梵鐘

工芸品

指定区分   重要文化財

指定年月日 昭和42年6月15日

所在地    屋島寺(高松市屋島東町1808) 「たかまっぷ」で地図を表示する

解説
 屋島寺の梵鐘(ぼんしょう)は、総高102センチ、口径64センチ、厚さ6センチ、青銅の鋳物で「鋳繰(いぐ)り」の手法で鋳造している。撞座(つきざ)の位置は高く、またその方向は竜頭(りゅうず)の方向と直角で、古い様式である。  乳(ちち)は4段4列、池の間の銘は陽鋳されている。それによると、沙門(しゃもん)蓮阿弥陀仏が、衆生(しゅじょう)を救うために、鎌倉時代の承久(じょうきゅう)元年(1219)京都に上り、六条町で十方檀那に勧進して、4年後の貞応(じょうおう)2年(1223)に鋳造した。鋳師は散位土師(さんいはじ)宗友とある。また、鋳造から300年後の室町時代の大永(たいえい)4年(1524)に讃岐国金倉寺(こんぞうじ)再興のため、法灯院住持勢義(せいぎ)を諸檀施主(せしゅ)として衆生済度のために、一時金倉寺へ移したことが陰刻の追銘によってわかる。しかし、70年後の文禄(ぶんろく)年間(1592〜96)に両寺で爭が起こり、当寺にかえされたと伝えられている。本県では、国分寺の銅鐘についで古く有名である。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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