金銅誕生釈迦仏立像

彫刻

指定区分   県指定有形文化財

指定年月日 昭和45年4月28日

所在地    香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5−5)

解説
 身の丈、10センチの小さな白鳳(はくほう)時代(645〜710)の金銅(こんどう)の誕生仏が、昭和39年(1964)高松市西春日町の坂田廃寺跡の畑地から出土した。高松の仏教文化の歴史の古さを物語ってくれる。
 頭の上の肉髻(にっけい)は大ぶりで、やや長めの穏やかなお顔をなさっている。右手をあげ(破損)左手を下げて天地を指す。裳(も)は膝のあたりまでで短く身にまとまっている。裳の襞(ひだ)は、左右対称で並行に重なり古い様式である。白鳳時代の特徴がよく表れている。像は蝋(ろう)型で全身を一度に鋳出して造られている。長い年月の間、土中に埋まっていたために、鍍金(ときん)は、胸部・背中などにわずかに残っているにすぎない。釈迦は生まれるとすぐ7歩あゆみ天と地を指して、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)」と声高らかに唱えたといわれる。その時のお姿である。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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