牟礼・庵治の石工用具

有形民俗文化財

指定区分   重要有形民俗文化財

指定年月日 平成8年12月20日

所在地    石の民俗資料館(高松市牟礼町牟礼1810) 「たかまっぷ」で地図を表示する

解説
 高松市にある五剣山の西麓からは、硬く肌理の細かな花崗岩(庵治石)を産出する。
 昭和55年(1980)頃、石材業の機械化により石工用具が急速に失われていくことを危惧した石材業の青年たちが、用具を後世に残そうと収集整理を始めた。収集された用具類は、採石から加工まで全工程に関連する791点。丁場用具288点、加工用具263点、運搬用具92点、鍛冶用具108点、生活用具40点からなる。主な物として、石を割り出すためのノミやヤ、ツチ、ゲンノウ、テコ類、石を彫って形をつくる加工用の多彩なノミ、表面を整えるグンデラ、ビシャン、タタキなどのハヅチ類、又、重い石を運ぶためのネコグルマ、シュラ、ロクロ、すり減った鉄の用具の仕立て直しの鍛冶に使ったフイゴなどがある。石工用具はとりわけ磨耗が激しく、完全な状態で集めるのは困難とされてきたが、当地域で採掘される庵治石は極めて硬質で、採石・加工の工程に合わせて多様な用具を使い分けたことなどから、豊富な資料収集が可能となった。明治中期、そして昭和初期から昭和20年代(1945〜1954)のものが意図的に収集され、機械化以前の熟練した石工の技を物語る貴重な資料となっている。
 〜 牟礼町2005年『牟礼町誌』より抜粋 〜

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