木造地蔵菩薩立像

彫刻

指定区分   県指定有形文化財

指定年月日 昭和30年4月2日

所在地    弘憲寺 (高松市錦町二丁目4−29)

解説
 弘憲寺の地蔵菩薩は、かわいいお顔をしている。眉は三日月形で長く、美しい切れ目、大きな耳をつけている。左手に災難を除くという宝珠を持ち、右手に錫杖(しゃくじょう)をついている。釈迦なきあと次の救世主弥勒仏(みろくぶつ)が現われるまでの無仏時代に、地獄(じごく)・餓鬼(がき)等の六つの世界(六道(ろくどう))をめぐり、迷い苦しんでいる衆生(しゅじょう)を救って下さるというお姿である。
 温和な顔だち、衲衣(のうえ)や袈裟(けさ)の浅い彫り、流麗に刻まれた衣文(えもん)、きゃしゃな躰つき、藤原時代後期の特徴をよくあらわしている。
 お躰(からだ)には、黒色の漆の上に緑・朱・黄等の色漆で、鳳凰(ほうおう)丸や卍(まんじ)くずしの模様を描いた美しい袈裟をまとっている。
 身の丈、93センチで、頭・躰部とも前後を2材に剥(は)ぎ合わせた造りである。旧法勲寺(丸亀市飯山町)から移されたと伝えられている。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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