生釈迦仏立像

彫刻

指定区分   市指定有形文化財

指定年月日 昭和64年1月5日

所在地    西方寺(高松市西宝町三丁目9−27)

解説
 昭和59年、西方寺から奈良時代の釈迦誕生仏が発見された。
 西方寺は、松平頼重創建の浄土宗の寺である。この誕生仏がこの寺にまつられるまでの千年に近い年月、何処にまつられていたのであろうか。この御仏の数奇な運命が偲(しの)ばれてくる。
 像は蝋型で全身を一度に鋳(い)て、目と眉はタガネで形づくっている。右手を頭上にあげ、第1指を伸ばし左手は地を指している。頭の上部の肉髻(にっけい)は偏平である。胸から腹部にかけて張りがあり、なかなかまとまったお姿である。裳(も)はやや自由に型どり、長くて台座までかかっている。荒れている肌は、火中したことを物語っている。
 4月8日の花祭にはこの誕生仏に甘茶(あまちゃ)を灌(そそ)ぎ、釈迦の誕生を祝福してきたのであろう。印度から唐へ、さらに、わが国に伝わり民俗行事となって庶民の生活の中にとけこんでいる。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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