板彫阿弥陀曼荼羅(いたぼりあみだまんだら)

彫刻

指定区分   重要文化財

指定年月日 昭和41年6月11日

所在地    開法寺(高松市牟礼町大町2423−3)

解説
 縦13.6センチ・横12.6センチを測る長方形の板の表面には、阿弥陀如来を中心に、胎蔵界曼荼羅の中台八葉院をかたどるように8体の菩薩が彫られている。中央の阿弥陀如来は、頭部に宝冠を戴き、二重の円光を背にして蓮台上に坐す。その周囲の諸菩薩も宝冠を戴いて持物を持ち、蓮台上に結跏趺坐(けっかふざ)している。四隅には宝瓶、地文には覆輪2条で作った八葉小花格子文を彫り出し、四周には菱形の花文が見られる。
 裏面中央上部には把手を取り除いた形跡があり、「應和三年歳次癸亥五月廿六日」と刻銘がある。しかしながら、面貌表現や阿弥陀如来の乳頭を彫り出す特徴などから、應和三年(963)銘は後世に加えられたもので、さらに遡る中国唐代(9世紀)の作品とされている。
 本資料は、かつて白羽八幡神社の別当寺であった最勝寺に所蔵されていたが、明治の廃仏毀釈により最勝寺が廃寺となったので、本寺の八栗寺に移され、後に開法寺の所蔵となった。
 〜 香川県教育委員会1996年『香川県の文化財』より抜粋 〜

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