高松藩飛竜丸船明細切絵図

有形民俗文化財

指定区分   県指定有形民俗文化財

指定年月日 昭和52年7月26日

所在地    香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5−5)

解説
 飛竜丸(ひりゅうまる)は、初代高松藩主松平頼重在世の寛文9年(1669)に、藩主の御座船(ござぶね)として造られ、のちに、新造された御座船にも同じ名称が使用された。飛竜丸については、「御船□□役心得方覚書」に「2人掛り48挺立(大櫓)、水夫90人、凡(およそ)石目1092石3斗」と記されている。
 この絵図は、宝暦5年(1755)と寛政4年(1792)、船大工用の図面をもとに、美しく着色した豪華なもので、屋形(やかた)を中心として各細部の様子がよく描かれている。また、帆走する飛竜丸の姿を描いた絵図は、御座船の航行する模様をよく示した数少ない資料として貴重なものである。そして、水押(みずおし)は美しく飾り、藩主の御座の間がある屋形は、二層で6室、幔幕(まんまく)を左右に張り、船も金泥で描いている。屋形の内部を示す2点の図面は全国唯一。御座の間は、床に違い棚、障子や屏風にも豪華な絵が描かれている。
〜 高松市歴史民俗協会・高松市文化財保護協会1992年『高松の文化財』より抜粋 〜 

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