木造六字尊立像

彫刻

指定区分   市指定有形文化財

指定年月日 昭和58年3月1日

所在地    円成庵(高松市多肥上町887−2)

解説
 円成庵(えんじょうあん)というお堂の中の小さなお厨子に、197センチの長身の六字尊(ろくじそん)という、全国的にも極めて珍しい仏さまがまつられている。
 お顔や躰は、青黒くて、手は6本。右足は脛(すね)の所で後にはね、千年近くも左足1本で立っておられる。観音が変化(へんげ)した仏さまで、六字明王とも呼ばれ密教の仏さまである。  お顔は温和で、目は彫り眼である。裳の臂など全体に彫りは浅く薄手に刻まれている。躰は細づくりで胸も薄く、きゃしゃな造りである。平安時代末期(12世紀)の作と推定されている。
 かつて、坂出市王越町乃生(のう)・木沢を領し、香西氏の船大将を務めた乃生氏によって守り伝えられたもので、永禄年間(1558〜70)に新たに多肥に領地を得て高木城を築き、移り住み、城の北東に堂を建立してまつられたという。

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